防犯カメラでロッカールームを守る

ロッカールームのイメージ

ロッカールームは様々な場所に設営されています。主な目的は荷物の管理です。何かの行動を起こそうとしている時、持ち運びしている荷物が邪魔になってしまう事があります。だからロッカールームには鍵付きのボックスが存在しており、荷物を安全に守る事が出来るようになっているのです。



人が集まるからリスクが多い

ロッカールームは利便性が認められている事もあり、大衆に認知されている存在です。

しかし認知されているからこそ、犯罪の温床になり易いとも言えます。荷物を安全に守る目的で設営されているというのは、見方を変えれば貴重品の集積所であるという事です。

ロッカールームの鍵付きボックスは優れものですが、それは利用者が適切に使った場合に限ります。例えば利用者が荷物を鍵付きボックスに入れても、鍵をかけ忘れれば誰でも取り出せる状態です。

ロッカールーム内のヒューマンエラーを狙った犯罪者は、少なからず存在しています。他にもロッカールームでイタズラをする者には注意しなければなりません。

イタズラのターゲットになり得るのは、顧客とロッカールームの運営です。人の慌てる姿を見て喜ぶのがイタズラをする者の特徴であり、悪質な場合には被害額が大きくなります。

以上の様にロッカールームは様々な人が出入りする事が前提なので、対策を施さなければリスクが大きいのです。

盗難やイタズラの抑止力

ロッカールームが開かれたサービスである以上、悪意を持った者が現れるのは避けられません。

ロッカールームは荷物を守る事が基本的な方針です。しかし荷物を狙う者や意味のないイタズラをしようとする者が現れる以上、ユーザーの荷物に加えてロッカールーム全体のセキュリティを高める必要があります。ロッカールームが犯行を起こし難い場所になれば、盗難やイタズラの抑止力になるのは当然です。

だから最近のロッカールームには、防犯カメラが設置されるようになっています。防犯カメラを用いる事によって、スタッフを常駐させなくてもセキュリティを確保出来るのです。

何よりロッカールームを守る目的での人権費が発生しないので経費削減になります。防犯カメラの導入と運用には多少のコストが生じますが、1人の人間をロッカールーム内に常駐させるのに比べれば微々たるものです。

そしてロッカールームでスタッフが目を光らせていると、使い難い雰囲気になってしまう問題もあります。

防犯カメラがロッカールームの盗難やイタズラの抑止力として活躍しているのは、様々な理由が複雑に絡み合った結果です。

万が一の場合には録画再生機能を使う

防犯カメラが設置されているにも関わらず、盗難やイタズラが発生してしまう事があります。

防犯カメラは優れたセキュリティ機器ですが、完璧な安全を保証するものではありません。しかし防犯カメラが設置されていれば、次善策を講じる事が出来ます。次善策とは防犯カメラのシステムに付属している録画再生機能を使う事です。

防犯カメラのシステムにはハードディスクが搭載されており、防犯カメラの視界を通して映った映像が記録されています。防犯カメラが設置されている付近で犯行が行われていれば、当時の状況が記録されている事さえあるのです。

仮に防犯カメラのシステムに犯行当時の状況が記録されていなかったとしても、解決の役に立つ期待はあります。

盗難やイタズラの被害に遭ったロッカールームのユーザーは、限られた時間しか利用していないからです。例えばロッカールームのエントランス付近に防犯カメラを設置すれば、全ての利用者を明らかにする事が出来ます。

犯行の行われたタイミングとエントランスの入退室の状況を調べる事で、容疑者を絞り込む事が可能です。

以上の様に防犯カメラをロッカールームの適切な場所に設置すれば、トラブルの解決に役立つのは間違いありません。

防犯カメラをロッカールームに設置する場合、気をつけるべき事があります。

それは利用者のプライバシー侵害です。

ロッカールームが更衣室と兼ねている場合、防犯カメラが着替えを映してしまうリスクがあります。

その事に不快感を抱く人は少なくありません。

防犯カメラを設置する場所は熟慮すべきです。

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