マンションの出入り口はモニターでしっかり監視
マンションの出入り口は不特定多数の人が出入りする要注意箇所
マンションの玄関は住人だけではなく、宅配便や訪問者など様々な人々が訪れる場所でもあります。最近のマンションではオートロックが標準装備されてきているところも増えてきたために不審者がなかなか入り込めないようになってきています。しかし、その油断を犯罪者たちは攻め込んでくるようになってきました。オートロックでもっとも多いのが、住人が玄関を開けた後にそのまま一緒に入り込むというテールゲートといわれる侵入方法です。住人も後から入ってくる人が不審者なのか住人なのかを確かめることはほとんどありません。変に確かめたことによってトラブルになることのほうが面倒だからです。
そのため現在でもオートロックのマンションで後から一緒に入ってくる人を警戒することはほとんどないのが実情です。しかしこのままではマンションの安全安心は守れないため、最近では犯罪者を警戒する意味でマンションの玄関にモニターを設置するところが増えてきています。
あなたの後ろにいる人をしっかり映す
マンションの住人にとって後ろから一緒に入ってくる人が住人なのか、不審者なのかを見極めることはなかなか難しいのが実情です。隣の住人の顔さえよくわからない状況ではそれは致し方ないものです。また住人を不審者扱いしてご近所トラブルなどに発展するのを警戒する気持ちもあるので余計に後から一緒に入ってくる人に注意を向けるが難しいのです。そこで最近ではマンションの玄関にモニターを設置して、玄関での人の出入りを見えるようにするところが増えてきています。モニターにはマンションの人の出入りが容易にわかるように映されているので、後ろを振り向かなくても人の出入りがすぐにわかるようになっています。
犯罪者がもっとも嫌がるのは気づかれることです。犯罪者はなるべく目立たず、気づかれないようにしたいという心理が働いているので、モニターに映されるのは特に嫌がります。普通の住人であれば、モニターに映されたところで特に気にすることはないのですが、犯罪者はそうではありません。このようにモニターを導入するだけでかなりの防犯対策になるのです。
マンションの安全は住民全員で取り組む
不特定多数の人が出入りする場所にモニターを設置することで不審者の出入りを抑止する防犯効果があるのは理解されましたでしょうか。犯罪者の心理を知ることは防犯対策の基本であります。マンションという大勢の住人が住むような場所では、全員が顔見知りになることはできません。また最近ではご近所付き合いという言葉もあまり耳にすることも少なくってきましたのでなおさら隣の住人が誰なのかもわからなくなってきています。このような状況では犯罪者の侵入を許してしまいやすくなります。
マンションにモニターを設置することで、不審者は断固侵入させないという意思表示を住人全員がすることにもつながります。マンションの住人一人一人が安全安心に関心を持つということこそが防犯対策の基本になります。マンションへのモニター設置を機会にさらなる防犯対策にも取り組んでいくきっかけにもなっていくとなお良いですね。
マンションという様々な住人が住み、不特定多数の人が出入りするという、まさに犯罪者に狙われやすい場所でのモニター設置の効果は理解していただけましたでしょうか。モニター設置を機会に住人一人一人が防犯対策に真剣に取り組むきっかけになることでマンションの安全安心が高まっていきます。犯罪が増加傾向にある現代社会では住人一人一人の防犯意識の向上こそが最大の防犯対策なのかもしれませんね。
