野生動物撮影に最適!トレイルカメラの選び方とおすすめ機種【初心者OK】

トレイルカメラ(自動撮影カメラ)は、野生動物の撮影や防犯・監視に広く使われている乾電池式の屋外カメラです。人や動物の動きを感知すると、自動で写真や動画を記録できるのが特徴です。
主な用途は、野生動物の観察・被害対策、畑や果樹園での盗難防止、山間部や私有地での不法投棄監視など多岐にわたります。電源が取りづらい場所でも簡単に設置できるため、専門家から一般の方まで幅広く利用されています。
この記事では、トレイルカメラの仕組み・選び方・おすすめ機種を初心者にもわかりやすく解説します。
- トレイルカメラとは?基本の仕組みと特徴
- トレイルカメラの仕組み(人感センサー・赤外線など)
- 主な特徴、乾電池式で設置が簡単・写真動画の自動保存
- トレイルカメラの機能特長について
- 電池で動くからコンセント不要
- LED撮影で暗い場所でも撮れる
- 動きだけを録画でバッテリー消費を抑える
- 専用モニター不要で本体だけでモニタリング
- 注意事項
- トレイルカメラのメリットとデメリット
- トレイルカメラのメリット
- トレイルカメラのデメリット
- トレイルカメラに関連するよくあるご質問
- トレイルカメラ製品のご紹介
トレイルカメラとは?基本の仕組みと特徴
トレイルカメラは、電源がない屋外環境でも簡単に設置でき、動物や人の動きを自動で検知して撮影できる自動撮影カメラです。主に野生動物の観察・農作物被害の監視・防犯目的などに利用されており、アウトドアや自然観察が趣味の方から、プロの研究者や農家、防犯対策を行う個人まで、幅広く活用されています。

トレイルカメラは、屋内や屋外のどんな場所・どんな天候でも録画機が要らない単独で使用できるのを想定して設計されています。ベルトやブラケットが付属しているため、難しい工事が不要です。また直置きすることもできるので初心者でも簡単に使えるカメラです。山や森の管理や畑に侵入する野生動物の観察、一軒家などの屋内外でも使用できます。人によって様々な使い方ができるカメラとなっております。
トレイルカメラの仕組み(人感センサー・赤外線など)
トレイルカメラは、PIRセンサー(赤外線人感センサー)を内蔵しており温度差(人や動物の体温)と動きを感知すると自動でシャッターを切ります。昼間はカラー撮影、夜間は赤外線LEDによるモノクロ撮影が一般的で、夜でも目立たず撮影できる不可視赤外線タイプも人気です。
※熱を持った車や太陽光で温まった植物などにも反応する事があります。また、センサーはガラス越しでは反応しませんので、その場合はセンサーを使わず常時録画や時間設定録画などをオススメします。
主な特徴、乾電池式で設置が簡単・写真動画の自動保存
乾電池式:多くのトレイルカメラは乾電池または充電池で動作するため、山中や畑など電源の取れない場所でも使用可能です。乾電池8本で数ヶ月稼働するモデルもあり、長期間の監視にも適しています。また、工具不要で簡単に設置できるため、専門知識がなくてもすぐに使い始められる点も魅力です。
写真動画の保存:撮影されたデータはSDカードやmicroSDカードに自動保存されます。カメラによっては静止画だけでなく動画も撮影可能で、日時スタンプ付きで記録されるため、後からの確認や証拠保存にも役立ちます。記録メディアの容量によって保存可能な件数は変わりますが、32GB〜128GB対応のモデルが一般的です。
トレイルカメラの機能特長





