書店における防犯カメラ活用術

書店における防犯カメラ活用術

書店・本屋への導入目的

書店・本屋への防犯カメラ導入をお考えの方々からご相談をいただく場合、ほとんどが下記のような目的で設置をされる方が多いです。

  1. 万引き防止
  2. バックヤードでの内引き防止
  3. 店舗の駐車場など店舗外に対しての監視
  4. 什器配置の確認
  5. レジの確認

それぞれを詳しく説明させていただきます。

① 万引き防止

書店では万引き防止が非常に重要な課題になっております。

その為、什器の配置を考慮し、見通しをよくしたり死角には鏡の設置など、万引き防止策を非常によく目にします。

万引きは常習性がある為、一度成功してしまうと二度三度と繰り返され大きな損害につながってしまいます。

更に万引きには拡散性もあると言えます。特に若者が犯人に場合に多いのですが、「この店舗は万引きしやすい」といった、ウワサが流れ、更に別の万引き犯を呼ぶ。という事態に陥ります。万引きが増えると、当然利益も減り、「黒字倒産」というリスクも増えてきます。

他にも、携帯電話にカメラ機能が標準化されたことから、雑誌などの情報をカメラで撮影したり、付録やプレゼント用のシリアルコードだけを抜き取ったり。といった、犯罪も増加しております。

② バックヤードでの内引き防止

ご相談で意外と多いのが内引きです。店舗内の身内の犯行の為、表沙汰にはなりづらいのですが、万引きを超える被害額を出している店舗もあり、従業員のモラルにだけ頼ることが出来ない現状があります。

防犯カメラを設置すると、途端に激減した。という声も多く、バックヤードを監視することで、スタッフからの反発もありますが、「従業員を守るため」という目的での設置を説明していただければ、スタッフの方々にも理解してもらえます。

③ 店舗の駐車場など店舗外に対しての監視

書店などでは自動販売機などを駐車場に併設していることが多く、店舗の営業が終了した夜間などに、落書きなどのイタズラにあう。というご相談もいただきます。また、無断駐車の監視、防止にも役立っています。

④ 什器の配置確認

複数店舗を運営されている会社に多いのですが、店舗レイアウト変更後の什器の並びや商品の陳列などを離れた本部から確認したい。新たなレイアウトを施した場所の人の流れを調査したい。といったご希望もございます。

⑤ レジでの金銭授受のトラブル防止

お釣りの受け渡し間違いや、クレジットカードの返却漏れ、お客様の勘違い。など、様々なトラブルが起こるのがレジ周辺です。防犯カメラを設置することで、映像が残り事実の究明が迅速にでき、マイクも併用することでより、確実性の高いデータを残すことが可能です。

万引きや内引きした本の行方

学生の万引きはマンガやライトノベルなどの本が多く、身内での度胸試しや読みたいという理由での万引きが多いそうです。ですが、それ以外の高単価な書籍になると内引きなどの割合も増えるそうです。
その理由として、「換金方法」が普及したことがあげられます。
今までの換金目的の内引きや万引きは本を古書店などに持ち込んでお金に換えていたようですが、そういった場所での買い取り額は100円にも満たないことがありました。しかし、インターネットでの個人売買サイトやオークションサイトが普及したことで古書店での換金よりもより高単価で売れるようになったそうです。
売れる本を売買サイトで探しそれを内引きや万引きする…といった事が常習化されると書店は対策が必要になります。
外部からの盗難であれば防犯カメラや出入口のセンサーや見回りを強化し「ここでは万引きが難しい」と思わせ、内部からの盗難であればバックヤードに1人きりにさせない・防犯カメラを設置する等が必要になるでしょう。

オススメの機器

店内全体を撮影しながらも、より細部まで撮影できる高画質AHDカメラがオススメです。

防犯カメラには大きく分けて2種類ございます。エレベータの中などに設置されている丸いドーム型のカメラと、コンビニなどに設置されている、ボックス型カメラです。

カメラの形状により、機能に差はございませんので、どちらを選んでいただいても構いませんが、書店では、冒頭の導入目的でご紹介した通り、「万引き防止」という目的が非常に強い為、「監視している」というアピールの為にも、ボックス型の設置を推奨いたします。

ただ、バックヤードに関しては、スタッフへの配慮からドーム型カメラのほうがおすすめです。

カメラには撮影範囲の特徴があります、設置場所から被写体までの距離によって、適したカメラが異なります。お客様のご希望にあわせて、最適な機器を提案致しますので、お気軽に御相談ください。

撮影は赤外線暗視機能を持ったものを

店舗外の監視や閉店後の店内など、真っ暗な場所では暗視対応のカメラでなければ撮影することはできません。

弊社取扱いの「赤外線暗視機能」を持つカメラであれば、全く光の無い夜間でも白黒でしっかりと撮影することが可能です。通常の暗視とは異なり、早い動きにもブレずに撮影できる。という点が最大のポイントです。

録画もしっかり長時間

何かあった時に映像を見返す場合、数週間前のデータを再生したい。というお問い合わせをよくいただきます。長期間綺麗に保存する為に、出来る限り記憶容量の大きいレコーダーを推奨いたします。

画質や撮影している映像にもよりますが、1か月~2か月程度の保存が可能です。 警察の捜査も長期間におよぶことがありますので、希望よりも少し長めの録画を推奨します。。

有事の際はUSB経由でバックアップ

上書きされなければHDDに保存されているので読み込みも早いのですが、上書きされてしまうリスクやデータがとんでしまう。といったリスクもあるので、早い段階でUSBフラッシュメモリへコピーしておきましょう。

録画した映像の一部分を外付けのHDDに録画することが可能です。何か気になることがあった映像や、今後の参考にしたい映像などを、取り出し保存することが可能です。自店舗で何かあった場合は警察に通報し、録画データから捜査をしてもらうのですが、画像解析の為に、映像の提出を求められることもあります。そんなときUSBフラッシュメモリであればスムーズな提出が可能です。

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