防犯カメラで駐車場のイタズラを防ぐ
駐車場でのイタズラは、とてもよくある被害です。近所の子供が軽い気持ちでする事もあれば、個人を狙った悪質なケースもあります。キズを付けられたり、タイヤの空気を抜かれたり、悪質な被害も受ける事も。ヘタしたら損額も数十万から数百万なんて事もあるでしょう。こういった被害を防ぐ為に予め防犯カメラを付けておくのは、今の時代あたりまえなのかもしれません。このページでは駐車場のイタズラ被害に関してご紹介いたします。
イタズラ被害の傾向
カメラを設置しておくと、事前に抑止する効果と被害にあった時の証拠確保、攻撃と防御を同時にできます。特に抑止の効果は大きく、積極的にカメラ設置を進めている神奈川県のある地域だと、3年間で被害件数が約26%以上減少したそうです。我々もお客様からの相談や経過を聞く事が多くありますが、やはり設置後に被害が無くなった、少なくなったという声を多く頂きます。
また、イタズラを実際に受けている場合、大事なのは証拠を抑える事です。近所に住んでいる人、もしくは顔見知りがイタズラしているケースが多くある為、証拠を押さえて直接言う事で解決する事も多くあります。もし、警察に相談するのであってもやはり証拠が必要です。だれがやっているのかわからない状況だと、警察は動けないのです。「周辺の見回りを強化する」という返答しかこないでしょう。 逆に、警察から防犯カメラ設置を促される事も多く、お客様からもそういった経緯を良く聞きます。
カメラの映像が決定的な証拠になる事も多く、現在は警察の捜査にも欠かせない存在になりました。すべてのケースが警察が動くような大きな事件というわけではありませんが、犯人が誰であれ、証拠を取っておくことが、解決の大きな要因になるのは間違いありません。
防犯カメラの増加に伴い、防犯カメラが関わる事件数は数倍に膨れたと言います。世の中が注目し、重要な施設や地域では必須というレベルまで成長してきた事が、防犯カメラの効果を証明していると言えるでしょう。
実際の導入事例
ここで、実際の設置事例をご紹介します。
月極駐車場の管理会社様からのご依頼案件です。5台の駐車場で、入り口にゲート等はありません。入り口以外は2m程度のブロック塀で覆われています。借りているお客様より、車にイタズラされると相談があったそうです。
何度か被害を受けているそうで、車内にイタズラ防止アラームを置いたり、自身で見張ったりされたそうですが、犯人がいつイタズラしているかも分からない状態です。小さなキズを付けるレベルだったのがだんだんエスカレートし、ついにはサイドミラーを破損されてしまい、ほとほと困った末に相談したとのことでした。
そこで、カメラは全体を監視するものと入り口を監視するもの、2台を設置しました。入り口のカメラには入ってきた時に顔や服装などの確認に加え、敷地外から見た時の威嚇効果があります。 監視カメラがあると分かっている駐車場であえてイタズラをする可能性は低いでしょう。もしそれでもイタズラをする場合は、全体を映すカメラでその様子を録画できます。
入り口には準望遠タイプのカメラを設置し、入り口付近を少しズーム状態で監視するよう調整しました。ズーム状態にすることで、入ってくる人物の顔まで確認できる画質となりました。全体を監視するカメラは広角タイプを設置し、広く映せるよう調整しました。広角のカメラを設置する事で全体をカバーする事ができます。
カメラはどちらも223万画素(現在最高クラス)で、赤外線投射機能のあるカメラを選定しております。設置方法としては、各箇所にポールを建て、そこにカメラを設置しました。月極駐車場にはレコーダーを置く場所が無い為、レコーダー収納BOXもポールに設置し、そのなかにレコーダーと確認用の小さいモニターも置いてあります。