誰でも簡単にわかる!初心者の為の防犯カメラ講座

失敗しない防犯カメラ選びの7つのポイント

初心者マーク初めて防犯カメラを購入する方へ

一概に防犯カメラと言っても、その目的や機能は多岐にわたります。そのため、どういう視点で選べばいいのかわからない方も多いかと思います。こちらでは、初めて防犯カメラを購入する方に「失敗しない防犯カメラの選び方」を7つのポイントに分けて解説していきます。

防犯カメラのシステム導入で必要なものはこちら ▼

防犯カメラ・監視カメラ選びのポイント

ポイント1:屋外用・屋内用の特長を知る

屋外に設置する 屋外設置

雨などに直接濡れても大丈夫なカメラを選ぶ必要があります。「屋外防雨」タイプで、天井面に設置するのか、壁面に設置するのかなど、設置場所をふまえてお選びください。

屋内に設置する 屋内設置

屋内、屋外どちらのタイプも設置できます。目立たないドーム型やボックス型など種類も多いので、被写体までの距離や暗闇での撮影有無などから合った カメラを選択してください。

軒下などに設置する 雨のかからな場所に設置

雨などに直接触れない軒下などについては「屋外防滴」タイプがおすすめです。直接雨が吹き込んでくる可能性がある場所には「屋外防雨」タイプのカメラをお選びください。

ポイント2:対象までの撮影距離から選びたい

夜間の監視には暗視カメラや赤外線照射器を搭載した防犯カメラが使用されますが、通常の防犯カメラの撮影範囲を照らすようにセンサーライトを設置するケースもございます。赤外線センサーの反応距離と撮影範囲の兼ね合いもございますが、防犯カメラの撮影範囲が5m前後であれば効果的な組み合わせです。

被写体までの撮影距離1 被写体までの撮影距離2

【通常】屋内カメラ

屋内カメラ。カメラをクリックすると詳細ページへ RD-CA241V RD-CA214 RD-CA217 RD-CA281SW

【通常】屋外防滴カメラ

被写体までの撮影距離2 防滴カメラ。カメラをクリックすると詳細ページへ RD-CV315A RD-CA282SW

【通常】屋外防雨カメラ

被写体までの撮影距離2 防雨カメラ。クリックすると詳細ページへ RDV313A RD-CA283SW

ポイント3:高画質でも鮮明に撮りたい

防犯カメラの画質・防犯カメラの画素数について

カメラの画素数
大型テレビでも映像がキレイ!

一般的な防犯カメラの画質(52万画素)では30インチ以上の大型テレビでは、映像の劣化が目立ちましたが、130万画素になったことにより、ストレスのない映像で監視できるようになり、220万画素では更に鮮明な映像でご覧になれます。

※赤い枠の部分を拡大してみると、画素数による違いが明確に!

ポイント4:広角または望遠で撮りたい

レンズについて

レンズには焦点距離(f=6mm などと記載されています)というものがあり、この長短で視野角が変動します。一般的な防犯カメラの焦点距離はおよそ4~6mmで、それ以下になれば広角に、それ以上であれば望遠になっていきます。

ズームレンズに似た可変焦点距離のレンズで、バリフォーカルレンズは、1本でもっとも使用頻度の高い画角をカバーする変倍レンズです。焦点距離を変えることで撮影範囲の調整ができるため、カメラを移動させたり、レンズを交換する必要がありません。

広角レンズ

広角レンズ(2.8~12mm)

mm(ミリ数)が小さいほど広い範囲が撮影できますが、対象物は小さくなります。

設置場所例:店舗内や屋外駐車場などの監視

望遠レンズ

望遠レンズ(50mm)

mm(ミリ数)が大きくなるほど対象物が大きく撮影できますが、映る範囲は狭くなります。

設置場所例:レジ周辺や屋内駐車場ゲートなどの監視

デジタルカメラ撮影

ポイント5:夜間でも鮮明に撮りたい(夜間監視について)

今ではほとんどの防犯カメラが赤外線(人間の目では認識できない光)を利用する事で夜間でも白黒映像として撮影する事が出来ます。さらに、最新モデルの防犯カメラであれば夜間でもわずかな明かりを利用して撮影(高感度暗視撮影)をする事で夜間カラー撮影が可能です。屋外・屋内問わず使用できるので、暗いところでも色彩まで確認したい駐車場や倉庫等におすすめです。

高感度暗視タイプ 高感度暗視タイプ

カメラの感度を高め、わずかな明かりでもカラー撮影が可能な高感度暗視型です。もし完全な暗所の場合でも防犯カメラ本体に補助ライトが付いているので安心して撮影できます。

おすすめの夜間カラー防犯カメラはこちら
赤外線暗視タイプ 赤外線暗視タイプ

防犯カメラ前面から照射される人間の目では認識できない赤外線LEDの光で暗所をスポット的に撮影します。屋外・屋内問わず完全な暗所(消灯された建物内など)でも撮影は可能です。赤外線光を肉眼で見る事は出来ませんが、赤外線照射部は、真正面から見ると肉眼で赤い点に見えます。

ライトのように発光しているわけではない為、ちょっと角度が変わると赤い点は見え難くなり、ライトのように目立つものではありません。

おすすめの赤外線暗視型防犯カメラはこちら
暗視

旧式のカメラの場合、月明かりなどを光源として暗所の撮影を行う事ができ、その光の届く範囲では広く撮影できます。撮影に光源が必要なため、完全な暗所(消灯された建物内など)ではまったく撮影ができませんでした。

ポイント6:明るさについて

カメラのスペック表に「最低照度」、「被写体最低照度」といった数値が出ています。これは「~Lux」と記載され、撮影にどれだけの光量が必要かを表しています。例えば、人間の目は1.0Luxほどの光量があれば見えると言われていますが、どの程度のLuxがどの程度の光量を表すのかは次の通りです。

照度イメージ
100,000Lux 真夏の晴天時
10,000Lux 晴天時
5,000Lux 曇りの日の屋外
1,000Lux デパート内
500Lux 事務所や会議室
100Lux ホテルのロビー
50Lux 屋内非常階段
10Lux 地下駐車場
1Lux 夜の街灯周辺
0.3Lux 月明かり

ポイント7:東日本地区でのご利用に際しての注意点

東日本地区での注意点
日本では西日本と東日本で電気の周波数が異なるため、東日本でインバーター内蔵の照明器具をご利用でない場合は、防犯カメラの映像にちらつきが出てしまいます。これを抑止するのがフリッカレス機能です。東日本でのご利用の際は、フリッカレス機能搭載の防犯カメラをお選び下さい。

防犯カメラのシステム導入で必要なもの

パターン1:撮影するだけ。防犯カメラの録画は必要ない場合

警備員が見ている場合や、店舗のレジ前・マンションのエレベーターなどでリアルタイム映像を撮影だけ行い、録画が必要ない場合はこちらになります。
※AHDカメラの場合、アナログモードに切り替える必要があります。 映像のみの録画が必要ない場合
防犯カメラ モニター
専用ケーブル ACアダプター

パターン2:防犯カメラの映像を録画したい場合

1ケーブルタイプの場合

電源重畳
防犯カメラ モニター
電源ユニット レコーダー
同軸ケーブル 電源アダプター

2ケーブルタイプの場合

電源別送
防犯カメラ モニター
レコーダー 同軸ケーブル
電源アダプター

パターン3:インターネットで映像を見る場合

インターネットで映像を閲覧したい場合
防犯カメラ パソコン
レコーダー 同軸ケーブル
電源アダプター ルーター