乗客の安全と新幹線の安全を守る防犯カメラ

防犯カメラが見守る安心な街

新幹線に防犯カメラ?

新幹線に防犯カメラと聞くと多くの人は不思議な感じがするのではないでしょうか。新幹線といえば日本を代表する安全な乗り物であり、それは世界的にも有名な状況です。そんな乗り物に防犯カメラとはなんとも違和感を感じますよね。しかし、現代社会ではさまざまな場所に犯罪が渦巻いています。もちろん新幹線でもそれは例外ではありません。そのきっかけは走行中の東海道新幹線内でおきた放火事件がきっかけになります。一部の新幹線のデッキ部分では防犯カメラは常時稼働していましたが 客室内の防犯カメラは非常ボタンを押さないと録画されなかったり、また防犯カメラそのものが設置されていませんでした。そのような状況でおきた放火事件は新幹線の安全性の落とし穴の一つとしてクローズアップされたのでした。乗客を安全に送り届けることはとても重要なことです。そのような中で起きた今回の出来事はより安全に乗客を送り届けるために必要なものとなったのです。

新幹線の防犯カメラのこれから

ではこれから新幹線への防犯カメラの導入はどのようなものになっていくのでしょうか。JR東日本とJR東海、JR西日本はこの痛ましい事件を受けて新幹線への防犯カメラ設置を積極的に進めていくことになっています。まず事件があった東海道新幹線、そして山陽新幹線のN700系、N700A系については デッキ部分のドアの下にのみ設置されていた防犯カメラに加えて、さらに客室とデッキ通路部にも防犯カメラを設置することになっています。そしてその他の新幹線である、東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の E2、E3系の一部車両とE5、E6、E7(W7)系の車両にも防犯カメラの増設設置を決めました。E5、E6、E7系にはもともと客室内を映す防犯カメラが設置されていましたが、録画作動するのが非常通報ボタンを押されたときのみであったので 今後は運転中は常時録画できるように改修を加えていくことになっています。またE2、E3系はそもそも防客室内に犯カメラがなかったので増設することになっています。このように新幹線は日々乗客の安全と旅の安全を守るために進化をし続けているのです。

安全安心な旅の友として

新幹線は多くの夢を載せて毎日の走り続けています。その安全は多くの乗務員の日々の努力のうえに成り立っています。そして乗客もその安全への信頼感があるからこそ新幹線を日々利用しているのです。しかし現代では予測不能な事態への対処も必要なのも事実です。そんな不安要素の解消の一つとして客室内での防犯カメラ常時稼働が始まったとも言えるでしょう。この防犯カメラの常時稼働により新幹線の安全はより高まっていくのではないでしょうか。犯罪者は誰かに見られる、監視されていることを嫌います。防犯カメラはまさにこの監視をしっかりと行っているぞという意思表示になります。これからも新幹線の安全を守り続けてく防犯カメラの活躍に期待ですね。

新幹線の客室内への防犯カメラ常時稼働の有効性は理解していただけましたでしょうか。防犯カメラはまさに犯罪を抑止するために日々監視を行ってくれています。新幹線での楽しい旅の安全を担保してくれる防犯カメラは旅の友として心強いものがありますね。これからも多くの乗客の夢を乗せて走る新幹線の安全を守る防犯カメラの活躍に期待していきましょう。

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