飲食店に防犯カメラは必要?設置のメリットと活用方法を解説

飲食店に防犯カメラは必要?設置のメリットと活用方法を解説

飲食店を経営していると万引きやレジのトラブル、クレーム対応、従業員の不正など、さまざまなリスクと向き合わなければなりません。近年では「店舗の防犯対策」に対する注目が高まっており、防犯カメラを導入する飲食店も増えています。
「うちは小規模だから必要ないのでは?」「設置費用が高そう…」といった疑問や不安をお持ちの方も多いかもしれませんが、防犯カメラは防犯だけでなく、業務改善や顧客満足にもつながる強力なツールです。
この記事では、飲食店における防犯カメラの必要性・導入のメリット・活用方法について、実例を交えながらわかりやすく解説していきます。まずは、「本当に防犯カメラは必要なのか?」という基本的な疑問から見ていきましょう。

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目次
  1. 飲食店に防犯カメラは本当に必要?
    1. 飲食店が狙われやすい理由とは?
    2. 実際に起きたトラブル・事件の相談事例
    3. お客様・従業員・店舗を守るためのセキュリティ対策
  2. 飲食店での防犯カメラ設置の具体的な効果
    1. 万引きや盗難防止への効果
    2. 従業員の不正防止と労務トラブル対策
    3. トラブル発生時の証拠収集と早期解決
  3. 飲食店に適した防犯カメラの種類と選び方
    1. 設置場所ごとのおすすめカメラ(屋内・屋外)
    2. 画質や録画時間のポイント
    3. ネットワーク対応・スマホ連携機能の重要性
  4. 飲食店にオススメの防犯カメラ
  5. まとめ|防犯カメラで飲食店の安全を守るために

飲食店に防犯カメラは本当に必要?

飲食店が狙われやすい理由とは?

飲食店は日常的に多くの現金を扱い、人の出入りも激しく犯罪のターゲットになりやすい業種のひとつです。

特に個人経営の店舗や夜間営業を行う飲食店では、防犯対策が甘くなりがちで、その隙を狙った盗難・強盗・器物損壊・内部不正などの被害が後を絶ちません。

また、飲食店は以下のような理由で、犯罪リスクが高まります。

現金の取り扱いが多い クレジットカード決済が普及したとはいえ、飲食店では今も現金払いが主流の場面が多く、レジ周辺や金庫が狙われやすくなっています。
不特定多数の出入り 顧客の入れ替わりが激しいため、不審人物がまぎれやすい環境です。
深夜営業が多い 居酒屋やバーなどは人通りの少ない深夜に営業しており、周囲の目が届きにくくなります。
従業員の入れ替わり アルバイトが中心の飲食店では、人材の流動性が高く、管理の目が行き届きにくい側面があります。

このように、「人が多く集まる反面、監視が甘くなりがちな場所」であるがゆえに、防犯意識が非常に重要です。

実際に起きたトラブル・事件の相談事例

防犯カメラの設置が「必要かどうか」は、実際に起きているトラブルを見るとより明確になります。

以下は、実際に飲食店で発生したということでアルコムが頂いた相談例です。

閉店後の侵入・金庫荒らし 閉店後に窓から侵入した犯人が店内の金庫を破壊され、売上金を盗まれたそうです。カメラなどは設置しておらず、結果として売上金が戻ることはなかったため急ぎ防犯カメラを設置したいという相談でした。
従業員によるレジ不正やミス 従業員が会計金額の入力ミスか不正かでレジとの差額が発生していた事例。防犯カメラを後から設置したことで、レジでの手元の動きが映像に残るようになったらミスの確認ができ、差額のトラブルも結果的に減ったそうです。
虚偽のクレームによる返金要求 「ドリンクに異物が入っていた」と客から返金要求があったそうですが、カメラ映像を確認したところ、異物が入っていなかったことが証明され、被害を回避できたそうです。
酔客による器物損壊 酔った客が備品を壊して逃走。防犯カメラの映像を警察へ提供し、犯人の身元特定や弁償請求がスムーズに完了したという事例がありました。