トレイルカメラのメリットとデメリット
トレイルカメラのメリット
トレイルカメラの一番のメリットはどこにでもかんたんに設置できる点です。電源や有線ケーブル・ネットワーク環境がなくても、付属のブラケットやベルトを使う事で木の幹や排水パイプなどに設置できます。
またトレイルカメラは自動で撮影するため離れていても録画や撮影が可能です。撮影場所に人がいないことにより、畑や山中だと野生生物などの被害や観察をしたい場合には有効的で、普段撮影できない状況を見ることができます。主に電池で動作することと動作音も小さい機種が多いです。
トレイルカメラのデメリット
トレイルカメラはメリットも多いですが、長所は言い換えると短所も多いということです。
誤動作・検知過多 | トレイルカメラは導体感知の際に撮影・録画をします。カメラを横切る虫や風で動いた草などの動きも検知して撮影してしまうこともあります。誤作動が多すぎる場合はSDカードなどの録画容量を圧迫したり、録画データの確認時間が必要になったりします。 |
---|---|
電池交換や確認の手間 | 電源・電気・ネットワーク環境がいらないトレイルカメラは電池の電力で動きます。イコール、電池交換や内容チェックのために定期的に現地を訪れなければなりません。電池の電力は、気温や動作頻度で変わりますが約1~2ヵ月です。長期間の撮影に挑む場合は、購入する電池の量も意外と多くなるかもしれません。 |
盗難・壊される可能性 | 通常の防犯カメラが頭上の斜め上から撮影する事が多い中、トレイルカメラは撮影範囲が狭いため並行の向きで撮影することが多いです。そのため、目線~腰や足元の付近に設置することが多く、壊したり盗んだりがしやすい位置になります。動物相手の撮影の場合は問題ありませんが、人間相手の記録の場合は通常の防犯カメラを推奨しています。 |
トレイルカメラに関連するよくあるご質問
トレイルカメラの価格はどのくらい?
トレイルカメラは電源工事やレコーダーなどがいらない事から比較的安く、数千円~2万円程度の価格帯が主流です。
どのように設置できますか?
基本的に付属のベルトやブラケットで設置が可能です。ベルトの場合は工具も不要で少し太いポールや木などに巻きつけていくだけで済みます。ブラケットの場合はドライバーや穴あけが必要になります。
バッテリーは付属していますか?
トレイルカメラは電源または乾電池で稼働するのでバッテリーは付属していません。乾電池も付属しておりませんので、別途ご用意ください。
カメラの角度は変えられますか?
ブラケットを使う事で可能ですが、ブラケットの場合は壁などに穴開けが必要になります。ベルト運用の場合は平行でしか設置ができません。
動物以外にもセンサーが反応しますか?
はい、トレイルカメラのセンサーは「熱を持っていて動きがあるもの」に反応します。ただし「熱を持っていて動きがあるもの」でも、爬虫類や両生類などは外気との温度差が少ないため、センサーは反応しないことが多いです。
SDカードを入れているのに記録されていません。
1.SDカードを認識していない場合がありますので抜き差ししてください。
2.SDカードがロックされていれば解除します。SDカードにロックがかかっていると、画像が記録できません。SDカード側面のスイッチをスライドし、ロックを解除してください。
3.SDカードをフォーマットします。
※フォーマットを行うとSDカードのデータが全て削除されます。必ず事前にデータのバックアップを行ってください。
上記1~3を行っても改善されない場合は、別のSDカードをお試しください。
どのくらいの距離まで動きを感知できますか?
機器にもよりますがおおよそ数mのレンズ撮影範囲内であれば感知可能です。詳しくは商品ごとの詳細をご覧ください。
トレイルカメラ製品のご紹介
DVR-Z7 赤外線・人体検知センサー搭載トレイルカメラ
赤外線・人体検知センサー搭載トレイルカメラ。防水のため屋外設置が可能!電池で稼働し、単三電池で待ち受け時間、最長18カ月。赤外線搭載で安心して夜間・暗い場所でも撮影可能です。また、付属品としてmicroSDカードも付属しているため、届いてすぐ使用できます!
※本製品は1年保証です(5年保証対象外です)
¥13,090(税込)
RD-4760 電池式トレイルカメラ
電池をセットして撮影場所に設置するだけ!センサーが動き(熱)を検知すると撮影・録画します!防犯だけでなく定点撮影・観察・ペット撮影などさまざまなシーンでご利用いただけます。電池式だから手間のかかる配線は不要です。取外しもカンタンなので一時的な利用にも向いています。ソーラーパネルにも対応!
※本製品は1年保証です(5年保証対象外です)
※本製品のみ、SDカードは別売りとなります。
¥13,200(税込)
RD-4761 RD-4760専用ソーラーパネル
電池式トレイルカメラRD-4760専用のソーラー充電用パネル。防水の為、外に設置をすることが可能。
※本製品は1年保証です(5年保証対象外です)
※本製品のみ単独では使用できませんのでご注意ください。
¥7,920(税込)
この記事の制作者:アルコム 担当者T
株式会社アルコム:2003年設立の20年以上実績がある防犯カメラ専門店。福岡県内の警察署・交番300ヶ所以上に防犯カメラの設置や美術展示会などへの防犯カメラ提供の実績が多数。
担当のT:防犯カメラ業界に10年在籍しており、販売と提案実績も多数。防犯カメラに関するホワイトペーパーや防犯カメラに関する記事などの制作も多数。