モニターについての豆知識

モニターについての豆知識

液晶モニターについて

液晶モニターの液晶とは液状の分子で電気的な刺激を与えることによって光の通し方が変わる物質です。これを応用した表示装置のことを液晶モニター(液晶ディスプレイ)と言います。昨今、技術の進歩によって液晶パネルは普及し、進化しています。テレビなどでは大型の液晶も主流になっていますが、まだまだ小型の液晶も多く使用されています。
他、よく聞く単語についてなど、ぜひこちらを参考にしてみてください。

解像度について

商品仕様表

モニターの商品仕様表に書いてあります表示可能解像度の解像度について説明します。
解像度とは画面上にあるドット数(点)の事をいい、1ドットの幅を1ピクセル(px)という単位で表します。同じ画面サイズでもこの解像度(ドット数)が増えると一画面に表示できる情報量は増え、きれいな映像が見られます。

640×480px:VGA IBM社が開発し同社のパソコンPS/2に組み込んだグラフィックシステム。16色の表示が可能です。防犯カメラでは今でもVGA端子は使用されている場合もあります。
800×600px:SVGA 中古パソコンのサイズでよくあります。最近はほぼ見かけません。VGAを縦横に1.25倍に拡大したものであるためこのように呼ばれます。
1024×768px:XGA 1024×768ピクセルの解像度でパソコンのディスプレイ画面で標準的に使われていました。
1280×720px:HD テレビなどの映像の画質・解像度の水準を表す用語の一つで、旧来のアナログテレビよりも有意に高い解像度を持ちます。
1280×1024px:SXGA 画面や画像、動画などの表示・構成画素数の通称の一つです。XGAを拡大したものであるためこのように呼ばれます。17インチPC向けディスプレイ装置が普及した際にその画面サイズとして広ままりました。
1920×1080px:FHD フルHDとは、高解像度のデジタルテレビ放送(HDTV)のうち、走査線1080本以上の方式のことをさします。現在はこれが主流になっています。
3840×2160px:4K フルハイビジョンの4倍の画素数。髪の毛の1本1本までわかる細かい画素数ですがカメラも同じように4K用のカメラでないと画像は荒いまま表示されてしまいます。

※他にも多くございますが主流の物を記載しております。

液晶のサイズについて

液晶サイズ

液晶モニターの画面サイズの単位はインチと言います。インチは長方形の対角線を差し、1インチはおよそ2.54センチメートルです。また、モニターにはスクエア型とワイド型があります。

モニターまでの距離が

・視点から40㎝程度:15.6~24インチ

・視点から50㎝程度:19~27インチ

・視点から60㎝程度:24インチ~

をオススメしています。

15インチ スクエア型:304mm × 228mm
ワイド型:なし
アルコムでも取り扱っている型の一つでスクエア型のみです。机などの距離が近い場所に設置の場合はこのサイズから20インチほどのサイズが見やすいサイズです。
19インチ スクエア型:386mm × 290mm
ワイド型:420mm × 236mm
15インチ同様に机や近くの壁に設置する際にオススメしているサイズです。
22インチ スクエア型:447mm × 335mm
ワイド型:486mm × 274mm
少々大きめのサイズで机では場所をとりますが、壁にかけて設置し監視カメラの映像を流す距離だとおおよそ見えやすいサイズです。
24インチ スクエア型:488mm × 366mm
ワイド型:530mm × 299mm
さらに大きめのサイズです。16個の監視カメラの映像を同時に移す場合などに、大きいと一つの映像も大きくなるため店舗の監視などでオススメです。

※他にも多くございますが一部を記載しております。

経年劣化・損傷について

液晶モニターにも寿命があります。使用状況にもよりますが10年程度が寿命で、長く使用し続けると劣化し始めます。また、液晶モニタは表面に保護ガラスがなくパネル強度が低いため、落としてしまったり、物をぶつけるとパネル割れなどの損傷をし、画面に以下のような異常が現れる場合もあります。
映像に問題があった際に、原因がカメラなのかモニターなのかレコーダーなのか見極めるポイントとしてご覧ください。

黄ばみ 黄ばみ
バックライトの消耗や日焼けなどの原因により、液晶モニタが全体的に黄ばんで見えるようになります。故障ではありませんが寿命の為買い替えをオススメしています。
赤面化 赤面化
液晶の不具合、バックライトの消耗が原因で液晶が全体的や一部が赤らんで見えるようになります。蛍光灯で端が黒くなるのと同じようにライトの一部が切れてしまった場合などになる現象のため、買い替えをオススメしています。
色のむら 色のむら
液晶パネルまたは表示情報を送るケーブルが故障しているかのどちらかが原因が考えられます。ケーブルを抜き差ししてみても色むらが解消されない場合は、モニターの劣化や寿命が考えられます。
バックライトの消耗 バックライトの消耗
画面の映像が全体的に暗くなっている状態の時はバックライトの消耗が原因と考えられます。故障ではありませんが消耗していると赤面化と同じくライトの一部が切れている状態のため、買い替え時です。
ちらつき、画像のブレ ちらつき、画像のブレ
稼動部分の結線やその他の接触不良が原因で画面を動かした際に画面がちらつきます。まずは端子の接続がしっかりされているか抜き差ししてみてください。それでも治らない場合、配線が切れかかっている場合や内部の劣化の可能性があります。
ドット抜け ドット抜け
物理的な衝撃などにより部分的に映らなくなる事をドット抜けといいます。ドット抜けは運送などや初期の状態からイメージ画像ほどではないですが黒い点がある場合があります。
画面割れ 画面割れ
モニターを落としたりして液晶自体にひびが入り液漏れなどを起こしている状態です。
バックライトの故障 バックライトの故障
バックライトは液晶モニターの中で最も寿命の短い部分で故障すると全体的にノイズがかかっていたり、ほとんど見えなくなってしまいます。
断線 断線
液晶につながっている線のいずれかが切れたり接触不良を起こすと全く映らなくなることがあります。
線の入り 線の入り
振動であったり落としたり物理的な力をかけたりすると線が入る事があります。最近は強い静電気の場合でも線が入ります。