このようなトラブルは規模や業態を問わず、どの飲食店でも起こり得るものです。防犯カメラは「証拠の保全」だけでなく、「抑止力」としても重要な役割を果たします。

お客様・従業員・店舗を守るためのセキュリティ対策

防犯カメラの役割は単なる「監視」にとどまりません。

店舗の安全性・信頼性を高め、働く人や来店するお客様を守る重要な設備として機能します。

お客様を守る

客同士のトラブル防止:店内の様子が撮影されているという安心感が、迷惑行為の抑止につながります。

サービスに対するクレーム対策:提供状況を映像で確認できるため、不当な苦情への冷静な対応が可能に。

店舗の信頼感アップ:セキュリティ意識の高い店舗として、お客様に安心感を与えることができます。

従業員を守る

理不尽なクレーム・セクハラの対応:接客対応中の映像記録があれば、従業員を一方的な批判から守れます。

働きやすい環境づくり:防犯対策がしっかりしている職場は、従業員の心理的安心にもつながります。

店舗を守る

外部侵入・窃盗の抑止: 店頭やバックヤードにカメラを設置することで、「狙われにくい店」になります。

内部不正の抑止: レジやバックヤードなどに設置することで、内部犯行を未然に防ぐ効果も。

トラブル対応の迅速化: 問題が起きた際、映像を確認・対応できる体制は店舗運営においてメリットです。

防犯カメラ設置の具体的な効果

万引きや盗難防止への効果

飲食店では食材や備品、売上金などが狙われやすく、万引きや盗難のリスクが常にあります。防犯カメラを設置することで、犯行を抑止する効果が期待できます。カメラの存在が見えるだけで不審者の侵入や万引きを未然に防ぐことが可能です。また、録画映像は万が一の被害発生時に証拠として活用でき、犯人特定や警察への報告に役立ちます。

従業員の不正防止と労務トラブル対策

従業員による不正行為やサービスミスの防止にも防犯カメラは有効です。レジ操作や現金管理、食品の取り扱いなどを映像で記録することで、透明性の高い運営が可能になります。さらに、トラブルが発生した際に映像を確認することで事実確認が容易となり、労務トラブルやクレームの迅速な解決に繋がります。

トラブル発生時の証拠収集と早期解決

飲食店では時にお客様同士やスタッフとのトラブルが発生することがあります。防犯カメラの映像は、トラブルの状況を客観的に記録するための重要な証拠となります。早期に映像を確認することで迅速な対応が可能となり、問題の拡大や長期化を防ぐことができます。

飲食店に適した防犯カメラの種類と選び方

設置場所ごとのおすすめカメラ(屋内・屋外)

飲食店の防犯カメラは設置場所に合わせて選ぶことが重要です。

屋内 店内全体やレジ周辺を見渡せる広角タイプのカメラが適しています。また、キッチンやバックヤードなど見守りたいエリアにも設置しましょう。
屋外 防水・防塵性能のある耐候型カメラを設置し、店舗入口や駐車場、ゴミ置き場などの死角をカバーするのがおすすめです。

防犯効果を高めるために、目立つ場所に設置して「見られている」という抑止力を発揮させましょう。

画質や録画時間のポイント

防犯カメラの画質は映像の判別精度に直結するため、できるだけ高画質(HD以上)を選ぶのが望ましいです。特に夜間の撮影では赤外線(IR)機能付きのカメラがあると暗い場所でも鮮明に記録できます。録画時間も重要で、長期間録画を残せる機器や、クラウド保存が可能なシステムを選ぶことで、万が一の際に必要な映像を確実に確保できます。

ネットワーク対応・スマホ連携機能の重要性

最近の防犯カメラはネットワーク対応が主流です。使い方にもよりますが、スマホやパソコンからリアルタイムで映像を確認できる機能があります。これにより、外出先でも店舗の状況をチェックでき、トラブル発生時には迅速に対応可能です。また、動体検知機能やアラート通知を設定すれば、不審な動きを検知した際にすぐに知らせを受け取れるため、防犯対策の効率化につながります。

