牛舎・鶏舎・養豚場へ防犯カメラを
設置して出来ること

牛舎・鶏舎へ防犯カメラを設置して出来ること

防犯カメラを牛舎や鶏舎、養豚場などに設置すると、様々な利点があります。このページでは牛舎や鶏舎などの畜産場で防犯カメラを付けることでのメリットや実際に起きているトラブル、導入事例・活用方法をご紹介します。

牛舎や鶏舎での防犯カメラ設置メリット

盗難や侵入の防止 不審者が侵入した場合、カメラがその動きを捉え、警報を発することができます。これにより、迅速な対応が可能となり、貴重な家畜の安全を確保することができます。また、侵入するのは人だけでない場合もあります。たとえば、野生の肉食動物であるキツネやイタチなどが侵入してニワトリなどを害する場合があります。それらも防犯カメラの動体検知で検知することが可能です。
牛や鶏の健康・繁殖管理 カメラを通じて、牛や鶏たちの行動や食事の様子をリアルタイムで確認することができるので、異常な行動や病気の早期発見が可能となります。また繁殖を管理する場合、牛の様子をカメラ映像で見守り、分娩や産後処理、子牛が初乳を飲んだかなどの確認するため防犯カメラを使うことができます。
労働力の節約 カメラが24時間監視を行っているため、人間が常に牛舎・鶏舎にいる必要がなくなります。これにより、他の重要な作業に時間と労力を割くことができます。

以上のように、防犯カメラを牛舎に設置することで「盗難防止」「健康・繁殖管理」「労働力の節約」といった多くのメリットを享受することができます。

盗難被害の対策ポイント

前述のメリット項目でも記載しましたが、動物を扱う以上はさまざまな病気や盗難、侵入、加害などに対策が必要です。2023年には栃木県や群馬県等において、子牛や豚の窃盗事件が発生しているという知らせが農林水産省から発表されました。その際に、生産者が行う取組として下記のようにポイントを掲載されています。

① 家畜の飼養頭羽数を小まめに確認し、盗難の被害が発生していないか確認する。
② 農場出入口、畜舎、飼料庫、機械倉庫等の窓や出入口は施錠を徹底する。
③ 農場で使用する機材等が盗難に利用されないよう、小まめに整理整頓する。
④ 農場、畜舎周辺にネットや柵等を設置し、侵入しにくい環境を作る。
⑤ 外部の通行人から見える農場敷地内や畜舎周辺に「盗難防止警戒中」「立入禁止」「防犯カメラ作動中」等の看板やのぼり旗等を設置する。
⑥ 防犯カメラ、センサーライト等を設置する。
⑦ 不審者・不審車両を見かけた際や被害が判明した際は、速やかに警察に通報する。
⑧ 防疫の観点から、農場出入口や畜舎周辺等における石灰の散布等の消毒を適切に実施する。

出典:農林水産省「家畜の盗難被害に関する注意喚起等について」

牛舎や鶏舎などでおすすめの防犯カメラ機能

PTZ(パン・チルト・ズーム機能) 全方位の映像を遠隔でモニタリングできる防犯カメラの機能です
夜間カラー監視 暗闇でのカラー撮影が可能な機能です。白黒撮影で良い場合は赤外線照射が可能なカメラも多くあります。
遠隔監視機能 牛舎などの映像を離れた場所から確認できるようにする機能です、インターネット環境が必要です

まとめ

大切に育てた牛や豚に何かあってからでは遅いです。アルコムでは畜産場・牛舎などへの導入実績もございます。現場に合わせた防犯カメラシステムがご提案できますので、まずはお気軽にご相談ください。

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