防犯カメラの電源って何?電源種類別の給電方法をご紹介

防犯カメラの電源とは、防犯カメラが動作するために必要な電力を供給する方法や仕組みのことを電源と言います。コンセントから供給するものもあれば、ハブなどの経由をするもの、ソーラーパネルや電池を使ってコンセント以外の媒体から給電する方法などがあります。防犯カメラは常に監視を行うため、安定した電力供給が不可欠です。
- 防犯カメラの電源の種類
- ACアダプター給電
- PoC給電
- PoE給電
- ソーラーパネル
- 乾電池
- 充電バッテリー
- 電源の取り方について
- 屋内での電源の取り方
- 屋外での電源の取り方
- 電源タイプ別防犯カメラ
- 電源・給電についてまとめ
- 関連ページ
防犯カメラの電源の種類
防犯カメラの電源の種類は、コンセントに差し込んで給電する一般的なタイプから、レコーダーやハブから給電できるPoC給電やPoE給電、電源工事が不要なソーラーパネルや乾電池のタイプなど、さまざまな種類があります。
どの給電タイプでもメリット・デメリットが個々にあるので、場面に合わせた防犯カメラ選びが重要になってきます。
ACアダプター給電 | ACアダプター給電は一番主流なタイプで、コンセントから電源を取るタイプになります。屋内はもちろん、防水用コンセントの用意があれば屋外でも設置ができます。 |
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PoC給電 | PoC給電は【同軸ケーブル】と専用機器(電源ハブ)を使って、映像伝送と電力供給が同時にできます。配線の手間を大幅に削減できて、昔から防犯カメラ(アナログカメラ)が設置されている場合は、新たな工事をすることなく電源をとることができます。 |
PoE給電 | PoE給電はPoC給電と似ていますが、使用するケーブルが同軸ケーブルではなく【LANケーブル】でできるタイプになります。NVR・PoEハブを使ってIPネットワークカメラへ給電するタイプで、新しく防犯カメラを設置する場合にはこちらの給電方法を使うことでコンセントの数を増やさなくてよかったり、屋外での電源工事の手間が省ける場合があります。 |
ソーラーパネル | 防犯カメラ自体にソーラーパネルがついていたり、後付けで付ける防犯カメラがあります。しかし、ソーラーパネルでの給電は日照時間の影響を受けるため、梅雨の時期や冬の時期などは運用が難しくなる場合があります。また、設置場所も日がよく当たる場所に設置が必要、落ち葉や埃がかぶったら掃除が必要…など、定期的なメンテナンスが必要で、運用が難しいタイプです。 |
乾電池 | 主にトレイルカメラと呼ばれる最小限の撮影ができるタイプの防犯カメラは、乾電池での運用が可能です。何かが動いたときだけ、山の中で動物確認・畑の侵入者チェックなど工事が難しい場所で使う以外は推奨できません。 |
充電バッテリー | ウェアラブルカメラや見守りカメラなど小型の防犯カメラの中には、充電式バッテリーで運用できる防犯カメラもあります。USB充電やコンセントで充電して、一時的に離れた場所で使うなどの運用では活用できます。 |
電源の取り方について
防犯カメラの電源の取り方は、屋内と屋外で異なります。
とくに屋外では工事が必要な場合が多いので留意しておきましょう。
屋内での電源の取り方
屋内では、部屋・オフィス内のコンセントを使って簡単に給電できます。Wi-Fi接続のカメラなら、コンセントに差し込むだけで利用可能です。ただし、PoCやPoE給電が必要な場合は、ケーブル敷設の工事が必要です。
屋外での電源の取り方
屋外では、電源の確保に特別な工事が必要です。
既存の屋外コンセントが使える場合は、電源ボックスで対策が行えますが適切なコンセントがない場合が多いです。コンセントの増設には専門資格が必要なため、屋内から電源を取る方法が一般的です。
屋内から電源を取ってくる場合は、隙間ケーブルを使って窓やドアの隙間から電源ケーブルを通す方法や、エアコンダクトを利用してエアコンの化粧カバーを外してケーブルを通すこともあります。
これらの方法が難しい場合は、穴あけ工事を行ってケーブルを通すことも可能です。
電源タイプ別防犯カメラ
下記タイプ別のおすすめ防犯カメラ紹介
電源・給電についてまとめ
防犯カメラの電源は、カメラが動作するために必要な電力を供給する方法です。
主な給電方法には、コンセントからの給電、PoC(同軸ケーブル)やPoE(LANケーブル)を使った給電、ソーラーパネル、乾電池、充電バッテリーなどがあります。
各方法にはメリット・デメリットがあり、設置場所や用途に応じた選択が重要です。
屋内ではコンセントを使うことが一般的です。屋外で電源を新しくとる場合には、電源工事に必要な専門資格などがあるため専門業者であるアルコムにご相談ください。