ゲームセンターに防犯カメラは必要?導入のメリットと選び方

ゲームセンターは子どもから大人まで幅広い層が集まり長時間にわたり遊戯を楽しむ場所です。
その分、店内でのトラブルや不正行為が起きやすく、防犯対策の強化が求められています。
その中でも防犯カメラの設置は 「犯罪の抑止」「証拠映像の確保」「スタッフ・来店客の安心感向上」 といった多くのメリットがあり、いまや多くのゲームセンターで導入が進んでいます。
しかし、ただ設置すればよいというわけではありません。ゲームセンター特有の課題や客層を踏まえたうえで、最適なカメラの選定と適切な設置場所の判断が重要です。
ここではまず、ゲームセンターで起こりやすい具体的なトラブル事例から見ていきましょう。
- ゲームセンターで起こりやすいトラブルとは
- ゲームセンターの防犯対策
- 防犯カメラがゲームセンターにもたらす効果
- 不正・犯罪の抑止と映像証拠の確保
- トラブル対応の迅速化・クレーム防止
- 安心して遊べる空間の提供(店舗の信頼性向上)
- ゲームセンター向け防犯カメラのよくある質問
- まとめ|ゲームセンターに最適な防犯カメラを導入しよう
ゲームセンターで起こりやすいトラブルとは
店舗の大型化に伴い、ゲームセンターもチェーン展開が進められ店舗面積の大型化が目立ってきています。
ゲームセンターといえば、若者が集うイメージですが、高齢化社会の近年では老若男女幅広い年齢層の人が遊べる遊び場となっています。しかしさまざまな人が集う反面、いくつもの面から事件やトラブルが発生しているのも事実です。
名古屋のゲームセンターでは従業員が両替機の現金を回収していたところ、袋ごと現金を奪われました。東京都では高齢の女性が少年に声をかけられ、同グループの別の少年がそのすきにカバンを奪うという盗難事件もありました。
また、度々ニュースになっているのがプリクラ機で撮影を行う女子高生など若い女性を狙った盗撮などの痴漢行為です。こういった事件をうけ、プリクラ機のコーナーでは「男性のみの立ち入りは禁止」という張り紙もしばしば見られます。
また、ゲームセンターはしばしば若者のたまり場になることも多く、裏口や駐車場などで自分より年下の少年らに対してカツアゲやゆすり、グループ間での喧嘩の場所になってしまうということも耳にしたことがあります。
さまざまな人が楽しく遊べる施設である反面、さまざまな問題を抱えがちなゲームセンターがイメージを損なわず明るく楽しい遊び場でありつづけるために、セキュリティ対策をしっかり行いトラブルの起こりにくい施設づくりを目指していただきたいと思います。
ゲームセンターの防犯対策
上記であげたさまざまなトラブル抑止のため、また、もしトラブルが生じてしまったときに防犯カメラが有効です。
弊社では警察関係の方から防犯カメラの映像の確認方法などの問い合わせを多く受けます。
もし店内で置き引きや強盗、誘拐などの事件が起きてしまったとき、まず警察に相談すると防犯カメラがないかを確認します。
最近のテレビのニュースでは、よく防犯カメラの映像が公開されているのを見かけることも多いかと思います。それだけ防犯カメラは操作の大きな手がかりになるのです。
逆に、防犯カメラがなければ操作の手がかりが不足してしまいますので、犯人特定までに何倍も時間を要してしまいます。
防犯カメラが設置されていることで、プライバシー等の観点からイメージを損なわれてしまうのではないかと心配されている店長さんもいらっしゃるかもしれませんが、万が一何か起きてしまった際に防犯カメラによって早期解決がなされれば店舗の損害防止だけでなく、必ずお客様のためになります。
「お客様を守る」という観点からも、設置をご検討頂ければと思います。
次に、具体的な設置場所と効果についてです。
まずはゲームセンター内のゲーム機の列の間や狙われやすい両替機の近くに分かりやすく設置することで抑止力効果が期待できます。
痴漢行為が懸念されるプリクラ機ではコーナー全体を捉えることで機会の周りで不審な動きをする人がいれば確認することができます。
また店舗入口に設置しておくことで店内に入る全ての人を撮影しておくことが出来ますので、もっとも効果的です。
また、バックヤードなど従業員が行き来するところにモニターを設置しておくことで常時映像の確認ができますので店舗内で不審な動きをする人があればすぐに確認してその場で対策をとることもできます。
お客様の目に入る所に、大きめのモニターを設置しておくことも防犯対策のアピールとなりますので効果的です。
防犯カメラがゲームセンターにもたらす効果
防犯カメラは、ゲームセンターにおいて単なる「監視」ツールではありません。
不正やトラブルの抑止だけでなく、来店者の安心感やスタッフの対応力向上にもつながる重要なマネジメントツールです。
具体的にどのような効果が得られるのかを3つの視点から解説します。
不正・犯罪の抑止と映像証拠の確保
ゲームセンターでは下記のような不正行為が起きたから防犯カメラを設置したい、という相談がありました。
- クレーンゲームの不正操作(磁石、工具など)
- 両替機や精算機のイタズラ・破損
- 景品の盗難、他人のプレイ妨害
これらの不正や犯罪行為は、防犯カメラの存在そのものが抑止力になります。
「監視されている」という意識が、違法・迷惑行為を未然に防ぐ心理的効果を生み出します。
また、万が一事件・事故が発生した場合もカメラの映像を活用することで
「犯行の状況を正確に把握できる」
「警察への証拠提出が可能」
「被害状況や加害者特定が迅速に行える」
といった問題解決のスピードと正確性が大幅に向上します。
トラブル対応の迅速化・クレーム防止
ゲームセンターでは来店者とスタッフ間のトラブルや機械トラブルなどによる金銭的なクレームも発生します。
「両替したのにお金が出てこなかった」
「ガチャガチャで景品が出てこなかったのにスタッフに対応してもらえなかった」
「スタッフの対応が悪かった」
など、対応の遅れや誤解がさらなるクレームを招くケースもあります。
防犯カメラが設置されていれば、トラブル発生時の状況をすぐに映像で確認することができ以下のような効果が期待できます。
客観的な証拠により正確な対応が可能
「言った・言わない」の水掛け論を回避
その場で映像確認できるため、納得感のある対応がしやすい
これにより、クレーム件数の削減や対応時間の短縮、ひいてはスタッフの精神的な負担軽減にもつながります。
安心して遊べる空間の提供(店舗の信頼性向上)
防犯カメラの設置は、来店客にとっても大きな安心材料となります。
とくに以下のような顧客層にとっては重要なポイントです。
・子ども連れの保護者
・夜間に来店する女性や若年層
・外国人観光客など地域に不慣れな来店者
カメラの設置が「安全管理をきちんとしているお店」という印象を与え、店舗全体の信頼性や清潔感を高める効果もあります。
また、カメラ映像を活用した店舗管理(混雑状況の把握、スタッフの応対チェックなど)により、サービス品質の向上にもつながり、リピーター獲得にも好影響を与えます。
ゲームセンター向け防犯カメラのよくある質問(Q&A)
クレーンゲームや景品コーナーの不正行為は防犯カメラで防げると思いますか?
