自転車盗難を防ぐ対策7選 鍵や防犯登録と盗まれたときの対応

アルコム 担当者T 最終更新日:2026-09-15
自転車盗難を防ぐ対策7選

自転車盗難は、駅や店舗の駐輪場だけで起こるものではありません。自宅やマンションの敷地内に停めている自転車も被害に遭う可能性があります。警察庁の「令和7年の犯罪情勢」によると、2025年の自転車盗の認知件数は17万2,654件でした。前年より0.8%減少したものの、依然として多くの被害が確認されています。盗難を防ぐには、短時間の駐輪でも必ず施錠し、備え付けの鍵とは別の鍵を追加することが基本です。

この記事では、自転車が盗まれやすい原因、鍵の選び方、防犯登録、盗難されたときの対応まで順番に解説します。毎日の通勤や通学、買い物で自転車を使う方は、現在の保管方法と照らし合わせながら確認してください。

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自転車盗難は身近な場所でも発生する

自転車盗難は身近な場所でも発生する

駅や店舗の駐輪場だけでなく自宅でも注意が必要

自転車盗難は、駅前や商業施設の駐輪場のように多くの自転車が集まる場所で起こります。一方で、一戸建て住宅の敷地内やマンション、アパートの駐輪場でも被害は発生しています。「自宅だから大丈夫」「建物の敷地内だから盗まれにくい」と考えず、保管場所を問わず施錠することが大切です。

無施錠や短時間の駐輪でも盗まれる可能性がある

コンビニや店舗に立ち寄る数分間でも、自転車から離れるときは鍵をかけましょう。短時間だからと無施錠で離れると、持ち去られるまでにほとんど時間がかかりません。急いでいるときも施錠を省略しないよう、鍵をかける動作を習慣にする必要があります。

高校生や通勤通学で利用する人が注意したい理由

通勤や通学では、同じ時間帯に同じ駐輪場を長時間利用することが多くなります。特に学校や駅の駐輪場では似た自転車が並ぶため、無施錠の自転車や簡単に切断できる鍵だけの自転車が狙われる可能性があります。家を出る前に補助錠を携帯しているか確認し、毎回同じ場所に固定せず、管理された駐輪区画を選びましょう。

自転車が盗まれやすい原因

鍵をかけずに駐輪している

無施錠の自転車は、犯人が工具を使わなくてもすぐに乗って移動できます。自宅の玄関先や集合住宅の駐輪場であっても、鍵をかけない状態は避けてください。

備え付けの鍵だけで駐輪している

一般的なリング錠だけでは、鍵を一つ壊されると車体をそのまま動かされてしまいます。異なる種類の補助錠を追加すると、解錠や破壊に必要な手間と時間を増やせます。

人目が少なく管理されていない場所に停めている

暗く見通しが悪い場所や、誰でも自由に出入りできる駐輪場では、犯行が周囲に気づかれにくくなります。料金の安さや目的地までの近さだけでなく、照明、管理人、防犯カメラ、固定設備の有無も確認しましょう。

高価な自転車や電動アシスト自転車が狙われる

スポーツ自転車や電動アシスト自転車は車体や部品に価値があり、転売を目的に狙われることがあります。電動アシスト自転車では、車体だけでなく取り外し可能なバッテリーにも注意が必要です。長時間駐輪するときはバッテリーを外して持ち運ぶか、バッテリー用ロックの利用を検討してください。

自転車盗難を防ぐ7つの対策

自転車盗難を防ぐ7つの対策

短時間でも必ず鍵をかける

最初に徹底したいのは、自転車から離れるたびに鍵をかけることです。買い物、送迎、荷物の受け渡しなど、数分で戻る予定でも必ず施錠してください。自宅の敷地内に置く場合も同様です。

種類の異なる鍵でツーロックする

備え付けのリング錠に、U字ロックやチェーンロックなどの補助錠を組み合わせます。鍵が二つあれば必ず防げるわけではありませんが、異なる方法で二つの鍵を壊す必要が生じるため、盗難の手間を増やせます。

フレームと固定物を一緒に施錠する

補助錠は車輪だけに通さず、できる限りフレームと駐輪場のラックや柵などを一緒に固定します。車輪だけを施錠すると、車輪を外して車体を持ち去られる可能性があります。ただし、施錠が禁止されている設備や通行の妨げになる場所は使用しないでください。

防犯性の高い鍵を選ぶ

細いワイヤー錠は軽く持ち運びやすい反面、工具で切断される可能性があります。長時間の駐輪や高価な自転車には、太いチェーンロックやU字ロックなど、切断や破壊に時間がかかる鍵を選びましょう。

管理人や防犯カメラのある駐輪場を利用する

駐輪場所は、明るさと見通しが確保され、管理人や防犯カメラがある場所を優先します。防犯カメラは盗難を完全に防ぐ設備ではありませんが、人の目や記録があることを示し、犯行をためらわせる要素になります。

自宅やマンションの敷地内でも施錠する

敷地内に置く場合も、リング錠と補助錠を使用してください。可能であれば、道路から見えにくく、照明や防犯カメラのある場所に保管します。共用部に固定するときは、管理規約や管理会社の指示も確認しましょう。

自転車の特徴や車体番号を記録しておく

自転車を購入したら、車体全体、メーカー名、車種、色、傷やステッカーなどの特徴を写真で残します。車体番号、防犯登録番号、購入日、購入店も控えておくと、盗難届を出すときに説明しやすくなります。保証書や領収書、防犯登録カードは自転車と別の場所で保管してください。

