耐衝撃防犯カメラの性能、IK10って何?
耐衝撃にも保護等級があるのは知っていましたか?保護等級として最もよく知られているのが、防水防塵性の目安となるIP(Ingress Protection)等級ですが、それらと同様に衝撃に対する強さの度合いを等級で表すものがIKコードです。IKコードは主に屋外に機器を設置する際に重要視されます。
このページでは、当社製品の防犯カメラにも関係する耐衝撃性能のIK等級について説明します。
IK保護等級とは?
IKはImpact Kineticの略称で厳しい耐久チェックを受けて認められるものです。記載の仕方は「IK06」というように「IK」と「00~10の値」で表示されます。
IK00は保護されていない状態です。逆に最も衝撃に強いIK10は、5kgのものを40cmの高さから落として耐えられるレベルで、そのエネルギー量は20ジュール。
5kgのダンベルを成人の膝の高さほどから落とした際の衝撃にも耐えるほどの高い耐衝撃性となります。
IKコードが付与されている筐体は、屋外向けの筐体にはIKコードは必須のものと言っても過言ではないでしょう。
耐衝撃等級の一覧
IK等級 | 衝撃に対する保護 |
---|---|
IK00 | エネルギー:無保護 特に保護されていない。無保護の状態。 |
IK01 | エネルギー:0.15J 7.5cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える |
IK02 | エネルギー:0.20J 10cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える |
IK03 | エネルギー:0.35J 17.5cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える |
IK04 | エネルギー:0.50J 25cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える |
IK05 | エネルギー:0.70J 35cmの高さから落ちる200gの衝撃に耐える |
IK06 | エネルギー:1.00J 20cmの高さから落ちる500gの衝撃に耐える |
IK07 | エネルギー:2.00J 40cmの高さから落ちる500gの衝撃に耐える |
IK08 | エネルギー:5.00J 29.5cmの高さから落ちる1.7kgの衝撃に耐える |
IK09 | エネルギー:10.00J 20cmの高さから落ちる5kgの衝撃に耐える |
IK10 | エネルギー:20.00J 40cmの高さから落ちる5kgの衝撃に耐える |
保護等級IKに関連した豆知識
耐衝撃・IK等級対応の防犯カメラとは
耐衝撃の防犯カメラは一般的にドーム型の形状をしており、外部からの衝撃に強いという特徴を持っています。
なぜIK保護等級が必要なのかというと、例えば敷地内に侵入者があった場合、防犯カメラは証拠映像を撮影しているため侵入者の手によって破壊される可能性があります。
耐衝撃ドームカメラであれば、破壊されるリスクを軽減することができます。
耐衝撃防犯カメラのサンプル映像
耐衝撃対応カメラの一例
IK10に対応した耐衝撃性のある防犯カメラには、左記載の耐衝撃アイコンが記載されています。