ホームヘルパーの監視にカメラを導入

ホームヘルパーの監視にカメラを導入

障害を抱えている人や高齢者は、独りで満足に生活を送れない事があります。身動きさえままならないのであれば、誰かのお世話になるしかありません。その時に最も一般的なのは家族が献身的に支える方針です。しかし身体が不自由な人に付きっきりでは、サポートをしている家族は他の事を行えなくなってしまいます。だから高齢化社会が到来している影響も受けて、ホームヘルパーのサービスが成長しているのです。

ホームヘルパーのリスク

お金を支払う代わりに、利用者の身の回りのお世話をするのがホームヘルパーの役割です。ホームヘルパーのサービスは充実した内容なので、顧客満足度も高いと評価されています。しかし一部のスタッフはサービスの提供の手抜きや、金銭的価値のある物品に手を付けるケースがあるのです。人間の性格は千差万別であり、悪人を完全に排除する事は困難です。ホームヘルパーのサービスを提供している業者は、面接を行う事によって人材を厳選していますが完璧ではありません。ホームヘルパーに頼らざるを得ない時は、サービスの内容を吟味して正しく提供されている事を確認する必要があります。サービスを提供している間の行動に不安があれば、信頼の置ける相手だと判断出来るまで監視するのも効果的です。家に他人を招き入れる事が必要である以上、多少の警戒は必要だと言えます。

サービス提供が正しく行われている事を監視する

サービスの利用開始時はホームヘルパーの行動を監視する事が有効だと前述しました。それは間違いではありません。しかしホームヘルパーの中にはユーザーや家族の信頼を積み重ねてから行動を起こす小賢しいタイプも存在しています。信頼の置ける相手だと判断してからサービスの手抜きや犯罪行為をされたら、たまったものではありません。そこで役立つのが防犯カメラです。ホームヘルパーが来訪している住居に防犯カメラを導入すれば、怪しい行動を防ぐ事が出来ます。ただし住居の全域を防犯カメラで守ろうとすると、導入コストが肥大化してしまいます。それを防ぐには貴重品の管理場所を1箇所にまとめる等の工夫が必要です。例えば2階建ての住居に導入するなら、階段付近に防犯カメラを設置するのが効果的です。2階の立ち入りを禁止すれば、ホームヘルパーが貴重品の盗難を行い難くなります。そしてサービスの提供が正しく行われている事を監視するなら、トイレや身体の洗浄を行うお風呂場にも設置すべきです。以上の様に目的を選んで防犯カメラを設置すれば、導入コストを抑えながら高い効果を得られます。

盗難発生時には録画データを再生する

住居に防犯カメラを設置するのは、ホームヘルパーのサービスが正しく行われるようにするためです。いわばホームヘルパーの行動を制限する抑止力の様な活躍が期待されています。しかし一部のホームヘルパーは、防犯カメラの存在に無頓着です。防犯カメラの存在に気を回さないホームヘルパーは、抑止力が働かないので好きに行動します。そしてホームヘルパーがユーザーや家族の望まない行動を起こしても、直ぐに察知出来るわけではありません。なぜならユーザーや家族は防犯カメラの映像を常にチェックしていないからです。その問題を解消するには防犯カメラが接続されているシステムの録画再生機能が役立ちます。近年のハードディスク容量は膨大なので、数ヶ月分の映像データを記録しても上書きされる事はありません。よって問題の発覚までに長い時間が経過していたとしても、証拠映像が残っている可能性が高いと言えます。証拠映像さえ残っていれば、ホームヘルパーの業者や警察に対応を任せる事が可能です。

ホームヘルパーの行動に違和感があった時、ユーザーは直ぐに対応をしなければなりません。対応が遅れるほど問題の解決が難しくなっていきます。しかし突発的な問題の対応は、冷静な判断力を求められるのも事実です。冷静な判断力をいつでも発揮出来るようにしたいなら、オリジナルの手順書を作るべきだと言えます。手順書通りに行動する事を念頭に置いておけば、緊急時のトラブルの対応は決して難しくありません。

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