介護の現場で大活躍! 防犯カメラで高齢者の行方不明を防止せよ

介護のイメージ

介護現場での防犯カメラの意義

介護の現場で防犯カメラと疑問に思った方も多いのではないでしょうか。防犯カメラは介護施設の防犯の役割だけではなく、実はそれ以上に重要な役割を果たしているのです。それは高齢者、特に認知症の方の徘徊問題です。徘徊問題は徘徊している高齢者が施設の外に出て施設に帰れずに途方に暮れてしまうような場合だけでなく 事件事故に巻き込まれてしまったりする危険性もある重大な問題なのです。介護施設では慢性的な人手不足もあり、入所している高齢者一人一人を見守り続けることができません。

そこで防犯カメラが活躍するのです。防犯カメラによって高齢者が施設から出ていこうとするのを未然に防いだり、また仮に施設の外に出てしまった場合にも 防犯カメラの映像をもとに調べていくことができるので貴重な証拠になります。防犯だけではなく高齢者の安全を守るために利用できるのが防犯カメラなのです。

高齢者の行動を見守る

防犯カメラを設置すると不審者を威嚇する意味では十分効果的ですが、介護現場では 見張られているような気になり、入所している方などは気分を害されてしまうかもしれません。そこで高齢者の行動をまさに影ながら見守るように設置していくことが重要なポイントになります。施設内で事故が起きそうな箇所や、外部との出入り口など危険が予測される箇所に設置することが必要です。設置する際には徘徊検知ができるものであれば、なお効果的になります。人の目では届かない箇所を防犯カメラで見守ることによって、高齢者の安全を何重にも守ることにつながるのです。防犯カメラの目的は安全を守ることです。

まさに介護現場での防犯カメラはこの安全を守るために設置していることになります。行方不明の高齢者を一人でも減らすためにも、防犯カメラを効果的に利用していきましょう。

防犯カメラで高齢者の行方不明を防ぐ

防犯カメラが介護現場で高齢者の徘徊を防ぐのに効果的なことはご理解いただけましたでしょうか。防犯カメラを徘徊防止のために利用するために徘徊検知システムを搭載したものを出てきています。その一つは高齢者の徘徊を事前に検知してチャイムなどで知らせる送信機と連動したものがあります。防犯カメラの映像を常時見ている必要はなく、徘徊行動があったときにのみ行動ができるのでとても効率的です。徘徊による行方不明を防ぐためにも、要所要所でセンサーを設けて検知できる仕組み作りが必要です。防犯カメラと人の目の二段構えで見守っていくことが重要になります。

これから増々高齢者の数は増えていきます。介護もますます必要になってきます。それに比例して徘徊により行方不明になる高齢者も増えていくことでしょう。介護は人手がかかるので高齢者に24時間付き添っていることもなかなか難しいのが現実です。そのような状況の中で高齢者の行方不明を防ぐ意味でもぜひ防犯カメラを効果的に活用していきましょう。

高齢者の数は年々増加していっています。そして介護が必要な人数も年々増加しています。そのような中で高齢者の徘徊による行方不明は事件事故に巻き込まれる危険性がある重大な問題です。防犯カメラは犯罪から守る役割だけでなく、高齢者の安全も守ることができます。防犯カメラを活用して、一人でも多くの高齢者を見守っていきましょう。

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