農業の防犯対策、畑を守る最新カメラ技術と盗難防止策
農作物の盗難や不審者対策に悩んでいませんか? 防犯カメラを活用すれば、畑の安全を確保し、作業効率も向上。最新の監視技術で農業の現場を守る方法を紹介します。
日本の農業の現状として人手不足と高齢化が加速しており、日本の自給率の低下を見ても分かるように後継者不足が大きな課題です。日本の農業の技術が継承されず、このままでは食品の供給は海外からの輸入に頼るしかない未来になってきているのが現状です。また、農作物の盗難も大きな問題です。よくニュースで見かけるのは果物の盗難ですがそれらは人力で見張るには限界があります。そんな時に防犯カメラが活躍する場合があります。
- 農業の現状
- 防犯カメラの導入によって得られる効果
- 農作物・農機具の盗難を防ぐための対策
- 防犯カメラ導入のコストと効果の比較
- 導入のコストに関して
- 簡単に設置できる無線カメラがおすすめ
- 畑・農業でオススメの機器
農業の現状
近年では食の安全が注目されており、外国産よりも国産のもの、地産地消の取り組みが進められています。このような需要があるにも関わらず、なぜ農業の後継者が不足しているのでしょうか。問題点としては、不安定な収入面にあります。天候によって農作物の出来は大きく左右されるため豊作の年や凶作の年は予想がつかず、対策をしようにも限界があります。その作業を少人数で休みなく働く労働条件も若者が農業に就きづらい原因と考えられます。
また、農業に必要な広大な土地がある農村では、少子高齢化に伴う過疎化が進んでおり、後継者不足の大きな背景として社会全体の課題となっています。
このような現状から、少人数で広大な土地を管理されている農家の方が多くいらっしゃると考えられます。そのため、定期的に見回りをしていても24時間しっかりと監視することは難しく、野菜や果物などの農作物の窃盗や鳥獣被害でお悩みの農家・果樹園経営者様は多くいらっしゃいます。
農作物は大切な商品。自然災害や異常気象が多発している近年では、凶作になる年も増加しているようです。凶作や不作の年は農作物の窃盗被害が多発する傾向にあります。野菜や果物が高騰し、ただでさえ出荷できる農作物が少ないにも関わらず、窃盗被害に遭ってしまってはダメージも大きく、経営が圧迫され倒産の危機になりかねません。
近年の農作物盗難被害は、組織化・大規模化し、悪質なケースがメディアでも取り上げられています。特に市場で高額に取引される高級品は狙われやすく、数量を多く盗むよりも少量で価格が高いものを狙い、高価格で転売するなど悪質な窃盗事件は増加しています。
また近年深刻になっているのが山の荒廃や森林伐採による鳥獣被害です。住処の山が切り開かれた獣たちは居場所を失い、食糧が豊富にある人里に降りてきています。タヌキやイタチ、ハクビシン、サル、シカ、イノシシなど挙げていくときりがありません。丹精込めて作った野菜や果物が見るも無惨に食い散らかされてしまっては、生産者の落胆も大きいでしょう。また、動物による被害は作物だけではなく、クマやイノシシともなると人を襲うこともあり大変危険です。
以上の問題点から、人の労力をかけずに効率的な対策を早急に取る必要があります。
防犯カメラの導入によって得られる効果
上記で挙げた農業の現状と問題から、防犯カメラを設置すれば改善・解消が期待できる導入方法が多くあります。まずは、少人数での土地(田畑、農園)の監視です。防犯カメラを活用すれば効率的にご自宅からでも複数の田畑や農園の監視が可能となります。
防犯カメラの管理も簡単ですのでもしも窃盗事件や鳥獣被害に遭ってしまった場合、いつどの地点でどのような事があったのか、防犯カメラの録画映像で確認することができます。窃盗事件の場合、防犯カメラがなければ有力な情報は現場に残された犯人のものと思われる靴跡など不正確なものにあり、心当たりがない場合、犯人逮捕は難しいでしょう。防犯カメラを設置していれば証拠映像を警察に提出でき犯人像を捉えることができるため、犯人逮捕の確率は格段に高まります。
また、野菜や果物の無人販売所を設置している農家様であれば、無人販売所の監視にも役立てることができます。細かい設置場所については、お客様の環境によって異なりますのでお困りの方は一度ご相談ください。
動物による被害にお困りの場合は、防犯カメラ映像を振り返ることで、どういった動物が犯人なのか、どの方面から何頭くらいが来ているのかを把握することで、有効な対策をすることができます。動物被害はいつまでも効果がない対策をしても意味がありません。防犯カメラを利用して、原因を突き止めえることが最も重要な対策なのです。
このように、農家では防犯カメラを最適な箇所に設置することで犯罪の抑止効果、無人販売所での窃盗防止、さらには鳥獣による被害の対策に役立てることが可能です。
農作物・農機具の盗難を防ぐための対策
農業現場で注意したいのは、野菜や果物などの農作物だけでなく、トラクターや田植え機などの農業機械の盗難です。
農地や果樹園は住宅地から離れていることも多く、夜間や作業をしていない時間帯には人目が少なくなります。広い農地を常に人の目だけで確認することも難しいため、農作物と農機具のそれぞれに合わせた盗難対策を行うことが重要です。
収穫前の農作物を盗難から守る
