図書館の蔵書の持ち出し防止や管理チェックをIPカメラで実施
お客様からの問い合わせ内容
「蔵書を元の棚に戻さない人や貸し出しの手続きをせずに持ち出そうとする人がいます、現状張り紙などはして気づいてくれるように対策をしていますが、どんな方がしているのかをもう少し確認できれば今後の対策がしやすい(小学生ならばひらがなで注意を表記するなど)、ので防犯カメラを設置したいと思っています。ご確認とご提案のほどよろしくお願いいたします。」というご相談がございました。
起こっていた問題
問題点1:本の戻す位置がバラバラ、手続きなしの本の持ち出し
受付カウンターから見える位置はある程度問題ないが、受付から死角になる場所ほど雑に本を扱われる確率が高い。注意の張り出しなどの位置が悪いかもしれないので、利用者の視線位置やどういう人が利用しているかわかると良い。
問題点2:児童書コーナーで本の取り合いが起きるときがある
こども同士での本の取り合いで絵本が破けてしまった時があった。別の時には泣き声が聞こえてくるまで気づけない時もあった。そのため、受付から見えるようにしておきたい。
問題点3:2階の学習室フロアでゴミを置いたままや飲食禁止を守らない人がいる
学生や資格獲得のために勉強しに来ている方以外にも、下で座って読めない本を2階で読む方や涼みに来てる方がいます。利用は自由ですが、ルールを守れない方がいるため、確認用に設置しておきたい。
これらのお客様からの情報を元に、アルコムが提案した防犯セキュリティ導入策
(1).カウンターからの死角部分をカメラの映像でカバーするために
図書館内の奥の部分や二階などをカウンターから確認をすぐ行えるよう、モニターをカウンターから見える上の部分に取り付けを提案しました。カメラは現在一般的に流通している220万画素タイプをご提案いたししました。220万画素タイプのカメラでも十分に本の表紙や人の動きは確認が可能です。
商品:RD-CI282SV 220万画素屋外防滴型電動レンズIPドームネットワークカメラ
(2).児童書コーナーのみ威圧感のないカメラを
児童書コーナーは小学生やそれ以下の子と保護者の方がいる事が多いため、(1)の提案カメラよりサイズが小さめのカメラをご提案いたしました。
商品:RD-CI242S 220万画素屋外防滴型IPドームネットワークカメラ
設置の結果
事前の提案を行った後の現地調査で設置工事の内容などをすり合わせた際に、重要な書籍や破けそうな本を置いている裏の書庫内にも1点カメラを追加する流れになりました。合計8台のカメラを設置の大きな工事となりましたが、お客様のご協力のおかげもありスムーズな施工を行えました。
お客様の声
ありがとうございました。カウンターに映像を見れるモニターを設置したこともあり、当初の予定通り状況確認がしやすくなりました。それから、映像をもとに注意書きを一定の人が通りやすい場所に用意したため、今後効果があればいいなと思います。今回はご協力ありがとうございました。