耐衝撃防犯カメラの性能、IK10って何?

ドームカメラを金槌で叩く画像

耐衝撃にも保護等級があるのは知っていましたか?保護等級として最もよく知られているのが、防水防塵性の目安となるIP(Ingress Protection)等級ですが、それらと同様に衝撃に対する強さの度合いを等級で表すものがIKコードです。IKコードは主に屋外に機器を設置する際に重要視されます。
このページでは、当社製品の防犯カメラにも関係する耐衝撃性能のIK等級について説明します。

目次
  1. IK保護等級とは?
  2. 耐衝撃等級
  3. 関連した豆知識
    1. 耐衝撃・IK等級対応の防犯カメラとは
    2. 耐衝撃防犯カメラのサンプル映像
    3. 耐衝撃対応カメラの一例

IK保護等級とは?


IK保護等級を説明する画像

IKはImpact Kineticの略称で厳しい耐久チェックを受けて認められるものです。記載の仕方は「IK06」というように「IK」と「00~10の値」で表示されます。
IK00は保護されていない状態です。逆に最も衝撃に強いIK10は、5kgのものを40cmの高さから落として耐えられるレベルで、そのエネルギー量は20ジュール。
5kgのダンベルを成人の膝の高さほどから落とした際の衝撃にも耐えるほどの高い耐衝撃性となります。
IKコードが付与されている筐体は、屋外向けの筐体にはIKコードは必須のものと言っても過言ではないでしょう。

耐衝撃等級の一覧

IK等級 衝撃に対する保護
IK00

エネルギー:無保護

特に保護されていない。無保護の状態。
IK01

エネルギー:0.15J

7.5cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える
IK02

エネルギー:0.20J

10cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える
IK03

エネルギー:0.35J

17.5cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える
IK04

エネルギー:0.50J

25cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える
IK05

エネルギー:0.70J

35cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える
IK06

エネルギー:1.00J

20cmの高さから落ちる500gの衝撃に耐える
IK07

エネルギー:2.00J

40cmの高さから落ちる500gの衝撃に耐える
IK08

エネルギー:5.00J

29.5cmの高さから落ちる1.7kgの衝撃に耐える
IK09

エネルギー:10.00J

20cmの高さから落ちる5kgの衝撃に耐える
IK10

エネルギー:20.00J

40cmの高さから落ちる5kgの衝撃に耐える

保護等級IKに関連した豆知識

耐衝撃・IK等級対応の防犯カメラとは

耐衝撃の防犯カメラは一般的にドーム型の形状をしており、外部からの衝撃に強いという特徴を持っています。
なぜIK保護等級が必要なのかというと、例えば敷地内に侵入者があった場合、防犯カメラは証拠映像を撮影しているため侵入者の手によって破壊される可能性があります。
耐衝撃ドームカメラであれば、破壊されるリスクを軽減することができます。

耐衝撃防犯カメラのサンプル映像

耐衝撃

耐衝撃対応カメラの一例

耐衝撃アイコン

IK10に対応した耐衝撃性のある防犯カメラには、左記載の耐衝撃アイコンが記載されています。


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