飲食店にオススメの防犯カメラ

店内全体を撮影しながらも、より細部まで撮影できる高画質AHDカメラがオススメです。

防犯カメラには大きく分けて2種類ございます。エレベータの中などに設置されている丸いドーム型のカメラと、コンビニなどに設置されている、ボックス型カメラです。

カメラの形状により、機能に差はございませんので、どちらを選んでいただいても構いませんが、書店では、冒頭の導入目的でご紹介した通り、「万引き防止」という目的が非常に強い為、「監視している」というアピールの為にも、ボックス型の設置を推奨いたします。

ただ、バックヤードに関しては、スタッフへの配慮からドーム型カメラのほうがおすすめです。

カメラには撮影範囲の特徴があります、設置場所から被写体までの距離によって、適したカメラが異なります。お客様のご希望にあわせて、最適な機器を提案致しますので、お気軽に御相談ください。

遠隔監視機能が意外に便利

遠隔監視ができることで責任者が現場にいない時でも、現場の状況を確認することが出来るため、例えば24時間営業の飲食店や、1オーナーが複数経営されている店舗では特に需要がございます。

弊社取扱いの「赤外線暗視機能」を持つカメラであれば、全く光の無い夜間でも白黒でしっかりと撮影することが可能です。通常の暗視とは異なり、早い動きにもブレずに撮影できる。という点が最大のポイントです。

録画もしっかり長時間

何かあった時に映像を見返す場合、数週間前のデータを再生したい。というお問い合わせをよくいただきます。長期間綺麗に保存する為に、出来る限り記憶容量の大きいレコーダーを推奨いたします。

画質や撮影している映像にもよりますが、1か月~2か月程度の保存が可能です。 警察の捜査も長期間におよぶことがありますので、希望よりも少し長めの録画を推奨します。。

有事の際はUSB経由でバックアップ

上書きされなければHDDに保存されているので読み込みも早いのですが、上書きされてしまうリスクやデータがとんでしまう。といったリスクもあるので、早い段階でUSBフラッシュメモリへコピーしておきましょう。

録画した映像の一部分を外付けのHDDに録画することが可能です。何か気になることがあった映像や、今後の参考にしたい映像などを、取り出し保存することが可能です。自店舗で何かあった場合は警察に通報し、録画データから捜査をしてもらうのですが、画像解析の為に、映像の提出を求められることもあります。そんなときUSBフラッシュメモリであればスムーズな提出が可能です。

フロアがわかれている場合は、それぞれに映像を表示することも可能

フロアが1Fと2Fなどにわかれている場合、お互いのフロア状況をモニタに映し出し、確認できるようにすることで、繁忙状況を確認することができ、空席のご案内も即座に出来る様になる。と特にファーストフードのお店には好評です。

AHD
屋内用カメラ
セット

まとめ|防犯カメラで飲食店の安全を守るために

飲食店における防犯カメラの設置は、万引きや盗難の防止だけでなく従業員の不正やトラブル対策にも効果的なセキュリティ対策です。

設置場所や用途に応じて最適なカメラを選び、高画質・長時間録画機能やネットワーク連携機能を活用することで、より安心・安全な店舗運営が可能になります。

さらに、法律やプライバシーにも配慮した設置が重要です。

防犯カメラは飲食店のトラブル抑止や早期解決に役立ち、安心してお客様を迎えられる環境づくりに欠かせないツールといえます。

飲食店内に防犯カメラを設置検討中の場合、まずアルコムに是非ご相談ください。

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この記事の制作者:アルコム 担当者T

株式会社アルコム:2003年設立の20年以上実績がある防犯カメラ専門店。福岡県内の警察署・交番300ヶ所以上に防犯カメラの設置や美術展示会などへの防犯カメラ提供の実績が多数。

担当のT:防犯カメラ業界に10年在籍しており、販売と提案実績も多数。防犯カメラに関するホワイトペーパー防犯カメラに関する記事などの制作も多数。

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