完全にゼロにすることは難しいですが、防犯カメラの「存在」が抑止力として非常に効果的です。また、不正行為が発覚した際に、映像があることで即座に状況確認や警察への証拠提出も可能となり、再発防止にもつながります。
ゲームセンターに防犯カメラを設置する上で、何か問題はありますか?
基本的に、防犯目的でのカメラ設置は問題ありません。ただし、設置する場所によっては「プライバシーの侵害」にならないよう配慮が必要です。トイレや更衣室はもちろん、撮影範囲が狭くなるように調整したり、録音機能の使用時には従業員や来店者への告知を行うなど、個人情報保護法に則った対応が求められます。
映像はどのくらい保存しておけば良いですか?
一般的には7日〜30日間の保存が推奨されています。トラブルや問い合わせが数日後に発生するケースもあるため、最低でも1週間以上の保存期間を確保できる録画機器を選ぶ事を推奨しています。
ゲームセンター内は基本的に暗い場所も多いです。暗い場所でも映るカメラはありますか?
あります。赤外線LED搭載の暗視対応カメラや、低照度下でもカラー撮影が可能な高感度カメラがおすすめです。照明が抑えられている空間でも、はっきりと人物の顔や動きを確認できるため、暗闇でのトラブル対策に有効です。
子どもが多い店舗ですが犯罪対策の防犯カメラは必要ですか?
はい。必要です。未成年の来店が多い店舗では、保護者の目線も意識した設置と運用が大切です。撮影範囲を必要最低限に絞る、掲示でカメラの存在を周知するなど、安心して利用してもらえる環境づくりが信頼性にもつながります。
防犯カメラの設置や設定は自分たちでできますか?
小規模な設置であれば可能ですが、正確な設置位置の判断・録画設定・電源確保などが難しい場合は、専門業者に依頼するのが安心です。店舗のレイアウトやトラブル傾向に応じて、最適なプランを提案してもらえるケースも多いため、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ|ゲームセンターに最適な防犯カメラを導入しよう
ゲームセンターは子どもから大人まで幅広い層が訪れる娯楽施設である一方、トラブルや不正行為のリスクも高い環境です。クレーンゲームの不正操作や金銭トラブル、夜間の迷惑行為、さらにはスタッフとお客様間でのクレームなど、現場ではさまざまな課題が発生しています。
そうした状況の中、防犯カメラの導入は単なる監視だけでなく、「安心・安全な店舗運営」「トラブルの可視化と早期対応」「顧客満足度の向上」といった、多くのメリットをもたらします。また、カメラの存在自体が抑止力となり、不正やクレームの発生を未然に防ぐこともできます。
お客様にとって「安心して遊べる空間」をつくることは、店舗の信頼性やリピーター獲得にも直結します。
防犯対策は、コストではなく「店舗価値を守るための投資」と捉えることが重要です。
防犯カメラの導入に関してお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
アルコムがお客様に最適なご提案で、安心と信頼の店舗づくりをサポートいたします。
オススメの機器
しっかり顔の確認が出来るコストパフォーマンスの高いAHD220万画素カメラ
ゲームセンターにおすすめなのがAHD220万画素カメラです。
カメラか4~5mの範囲であれば顔や人の特徴をしっかり捉えることが出来ます。
入口や駐車場に筒形のカメラを設置することで威嚇効果を発揮し、「撮影されている」とバいう意識を持たせることが出来ます。
屋内であれば丸いドーム型カメラであれば目立ちにくいため、お客様に不快感を与えにくいです。赤外線LEDが搭載されている為、夜間電気が点かない店舗でも、24時間監視が可能です。夜間の盗難や駐車場付近のトラブルも撮影できます。
AHD対応 HDD内蔵4chデジタルレコーダー
AHDカメラに対応した録画機です。
あわせてアナログカメラも同時に接続することができますので今設置されているカメラをそのまま生かし、必要なところだけ130万画素カメラを設置するなど組み合わせて使用頂くことも出来ます。記録した映像はUSBフラッシュメモリや外付けHDDにバックアップを取ることができます。インターネットに接続することで離れた場所からスマートフォンやPCで遠隔監視も行えます。関連の防犯カメラコラム
