コスト削減だけではなく本当に必要なものを選べているか

管理費を抑えたい、管理会社から提示された見積もりが妥当かどうかわからない、といった相談をよくいただきます。

コストだけを重視してしまうと、せっかく導入を決めたのに、防犯の目的が達成できず管理費を無駄に使ってしまうことにも繋がりかねません。

カメラの入替え・見直しには、以下の観点も必要です。

防犯の目的に合ったものを選ぶ

防犯の目的に合わせて過不足のない商品を選ぶ必要があります。
コスト削減のために機能不足のものを選ぶと、やりたいことが十分にできない可能性があります。
たとえば、ゴミ置き場の利用状況を記録するために設置しているカメラを、画素数の低いカメラに変えてしまうと人が判別できず記録にならない、ということもありえるのです。

使用年数を想定したトータルコストで考える

入れ替え費用だけでなく、一定期間経過する間のトータルコストを考慮する必要があります。
防犯カメラの購入方法にはリースや一括購入がありますが、目的や状況によって購入方法や必要な保証が異なります。
保証期間が何年で、保証が切れた場合の修理費用など、今後数年間の管理費まで想定したトータルコストを考えておきましょう。
カメラは種類が多いですし、現在の設置状況に合わせて、専門知識のある人に相談しながら決めていけるといいですね。

安心して任せられる業者を選べているか

依頼する業者を最終的に選ぶ時のために、何を重視して選ぶか決め手になるポイントを明確にしておきましょう。

検討ポイントとして考慮すべき部分は以下のとおりです。

提案をしてくれるかどうか

目的に対して機能不足にならないように、既存の部品を活かしたコスト削減や、過剰な機能・台数の削減を提案してくれるような、単純に商品を売るだけではない、お客様に必要なことを考えて、提案してくれるかどうかはポイントの１つです。

実績があり、専門家が対応してくれるかどうか

設置件数や導入されている施設などの実績も検討ポイントです。
設置する際にも、いざという時に映像が写らないということがないように屋外であれば配線に防水処理を施すなど専門知識が必要になるので、専門家が対応してくれる信頼できる会社にお願いしたいですね。

納得いくまでわかりやすく説明してくれるかどうか

設置するカメラの機能や保証を含めたコストの詳細、それぞれを選んだ理由までわかりやすく説明してくれるかどうかも重要です。
なぜこの商品や保証プランにするべきか、納得行くまで説明してもらえると、理事会でも検討がしやすくなるでしょう。

万一のトラブル・故障時の
サポートが十分か

カメラの設置後、故障や不具合等何かトラブルが起きた時のサポートが充実しているかどうかも、検討ポイントの１つです。

防犯カメラのほかにも、記録用のレコーダー、配線など、機械なのでどうしても不具合が起きることがあります。

使い方が分からなかったり、故障や故障やトラブルが起きた時に相談できる窓口があるかどうか、修理完了までにどれくらいかかるのかも確認できるといいですね。

メールだけでなく電話窓口があるとすぐに相談できるので安心です。

機器を取り外してメーカーに郵送する場合、修理完了までに時間がかかるため、防犯できていない期間が長くなってしまうこともあるのです。