IPネットワーク 自社ビルの各フロアに防犯カメラを設置したい
お客様からの問い合わせ内容
自社ビルの各フロアに勤怠管理のための防犯カメラを設置したいというご要望でした。通常の同軸配線の場合、ケーブルの距離の制限があり延長ケーブルを使用しても接続が難しい場合がある為、ネットワーク環境があればLANケーブルやPoEハブ(中継機)を使用することで簡単に配線ができるIPネットワークシステムをご紹介いたしました。今回はビル内に設置する為、屋内用防滴型ドームカメラとケーブル中継のためのPoEハブを選定しております。
起こっていた問題
問題点1:ビルの各フロアに設置する際は同軸配線が難しい
同軸ケーブルには距離の制限があり、延長ケーブルを使用しても接続ができない場合があるため、同軸配線が難しい。
問題点2:自社ビル全体の監視・管理
5階建て各フロアに防犯カメラを設置し業務管理・勤怠管理を行いたい。
これらのお客様からの情報を元に、アルコムが提案した防犯セキュリティ導入策
(1).屋内用ドームカメラで威圧感を減らす
オフィスなどの室内に設置したいとのことだった為、屋内用の丸いフォルムが特徴的な防犯カメラを設置し、人の出入りが多い場所でも監視されているという威圧感を与えないようにしました。
こちらは防滴型カメラの為、軒下にも設置することが可能で、広い範囲を撮影出来るIPネットワークカメラです。
商品:RD-CI242S 220万画素屋外防滴型IPドームネットワークカメラ×5台
(2).各フロアに新規PoEハブを設置
大型の建物へ設置する為、各フロアに中継機であるPoEハブを設置し、PoEハブからそれぞれのカメラへ電源とネットワークが介されるようにしました。これによってLANケーブルでも長距離の配線が可能になり、設置・接続した全ての防犯カメラの映像を監視することができます。
既存のPoEハブを使用せず新規のPoEハブを導入
(3).LANケーブルを使用して2階のルーターに録画機を接続し設置
IPネットワークカメラ対応のレコーダーにLANケーブルを接続・ルーターを使用する事で、同じネットワーク内であればビルのどの階でもPCでのリアルタイム監視が可能です。また、16台用のレコーダーを選定することで今後の防犯カメラの増設にも対応できます。
商品:RD-RN5016 4K対応 4000GB HDD内蔵 16ch IPネットワークレコーダー×1台
ルーターは既存のものを使用
設置の結果
各フロアへの設置になるので、既存のネットワークを使用し、IPネットワークカメラとIPカメラ対応レコーダーを設置する方法をご提案いたしました。IPネットワークシステムでは既存のネットワークを使用することで、どのフロアでもPCでの遠隔監視が可能となります。今回ご紹介したIP防犯カメラは、LANケーブルで接続することでレコーダーやPoEハブから給電ができるPoE機能が搭載されており、配線を簡素化することが可能です。また、新規PoEハブを導入し、レコーダーを16台用にしておくことで、今後カメラを増設する場合にも対応できるようにしています。
お客様の声
とりあえず全フロア監視ができればいいと簡単に考えていたのですが、今後の増設に関しての提案を聞いたとき、確かに必要だと思い採用しました。取り付けたカメラはもちろん役にたっていますが、増設についても現在検討中です。次もお願いしたいと思います。