ライブカメラを導入する水族館が増えている

ライブカメラを導入する水族館が増えている

新しい娯楽が増え続けているせいで、既存の娯楽施設の人気が低迷しています。しかし既存の娯楽施設の魅力が失われたわけではありません。特定の娯楽サービスに触れる機会が少ない人は、きっかけがないからという理由が最も多いと言われています。古いタイプの娯楽施設だったとしても、魅力を伝える事に成功すれば人気を再燃させる事が可能です。

パソコンで海の生物をライブ映像で鑑賞出来る

近年になって入客数が落ち込んでいる娯楽施設は水族館も含まれています。水族館は日常生活の中では見る事の出来ない海洋生物を見る事が出来る場所です。人類は陸上で過ごす時間が長いため、海に棲息している生物を見る機会は稀だと言えます。しかし海洋生物の魅力を知らない人にとっては、時間をかけて水族館へ通う理由が乏しいのも事実です。その問題点を解消するために水族館は、ライブカメラを導入するようになりました。ライブカメラを観賞用の動物に向けて設置する事で、リアルタイムの映像をパソコンやスマートフォン経由でも見られるようになるのです。閲覧用の端末は現代人の多くが所有しているため、水族館のリアルタイムの映像を見るために初期投資が必要になる事はありません。ライブカメラの映像視聴は無料で行う事が出来ます。ライブカメラのリアルタイムの映像を見る事が出来るようになれば、今まで興味を持たなかった人が見込み顧客になる可能性が生じるのです。水族館の経営者がライブカメラの存在に注目しているのは当然だと言えます。

その他にも、近年ではペットショップにもライブカメラを店内に設置し、公開している店舗が増えてきました。

水族館の営業時間外も海の生物を見られる

水族館のライブカメラが導入されるのは、見込み顧客の増加を狙っているからです。利益を上昇させるためには当然だと言えます。しかし水族館によく来場する人にとっても、ライブカメラの映像は有り難いものなのです。それは生物のライフスタイルが関係しています。一般的な水族館は朝に開館して夕方から夜の間に閉館します。限られた時間しか動物の観賞を楽しめないせいで、夜から早朝にかけての海洋生物の動きを見る事が出来ないのです。人間と同じ様に海洋生物の活動は、時間の経過によって変化します。時刻を察知して同じライフサイクルを繰り返している動物は珍しくありません。つまり水族館で生活している海洋生物の事を余す事なく知るためには、閉館している時間帯の動物の鑑賞が不可欠だという事です。インターネットが普及していなかった頃は、水族館の運営時間外に動物を鑑賞する事は不可能でした。しかし現代ではライブカメラを通して、営業時間外の海洋生物の様子を見られるようになったのです。ライブカメラは24時間の鑑賞が行える設定になっているので、今まで見る事の出来なかった珍しい光景を目撃出来るチャンスがあります。重度の水族館のファンにとって、ライブカメラの存在が有り難いのは言うまでもありません。

これらライブ映像を配信できるネットワークカメラはPanasonic製品が人気ですが、小規模であれば3万円程度で導入できるみまもりカメラもオススメです。

こちらは機器によって一度に閲覧できる人数などに制限がありますが、難しい設定もいらず簡単に導入することができます。

ライブカメラの映像を利用して広告収入を得られる

水族館のライブカメラは顧客のために設置するというのが基本方針です。しかし実は見込み顧客が増加しなくても、ライブカメラの映像は収益源として機能します。それは動画とアフィリエイトサービスを連動させる事が可能だからです。動画の再生に応じて広告表示する設定にしておけば、顧客が水族館に訪れなくてもお金を受け取れます。なぜならアフィリエイトサービスを提供している相手が、広告のクリックや利用を確認した時点で報酬を支払うからです。近年になって動画コンテンツの数が急速に伸びていますが、撮影対象が動物の動画は特に人気だと言われています。つまり水族館のリアルタイムの映像がインターネット上で人気になれば、大金を得られるコンテンツとして機能する事もあり得るのです。運営している水族館に人気の海洋生物が登場するか否かは運に左右されます。しかし見込み顧客の増加を狙いながら大きな収益源を期待出来るのは事実です。その事も影響して水族館のライブカメラの導入数は伸びていると言われています。

撮影対象にライブカメラが壊される可能性を、水族館の経営者は恐れています。しかしライブカメラは撮影対象から少し離れた場所に設置するため、衝撃を受けて壊されるリスクは低いと言われています。仮にライブカメラを設置するスペースが足りなくて、撮影対象と同じ水槽内に設置するとしても、昨今の製品は強度も考慮されているので安心です。

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