屋外用の防犯カメラについて

屋外用防犯カメラ

屋外用の防犯カメラは赤外線LED搭載のカメラが多く、暗所でも白黒映像の撮影が可能です。
レコーダー(録画機)と組み合わせることで昼間と夜間の映像を録画できるようになるため、外部の防犯を整える為には必須なカメラと言えます。

目次
  1. 防犯カメラの屋外用について
  2. おすすめの用途を見る
  3. 屋外用の防犯カメラのおすすめの選び方
    1. 設置台数で選ぶ
    2. 機能・スペックで選ぶ
    3. 接続方法で選ぶ
    4. 形状で選ぶ
    5. 保存方法で選ぶ
  4. 設置場所別のおすすめの屋外防犯カメラ
  5. 屋外用防犯カメラの主な機能
    1. 広角対応・望遠対応のレンズ
    2. 夜間暗視機能
    3. ノイズデジタル処理
    4. 逆光補正機能
  6. 屋外用の防犯カメラ、設置時の注意点
    1. 防水設計とIP等級
    2. 配線や接続部の防水加工
    3. プライバシーや肖像権の問題
  7. 屋外の防犯カメラの活用事例
  8. 屋外用カメラの人気ランキング
  9. 屋外用防犯カメラのおすすめ商品はこちら

防犯カメラの屋外用について

屋外用カメラ屋内用カメラと違い、外への設置を目的とした防犯カメラです。

屋外用カメラの一番の特徴は、専用ボックス(ハウジングケース)などは設けずに、カメラをそのまま屋外に設置が出来ることです。そのため、カメラ本体に雨や風への耐久性があり台風時などでも撮影が可能です。

そして屋外用カメラには大きく分けて「広角対応」と「望遠対応」の2種類があります。

捉えたい被写体、設置環境に応じてそれぞれのカメラを設置することがポイントです。

おすすめの用途を見る

防犯目的なら長期録画や夜間撮影にも対応した防犯カメラ

防犯目的での防犯カメラを運用する場合は、録画や夜間撮影に対応した防犯カメラがおすすめです。
連続録画・動体検知録画・夜間録画など、録画機能が充実している製品は、様々な防犯の用途に合わせて使えます。
さらに、近年では夜間でもカラー撮影が可能なものや、AI搭載で人や車を自動で認識してくれるものなども登場しており、効果的に防犯ができます。

ペットや子供を見守りたいなら見守りカメラや無線カメラ

ペットや子供の様子を確認したい場合には「見守りカメラ」や「無線カメラ」がおすすめです。
これらは付属のモニターやスマートフォンで接続することで、リアルタイム映像を確認できます。
自宅で留守番している子供やペットを見守りたいときに便利ですが、SDカードやアプリへの録画がメインで、長期的な録画ができないため注意が必要です。

屋外用の防犯カメラのおすすめの選び方

屋外用の防犯カメラを選ぶときにはこれらの選び方が主流です。

  1. 設置台数で選ぶ
  2. 機能・スペックで選ぶ
  3. 接続方法で選ぶ
  4. 形状で選ぶ
  5. 保存方法で選ぶ

設置台数で選ぶ

防犯カメラを設置する際には、防犯カメラが撮影できる範囲を想定しながら、設置場所や設置台数を決める必要があります。
また、撮影した映像を録画する機器(レコーダー)に接続できる防犯カメラの台数についても考慮が必要です。
アルコムで取り扱っているレコーダーの場合、カメラ1~4台、1~8台、1~16台、1~32台を接続可能な4タイプがあります。
一般家庭や小さい店舗の場合は、おおよそカメラ4台+1~4台接続のレコーダーである事がほとんどです。

機能・スペックで選ぶ

防犯カメラには様々な機能が搭載されていますが、機能が多いほどコストも増えてきます。
どんな機能を重視するかは設置する場所によるため、まずは一般的なカメラの機能を把握しておくのも重要です。
機能に関しては下部で説明させていただきます。 機能説明はこちら▼

