当て逃げには防犯カメラが重要証拠に

当て逃げには防犯カメラが重要証拠に!

車に関する被害の中でも、当て逃げはかなり厄介な問題です。 イタズラや車上荒らしのように故意的なものだけではなく、気づかずに起きているケースもあるからです。不特定多数の相手が対象となるため、起きたときにはしっかりとした証拠が必要になるでしょう。走行中の当て逃げや接触もありますが、自分が知らない内に起きる内容を対象に話をしたいと思います。
知らない内に起きるものとしては「相手が走行中に、駐車している車に当てている」というものだったり、マンションや月極駐車場であれば「隣の人がドアを開けるときにぶつけている」という事もあります。まずは、これら当て逃げとはどういうものかご説明した上で、その対策を紹介したいと思います。

当て逃げの特徴

当て逃げの特徴としては以下があります。

①相手は気づいているが、故意に逃げたケースがある

②当たった事に相手も気づいていないケースがある

③たまたま通った人も良く通る人も関係なく起こす可能性がある

④物理的な証拠や明らかな損害が残るとは限らない

⑤証拠が無ければ警察は動けない

まず①と②ですが、当て逃げの場合は必ず相手がいます。当て逃げの場合は相手が故意に行っていない場合がありますので、判断が難しくなります。もし犯人が見つかったとしても、相手が「気づかなかった、知らなかった」と言えばその真意は分からなくなります。

③に関してはそのままの意味となりますが、初めてそこを通った人でも毎日通る人でも起こす可能性があります。犯人の目星を立てられないという事ですね。

④については、イタズラや車上荒らしと違って程度によっては物的証拠が残らない場合があります。タイヤがパンクしたり、金品が無くなったりすれば明らかに被害が見えますが、当て逃げの場合は「へこんでいる気がする」「前はこんなキズなかった気がする」という風に曖昧になる場合があります。

そして最後に⑤ですが、これは④とも関わり、明らかな変化が無かったり、証拠が無い場合は警察は動けません。他の被害でも同じですが、警察は証拠が無ければ具体的に動くことができないのです。

当て逃げの対策とは

当て逃げのあとに起こす行動としては、まずは情報を集めることです。自分の車の塗装剥げなどのキズ、相手の車の破損パーツ、車以外の破損物など、いろんな情報があります。

物理的な情報だけでなく、周辺に何か聞いたり見た人がいないかを確認することも重要です。そして何と言っても近くの防犯カメラ映像が無いかを確認すること。これらを行うことで物理的にも視覚的にも証拠を探すわけです。しかし、そう都合よく決定的な証拠が見つかったり、目撃者がいることはそうありません。小さな証拠から犯人を探し出す事はきわめて難しいでしょう。

そこで、役に立つのが防犯カメラです。人の変わりに24時間見張ってくれる防犯カメラは、一番の証拠となります。ぶつかった時間帯やその後の相手の行動、または相手の車種やナンバーなど、すべての重要な情報を網羅できます。

ナンバープレートの番号が分かり、ぶつかった瞬間の映像があれば、警察が動いてくれます。すぐに警察を呼び、状況を伝えましょう。ナンバープレートの番号がわらない時でも、警察は呼んで下さい。ぶつけた相手が後日、自ら出頭してくることもあります。車種や時間帯、地域から結びつけ、発覚することがあるでしょう。犯人が分かった後のやりとりでも、カメラの映像は重要となります。 相手が気づいていなくても、相手が虚言を吐いても、真実を明らかにすることができます。

上記は比較的大きな被害に分類できますが、忘れてはいけないのが「ドアを開けたときの接触」です。経験がある方も多いと思いますが、車体の助手席側に小さなキズがついている事があります。そういうキズはたいてい、隣の車がドアを開けたときに当ててつくキズです。集合駐車場では良くある事で、犯人は隣を借りている人…という例が最も多かったりします。管理会社や隣の人に言っても解決せずにうやむやになってしまう事もあるでしょう。自分の車の中にカメラを置いたりする対策もありますが、エンジンを切って使える車内カメラ自体が高価でありこの為だけに個人で行うのは難しい事もあります。

また、駐車後に車の横にカラーコーンを置くという方法もありますが、こちらも手間がかかる上に隣との付き合い上で 別の問題が発生するかもしれません。

こういう時は管理会社にカメラ設置を提案してみましょう。ある意味抑止にもなる上、揉めたときの一番の解決材料になります。カメラ設置は管理会社にもメリットがあるので、検討してもらえると思います。

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