赤外線カメラ・ナイトビジョンカメラの仕組みと映像
夜間撮影が可能な
ナイトビジョンカメラ

ナイトビジョンカメラとは・暗闇でも映像を撮影することができ、夜間や光の無いような場所でも使用することができる防犯カメラ、監視カメラです。
別の言い方として暗視カメラやIRカメラ (IR=infrared)、赤外線カメラとも呼ばれることもあります。夜間侵入されそうな場所である学校や工事現場、駐車場などといった場所で効果を発揮します。
- 暗視カメラ・赤外線カメラとは?
- 暗視カメラ
- 赤外線カメラ
- 夜間カラー撮影カメラ
- 暗視カメラのメリット・デメリット
- 暗視カメラのメリット・デメリット
- 赤外線カメラのメリット・デメリット
- 夜間カラー撮影カメラのメリット・デメリット
- メリット・デメリットを要約すると…
- 暗視カメラの用途・おすすめシーン
- 暗視カメラと赤外線カメラの違い
- 暗視カメラと赤外線カメラ、どちらを選ぶべき?
- 夜間監視には暗視カメラ・赤外線カメラを活用しよう
- 夜間や暗闇での撮影について
- 相場について
- カメラ映像の録画について
- 暗視カメラ、赤外線カメラのおすすめ商品
暗視カメラ・赤外線カメラとは?
暗視カメラ
暗視カメラは光の届きづらい場所でも撮影ができるカメラです。
暗視カメラには、光源が少ない薄暗い場所でも自動で感度を増幅してくれる暗視補正の機能が搭載されており内部で自動に調整して明るい映像を撮影できる仕組みとなっています。そのため薄暗い場所での撮影でありながらも、カラーでの撮影ができます。
赤外線カメラ
赤外線カメラは光がほぼない場所でも暗視カメラより撮影が可能です。
赤外線は一般的な光と違い、人の目では見ることのできない光となっています。しかし実際には人間には見えない光と言うだけで、光としての働きを果たしています。また防犯カメラは赤外線を捉えるほど感度が高いため、赤外線暗視カメラは見えない光で照らしながら映像に残すことができるといった仕組みになっています。
そのため、現在では防犯対策として使用されるだけではなく、自然界の動物の観察や研究にも用いられています。
夜間カラー撮影カメラ
2022年頃から台頭してきた最新タイプの夜間カラー撮影ではどんな暗闇であってもカラー撮影が可能です。暗視カメラより更に高性能なセンサーを搭載しており、完全な暗闇もものともしない撮影ができ注目されています。
夜間カラー撮影カメラで夜間撮影した映像はこちら↓
暗視カメラのメリット・デメリット
暗視カメラのメリット・デメリット
暗視カメラは暗視補正機能が備わっており、月明りや豆電球程度の明かりであれば鮮明なカラー撮影ができます。屋外であればよほどの暗雲な夜でなければ防犯対策として犯人・不審者の服の色まで把握は可能でしょう。
ですがデメリットとして、暗視カメラの暗視補正機能は光のない場所では利用ができません。外灯もなく、月明りもない完全な暗闇では防犯カメラとしての機能を果たすことができず何の証拠も残せなくなってしまいます。
赤外線カメラのメリット・デメリット
赤外線カメラは赤外線ライトを搭載していて、赤外線ライトがあたる範囲であればどんな暗闇でも白黒での撮影ができます。赤外線は眼には見えないためフラッシュなどがされるわけではありません。
デメリットとして、あくまで赤外線のライトがあたる範囲でなければいけない事と、赤外線は窓ガラスや壁などに反射することがあるので壁面に近い場所などに設置すると白飛びすることがあります。
夜間カラー撮影カメラのメリット・デメリット
夜間カラー撮影カメラは最新の赤外線センサーが搭載されています。どんな暗闇であってもカラー撮影が可能なので、犯人や車の色の特定などにより活躍します。
デメリットとして、まだ登場して間もない防犯カメラのため価格帯が高いことが多いです。
メリット・デメリットを要約すると…
カメラの種類 | 薄明かりの暗闇 | 完全な暗闇 | 費用感 |
---|---|---|---|
暗視カメラ | カラーで撮影 | 撮影不可 | 通常価格 |
赤外線カメラ | 白黒で撮影 | 白黒で撮影 | 通常価格 |
夜間カラーカメラ | カラーで撮影 | カラーで撮影 | 割高 |
暗視カメラの用途・おすすめシーン
一般的には防犯対策として用いることがほとんどですが、使用者の目的や用途に応じて様々な場所で活躍することができます。たとえば、24時間経営しているパーキング等、夜間に車上荒らし等に狙われる危険性があるため、赤外線機能付きのナイトビジョンカメラを設置することをオススメします。
【屋外】学校、工事現場などの夜間監視に
学校や工事現場など、一般人が侵入しやすい場所には特に注意が必要です。
学校では窓ガラスが割られる事件や、工事現場では盗難や放火などの事例もあるため防犯対策を行ないましょう。

