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寺院・神社で減らない器物破損行為。
防犯カメラで現場証拠を保存

古くからある寺院や神社の像などを故意に破壊する事件が後を絶ちません。つい最近でさえもイタズラや破壊行為はありテレビでも何度も取り上げられていました。そして度々ある寺での破壊などの事件の際、「罰当たり」という言葉は多く使われましたが、神様や宗教などに興味関心がなく犯罪行為をする人には何も響かないのでしょう。

寺院・神社の破壊行為・イタズラの事例

・2015年04月13日兵庫県姫路市 天台宗書写山円教寺 仁王門 柵の隙間に接着剤

「西の比叡山」として知られる書写山円教寺は、大河ドラマや映画のロケ地となり訪れる人も多くさらには皇族や貴族の信仰も篤く、天皇も訪れた場所です。そんな寺院の門にイタズラに接着剤を流し込んでいくのは誰も目撃してないのが不思議なくらいです。ただし単なるイタズラではなく補修目的で、善意で隙間を埋めた可能性も考慮されているそうです。

・2015年04月25日福岡市中央区 警固神社 今益稲荷神社キツネの石像4体すべてが破壊

被害にあったキツネの石像「おいなりさん」は、1つは首から先を折られ、2つは土台から落とされ、1つは土台ごと倒されていたそうです。さらに、神社内にあったのぼりは折られ、駐車してあった車のフロントガラスも割られていました。破壊されていた「おいなりさん」は土台を含め約1.5mもあり非常に重たい石像だった為複数犯で短時間であっただろうと推測されています。

・2015年05月07日千葉県鋸南町 鋸山にある日本寺 参道脇の聖徳太子の石像 破壊

「鋸南町元名の鋸山日本寺で、聖徳太子の石像が登山客に倒された」等の110番通報があり警察官らが駆けつけると柵で囲み設置されていた聖徳太子の石像、高さ約127cmが倒され上下二つに割れていたそうです。 観光客が、男女二人組が石像に近づく様子を目撃していたらしく、1度目を離し石像から大きな音がして再度見ると二人組は走り去って行っている所だったとのことです。千葉県の飯山署は器物損壊事件として逃走した男女の行方を追っています。

……と、つい最近でも破壊やイタズラ行為はとても多くあることがわかります。ですが上記の3つともに犯人らしき人物の目撃情報や推測は出ていますが逮捕にはいたっていません。

上記の他に【犯罪の多発する寺院・神社での防犯カメラの必要性】にも記述しましたが2015年2月から京都や奈良などの寺社や神社などで油のようなものが撒かれる「寺社連続油被害事件」がありました。

警察庁による被害のまとめでは、茨城県の鹿島神宮、千葉県の香取神宮で発生を筆頭に、16都府県、約50カ所の被害でした。模倣犯や集団での犯罪だとテレビや新聞などで取り上げられたことは記憶に新しいと思います。容疑者は自身の宗教の集会で「100カ所以上の神社や仏閣、祠などを訪れ、油を注いで清めた」と説明していたそうです。結局この犯人は海外にいて逮捕がすぐにできないらしく警察は「帰国次第逮捕する」と発表しそれ以降テレビでこの事件について取り上げられることはなくなり結末は不明です。ですが先の3つとは違い、この事件では犯人特定が出来ています。

犯人特定にいたったのは複数の神社にあった防犯カメラの映像でした。

犯人像

寺での破壊行為やイタズラ行為は宗教や神様に興味のない人が起こす場合の方が多いですが、逆に宗教に関係しているからこそ、考え方の違いから器物損壊行為をしていく場合もあります。

例えば宗教の勉強をしに来た留学生が仏像4体を破壊した事件がありました。その留学生は逮捕されましたが犯人がわからないまま仏像の作り直しや廃棄になるものもありました。

また、いつも来ていた身近な人が犯人だったという場合すらあります。一度起きて何も対策をしないとその犯人は何度も行為に及ぶことがある統計も出ています。反省しない犯人は防犯カメラやライトで威嚇して近寄らせなかったり、現場証拠をしっかりと保存したりして、再犯を起こさせないようにしましょう。

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