接続方法で選ぶ

防犯カメラは同軸ケーブルという太い配線で接続する「同軸タイプ」、LANケーブルで接続する「IPカメラタイプ」、wi-fiでネットワーク接続する「wi-fiタイプ」、無線で受信送信を行う「ワイヤレスタイプ」など多数ございます。
同軸タイプやIPカメラタイプの場合は安定した撮影と映像受信が可能ですが、その分配線が必要で設置コストが上がります。
また、wi-fiや無線式の場合はコストは抑えられますが、環境次第で使用が難しい場合があります。
特に、屋外と屋内が壁で大きく隔たれている場合には、映像が一切映らない可能性もあります。
wi-fiタイプやワイヤレスタイプのカメラを選ぶ際には注意が必要です。

形状で選ぶ

ドーム型防犯カメラ・ドーム型監視カメラ

ドーム型カメラとは一般的なイメージの防犯カメラの形状と違い、丸いカプセルの形をした防犯カメラです。主に天井に設置するもので、直接的な水に濡れる場所には対応していない、防滴タイプが多いです。

ドームタイプの防犯カメラは基本的に屋内での使用がメインとなっています。特徴として広い範囲を映し出すことができる特徴があります。

また、一般的な防犯カメラと違いドーム型カメラは威圧感が少ないため外観などを壊しにくいことからビルやマンションなどに設置してあることが多いです。

バレット型赤外線暗視カメラ

バレット型カメラとはよくある一般的な形の防犯カメラです。壁面や天井はもちろん、電柱などにも設置してあることがあります。

バレット型の赤外線暗視カメラは主に屋外での使用がメインです。

バレットカメラの特徴としてハウジングとブラケットが一体型になっていることから様々な場所に設置できることや雨など濡れても大丈夫な防水タイプのものが多いと言うことです。

また、ドーム型カメラに比べ赤外線暗視機能の付いている暗視タイプになっています。夜間撮影と屋外設置が可能なことから街頭から自宅用、店舗用など様々なシーンで活躍できます。

さらに、バレット型防犯カメラは形状から威圧感を与えるため、設置しているだけでも防犯効果が高まります。

保存方法で選ぶ

防犯カメラの映像を録画する場合、レコーダーに録画・SDカードやmicroSDカードに録画・アプリやクラウドに録画というパターンがあります。
これらに関してもレコーダーはコストがかかりますが、安定した動作と長期間の保存が可能です。
SDカードの場合は手軽さとコスト面は安心できますが、短期間保存しかできません。
クラウド録画等の場合は、ネットワークの状況に依存したり定期的なコスト(月額)がかかったりする場合がございます。
特に、屋外の映像を防犯カメラで撮影する場合は長期的な保存が必要になりますので、なるべくレコーダーでの保存を推奨しています。

設置場所別のおすすめの屋外防犯カメラ

屋外用防犯カメラの主な機能

屋外用防犯カメラの広角対応と望遠対応について

広角対応の屋外用カメラ

広角対応の屋外用カメラ

主に2.8~12mmのレンズを搭載しているカメラです。

この数値が小さければ小さいほどより広い範囲を撮影することができます。遠くにいる被写体は小さく映ってしまいますが、より横幅広く撮影ができるため、様々な設置環境に対応できるカメラです。

建物の出入り口や駐車場など近くを横幅広く撮影した場合や敷地などを広範囲に撮影を行う必要がある場合は、広角対応の屋外用カメラを選定します。

屋外に設置されているカメラの多くは広角タイプが使用されています。

望遠対応の屋外用カメラ

望遠対応の屋外用カメラ

主に6~50mmのレンズを搭載しているカメラです。

この数値が大きければ大きいほどより望遠が可能です。最大で15m~20m先の被写体を捉えることができますが広角対応のカメラとは逆に、撮影範囲の横幅は狭くなり、遠くをピンポイントで撮影するイメージです。