工事現場
転売目的として金属類の窃盗被害が増加しています。特に人目につかない夜間の犯行が多いようです。

学校
学校では様々な問題があり、侵入者による破壊行為やイタズラなど、また犬の散歩などによる糞の後始末の問題などもあります。
【屋内】オフィスや事務所内、店舗等の暗闇の盗難防止に
オフィスや店舗などの侵入者や従業員にも注意が必要です。
特にオフィスや事務所、店舗など退社後や閉店後に関しては、従業員であれば暗闇でも徘徊できる可能性もあります。
もし、盗難などが起きてしまえば、カギを持った管理者の方が一番に疑われるかもしれません。
そのためにもしっかりとした防犯対策で安心感と信頼ある職場にしましょう。

事務所・オフィス
ロッカールームや金庫など、従業員や身内による盗難の可能性があります。わざと電気を消して暗闇で盗難を行なうといった事例もありました。赤外線暗視カメラであれば暗闇でもしっかりと映像を記録することができます。

店舗
店舗では盗難被害などの事例が発生しています。夜間は特に侵入窃盗の被害に遭いやすく、従業員が疑われてしまうこともあります。安心できる環境にするために夜間にもしっかりとした防犯対策を行ないましょう。
【その他】夜間で自然動物の観察や研究に
ナイトビジョンカメラにも様々な使い道があり、夜間の動物の生態の研究や観察などにカメラを使用するといった事例があります。また、一部の動物園や水族館などはカメラを使用することでホームページなどからリアルタイムのライブ映像で動物たちの姿を見れるサービスを行なっている所もあります。
もちろん観察だけの目的ではなく、動物たちに異常や異変などが起きないための管理としての役割も果たしています。
動物の観察・研究
自然界における動物の生態には知られていないことが多く、それらを研究するために夜間撮影が行なわれていることがあります。また、動物たちの体調管理にも役立てています。昼間でも同じように監視は可能なのでイタズラ防止などにも効果を発揮します。
暗視カメラと赤外線カメラの違い


暗視カメラと赤外線カメラは、どちらも夜間・暗闇での撮影ができるという点では同じですが撮影方法には大きな違いがあります。
暗視カメラは感度を調整することによってそのままの範囲の撮影をしますが、赤外線カメラは人の目で感知できない赤外線を発するLEDライトによって、光が全くない暗闇でも高感度で撮影ができますが赤外線が反射した光を感知して撮影するためカラー映像ではなく白黒映像となります。最近ではカラー映像を映せる赤外線カメラも販売されており、アルコムでも取り扱っていますがまだカラー撮影カメラは普及していません。
また、赤外線カメラや夜間カラー撮影の赤外線照射ライトには、寿命があります。
基本的にLEDライトの寿命は長いため長期間利用することはできますが、5年以上の利用には注意が必要です。さらに、赤外線カメラは赤外線の届く範囲が限られています。赤外線を照射できる範囲がカメラの撮影範囲となるので、利用する赤外線カメラの性能を考慮した上で設置場所を決める必要があります。
暗視カメラと赤外線カメラ、どちらを選ぶべき?

暗視カメラと赤外線カメラどちらを選ぶべきか、結論から申し上げますと赤外線カメラ一択となるでしょう。
どちらも夜間での撮影で活躍するカメラではありますが、暗視カメラは豆電球や月明りの光が必要となり、完全に真っ暗な場所での撮影ができません。そうなるといざという時に見たい映像が真っ暗な映像で何も意味がなかったという事にもなりかねないため、適していないのです。
昨今、ほとんどのカメラが暗視センサーではなく赤外線や夜間カラー撮影の機能を搭載したカメラになってきているため、選択肢もほぼ赤外線カメラになります。
逆にどうしても暗視カメラを活用する場所になるのは、赤外線が反射してしまい白飛びするような狭い範囲や基本的には光源があるような環境であれば選択肢の1つになってくるかもしれません。
夜間監視には暗視カメラ・赤外線カメラを活用しよう
夜間や暗闇での撮影について
ナイトビジョンカメラは特に夜間の撮影で効果を発揮します。屋外に対応したタイプが多く様々なシーンで活躍することができます。ただしナイトビジョンカメラはあくまで光を発しているので障害物などがあれば光を通すことができません。
相場について
防犯カメラのタイプによって異なりますが当店の取り扱う赤外線機能付きのナイトビジョンカメラでは13,000円~45,800円程度のものまで取り扱っております。
カメラ映像の録画について
防犯カメラの映像を録画するためには専用の録画機が必要となります。ナイトビジョンカメラであるからといって特別な録画機や専用機器は必要有りません。
ただし、防犯カメラのタイプによって対応している録画機は違ってくるので購入される場合は注意が必要です。
また、一部の商品に関してはマイクロSDカードに録画できる製品もあります。
※一部の商品に限ります。
暗視カメラ、赤外線カメラのおすすめ商品