桃やぶどう、梨、野菜など、出荷前の農作物が盗まれる被害は各地で発生しています。
特に収穫期には農作物の商品価値が高まるため、農地やビニールハウスへの侵入対策を強化しましょう。
具体的には、
・農地やビニールハウスの出入口を防犯カメラで撮影する
・道路から農地へ入る車両や人物を確認できる位置にカメラを設置する
・フェンスや柵で侵入しにくくする
・夜間はセンサーライトを活用する
・防犯カメラ作動中、立入禁止などの表示を行う
といった対策を組み合わせます。
広い農地全体を1台のカメラで撮影しようとすると、人物や車両が小さく映ってしまう場合があります。
農地の入口やビニールハウスの出入口、車両が通る場所など、侵入時に通過しやすいポイントを優先して撮影することが重要です。
トラクターなどの農業機械も盗難対策を
トラクターや田植え機などの農業機械は、農業経営に欠かせない高額な資産です。
農林水産省でも農業機械の盗難対策として、農地に置いたままにしないこと、エンジンキーを抜くこと、鍵のかかる場所に保管することなどを呼びかけています。
作業を翌日も続ける場合でも、トラクターなどを農地にそのまま置かず、可能な限り施錠できる倉庫などへ移動させましょう。
さらに、
・ハンドルロックやタイヤロックなどを使用する
・機体番号や特徴を記録しておく
・保管場所へ防犯カメラやセンサーライトを設置する
・倉庫や農機具置き場を施錠する
など、複数の対策を組み合わせることが大切です。
防犯カメラは「侵入口」と「重要な資産」を意識して設置する
農業施設に防犯カメラを設置する場合は、単に農地全体を映すのではなく、盗難時に犯人が通る可能性が高い場所を考えて設置します。
例えば、
・農地や果樹園の出入口
・ビニールハウスの入口
・農機具を保管している倉庫
・農地へつながる道路
・収穫物の一時保管場所
などです。
夜間の盗難に備える場合は、暗所でも撮影できるカメラを選び、人物だけでなく車両の特徴などを確認できるよう撮影範囲を調整しましょう。
また、防犯カメラだけですべての盗難を防げるわけではありません。
施錠、フェンス、センサーライト、農機具の物理ロックなど、「侵入しにくくする対策」と「被害発生時の記録を残す対策」を組み合わせることが重要です。
被害に遭った場合は速やかに届け出る
万が一、農作物や農機具の盗難被害に遭った場合は、現場を確認したうえで速やかに警察へ届け出ましょう。
防犯カメラに犯人や車両などが映っている場合は、録画データを消去・上書きしないよう保存しておくことも重要です。
農作物の盗難については、警察への被害届だけでなく、自治体やJAへ被害状況を共有することで、地域での注意喚起や盗難対策の強化にもつながります。
防犯カメラ導入のコストと効果の比較
導入のコストに関して
畑の規模にもよりますが電源が近くにない場合は電気工事費が十数万円となり、大きな負担となってしまいます。
まずは録りたい範囲・内容を吟味し、費用対効果を分析する必要があります。
範囲が狭い・用途が限定的な場合は無線カメラやトレイルカメラが1万円~10万円内で導入ができ、工事費もかからず手軽に導入が可能です。
簡単に設置できる無線カメラがおすすめ
田畑のような周りに建物や電源が限られている設置場所には、簡単に設置ができるものが好まれます。
特に配線が不要ということで現在注目されている防犯カメラが、無線カメラです。カメラと受信機の電源をコンセントに入れるだけで、誰でも簡単に設置・使用ができることをコンセプトに開発され、配線工事の手間がかかりません。
近年では無線カメラの高機能化も進んでおり、カメラ本体は防水機能と夜間対応の赤外線機能を持っているため屋外でも設置が可能です。
オプションに付いている専用小型モニターを利用すれば、TVなしで直接映像を観ることができます。
画質は92万画素と高画質化が進んでおり、店舗等の人相確認にも活躍の場が広がってきています。また、無線カメラが好まれている理由に「低価格」という特徴があります。
通常の防犯カメラセットに比べ、2分の1~6分の1程度の価格で手軽に購入でき、機器代を抑えることができる点や配線工事などの設置工事費用が抑えられる点でコスト削減が期待されています。
ご購入前にご注意いただきたい点は、無線カメラは配線ケーブルがありませんので、映像の電波は建物や壁の材質、枚数など周りの環境に大きく影響され、電波到達距離が変わるという点です。
屋内で使用する場合、カメラ本体と受信機がコンクリートやヘーベル材等の壁面をまたぐと電波が飛ばない恐れがあります。
また、設置箇所で無線LANや他の2.4GHz帯の無線機器を利用している場合、いずれかの電波環境が悪くなる場合がありますので、あらかじめご注意ください。
畑・農業でオススメの機器

この記事の制作者:アルコム 担当者T
株式会社アルコム:2003年設立の20年以上実績がある防犯カメラ専門店。福岡県内の警察署・交番300ヶ所以上に防犯カメラの設置や美術展示会などへの防犯カメラ提供の実績が多数。
担当のT:防犯カメラ業界に10年在籍しており、販売と提案実績も多数。防犯カメラに関するホワイトペーパーや防犯カメラに関する記事などの制作も多数。
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