建物から駐車場が離れていたり被写体が遠くにある場合は望遠対応の屋外用カメラを推奨します。

夜間暗視機能

夜間はカメラの感度を上げることで自動的に白黒画像で撮影することが可能です。

この夜間暗視機能は電灯などの光を元に撮影を行うので真っ暗闇の場合だと映像も黒くなります。赤外線機能もついていれば光が一切なくとも赤外線を照射し撮影が可能です。

これによって一般的な防犯カメラでは撮影が不可能だった暗い場所でも撮影が可能になりました。

※カラー・オート・白黒と設定することができますので多少暗くてもカラー撮影を選ぶこともできます。

ノイズデジタル処理

映像信号に混在するノイズを各フレームごとの差分からノイズを検出し除去デジタル処理によって低減させたりすることが可能です。

逆光補正機能

逆光や照り返し・西日などの影響を受ける場所を、同時に映像におさめようとすると、白く飛んだり黒く潰れたりすることがあります。

屋外ではそうなることも多々ある為この機能は必須と言ってもいいでしょう。

アルコムの防犯カメラには逆光補正機能がついているため写し出された映像を調整し、被写体が黒くつぶれないようにし、見やすくする機能がついています。

見たいところを設定することにより、その部分を鮮明に映像として写し出します。

屋外用の防犯カメラ、設置時の注意点

屋外へカメラを設置する際、たとえば施設や住宅だと屋外の敷地を囲むように設置したり、駐車場などの出入り口に設置したりするでしょう。
また、広場や商店街などの屋外に防犯カメラを設置する場合は、全体が写りこむ場所や多くの人などに注意をして設置をすると思います。
その際に、とくに気をつけなくてはならないのは下記の3点です。

  1. 防水設計であるか。また防水設計であってもIP等級がいくつか
  2. 配線・接続部の防水加工
  3. プライバシーや肖像権の問題

防水設計であるか。また防水設計であってもIP等級がいくつか

防犯カメラは電気機器です。その為、内部に水が入れば壊れてしまいます。
そこで、防水や防塵の基準となるのが機器の耐性を定めたIP規格(IP等級)です。
IP★☆と表記をし、★で人体及び固形物に対する保護等級、☆で水の浸水に対する保護等級を示しどちらも数値が大きいほど耐性が強く性能が高いということになります。防水である☆の部分は以下の表記と耐性度になります。

IP★0 無保護 IP★1 垂直に滴下する水に対して保護されている
IP★2 15度以内で傾斜しても垂直に滴下する水に対して保護されている IP★3 散水(60度以内の傾斜)に対しても保護されている
IP★4 水の飛沫に対して保護されている IP★5 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
IP★6 あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない IP★7 水に沈めても影響がないように保護されている
IP★8 潜水状態での使用に対して保護されている

アルコムではIP★6相当の物を取り揃えております。

配線や接続部の防水加工

配線や接続部の防水加工

アルコムの取り扱う屋外用カメラは防水性でございますので、屋外への設置には問題ございませんが、コネクター等は耐水加工されてません。特にコネクターは金属でできているため、何も対策をしていない状態では錆が発生したり、直射日光によって長持ちしない可能性がございます。

防犯カメラ設置DIYにてご紹介しておりますPF菅やジョイントボックスを使用しカメラ以外の部分の防水準備もしっかり行いましょう。

また、アルコムと提携している設置業者が設置工事をする場合は防水対策をしっかり行った工事を行います。

不安点や疑問点がございましたらご相談ください。

プライバシーや肖像権の問題。

プライバシーや肖像権の問題

防犯カメラは今では手ごろな価格のものも多くなり様々な選択肢がございます。

防犯・犯罪抑止・安全・安心が得られる防犯カメラですが、自分の持つ敷地内ならどこにでも設置できるというわけではありません。防犯カメラの映像は個人情報や肖像権の問題に該当します。その為、ご近所問題が起こる場合がないとは言い切れません。

具体的な対策としては、

・他人の住宅内部が映らないように角度を調整する

・防犯カメラが設置されていることをステッカーなどで周知する

などを意識し、設置の際はくれぐれも注意しましょう。

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屋外の防犯カメラの活用事例

マネジメントへの活用

防犯カメラをマーケティングやマネジメントとして活用した例として、遠隔地から従業員を指導したり本社で一括管理や、駐車場などの様子を撮影することで導線の確認などを行えます。

安心・安全のための対策事例

防犯カメラで安全管理も行えます。事故の抑止力UPしつつ記録を検証に使ったり、高齢者の見守りに使ったり、災害時の情報配信として使ったりもできます。

防犯・犯罪抑止の実現事例

不法侵入・車上荒しなどの被害を防犯カメラで防ぐ、不法投棄を監視してマナー・ルールを徹底する、いたずらを防ぐ、出入りを監視しつつ来客確認を行うなどが可能です。

屋外用カメラの人気ランキング

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