自転車の盗難対策に適した鍵の種類と選び方

自転車の盗難対策に適した鍵の種類と選び方

馬蹄錠とリング錠

後輪に取り付けるリング状の鍵で、日常的に素早く施錠できます。自転車本体に付いているため携帯し忘れにくい一方、車体を固定物につなぐことはできません。リング錠だけで終わらせず、補助錠と組み合わせましょう。

ワイヤーロックとチェーンロック

ワイヤーロックは軽く、長さを確保しやすいことが利点です。ただし、細い製品は切断への耐性が高くありません。チェーンロックはワイヤー錠より重い傾向がありますが、太さや材質によっては切断されにくくなります。携帯性だけでなく、駐輪時間と自転車の価格に合わせて選んでください。

U字ロック

硬い金属製のU字ロックは、一般的な細いワイヤー錠より切断や破壊に時間がかかります。内寸が小さすぎると固定物に通せず、大きすぎると持ち運びにくくなるため、フレームと固定物をつなげられる寸法を確認しましょう。

ツーロックにおすすめの組み合わせ

基本は、車体に備え付けられたリング錠と、フレームを固定物につなぐU字ロックまたはチェーンロックの組み合わせです。二つの鍵は、同じ構造の製品を重ねるより異なる種類を選ぶと、一つの手口だけで両方を外されにくくなります。

鍵をかける位置と正しい施錠方法

補助錠は地面に置かず、工具を入れにくい位置に取り付けます。フレーム、車輪、固定物を可能な範囲でまとめ、鍵と車体の間に大きな隙間を残さないようにします。施錠後は鍵が確実に閉まっているか、手で引いて確認してください。

自転車の防犯登録とは

防犯登録が必要な理由

自転車の利用者には、法律に基づき防犯登録が義務付けられています。登録情報は、盗難された自転車が発見されたときの所有者確認などに使われます。ただし、防犯登録そのものが盗難を物理的に防ぐわけではないため、施錠と合わせて行うことが必要です。

防犯登録に必要なものと手続き方法

自転車販売店など、都道府県公安委員会が指定した団体から業務を委託された防犯登録所で手続きします。購入店以外やインターネット、譲渡で入手した自転車を登録する場合は、本人確認書類、自転車本体、保証書や領収書、譲渡証明書など、正当な所有者であることを確認できる資料を求められることがあります。必要書類、手数料、登録情報の保管期間は地域によって異なるため、居住地の防犯登録団体で確認してください。

引っ越しや譲渡や廃車時に必要な手続き

住所や氏名などの登録内容が変わったときは変更手続きを行います。都道府県をまたぐ引っ越し、他人への譲渡、自転車の廃棄では、現在の登録を抹消したうえで新たな所有者や地域で登録し直す場合があります。具体的な手続きは都道府県ごとに異なります。防犯登録カードと本人確認書類を用意し、登録団体や警察署などに確認してください。

防犯登録カードを紛失した場合の確認方法

防犯登録カードを紛失した場合、登録番号をその場で再発行できるとは限りません。購入店に控えが残っていないか確認するとともに、車体に貼付された防犯登録標識や車体番号を撮影して保管しましょう。照会や手続きに必要なものは地域で異なるため、所轄の警察署または防犯登録団体へ相談してください。

自転車が盗まれたときに行うこと

自転車が盗まれたときに行うこと

周辺を確認して撤去や移動の可能性を調べる

まず、駐輪した場所や周辺を確認します。放置禁止区域や施設のルールにより撤去されている可能性もあるため、自治体の撤去自転車案内や施設管理者への確認も行ってください。ただし、長時間探し続けて届け出が遅れないようにします。

防犯登録番号と車体番号を準備する

盗難届には、自転車を特定できる情報が必要です。防犯登録カード、保証書、領収書、車体番号の控え、車体の写真を準備します。購入日時や盗難に気づいた時間、駐輪場所、鍵の状態も整理しておくと説明がスムーズです。

警察へ盗難届を提出する

最寄りの警察署または交番へ被害を届け出ます。届け出後は、受理番号や届け出た警察署、日時を控えてください。盗難保険の請求や撤去自転車の確認で必要になることがあります。緊急の事件や犯人を目撃している場合は、状況に応じて110番通報してください。

駐輪場の管理者や保険会社へ連絡する

管理された駐輪場で盗まれた場合は、管理者にも発生日時と場所を伝えます。防犯カメラ映像には保存期間があるため、早めの連絡が必要です。ただし、映像を利用者へ直接開示できない場合があります。警察による確認が必要か、管理者の指示に従ってください。盗難保険や購入店の補償に加入している場合は、申請期限と必要書類も確認します。

自転車が発見された後に必要な対応

盗難届を出した自転車を自分で発見した場合も、無断で持ち帰らず警察へ連絡してください。すでに第三者が使用している場合は、直接声をかけるとトラブルになるおそれがあります。警察の指示に従い、返還後は車体の破損や部品の交換、鍵の状態を確認します。保険金を受け取っている場合は、保険会社にも発見されたことを連絡してください。

自転車盗難保険に加入するときの注意点

補償される条件と対象期間を確認する

盗難保険やメーカーの盗難補償は、対象となる自転車、加入期限、補償期間、自己負担額などが商品ごとに異なります。購入時しか加入できない制度や、指定の鍵を使用していたことを条件とする制度もあります。加入前に約款と補償条件を確認してください。

盗難届や施錠の証明が必要になる場合がある

保険金や代替車の申請では、警察へ盗難届を出したことを示す受理番号、防犯登録番号、鍵、購入証明書などの提出を求められる場合があります。鍵をかけていなかった場合や、必要な書類を用意できない場合は補償の対象外になる可能性があります。

購入金額の全額が補償されるとは限らない

補償額は、購入金額、使用年数、免責金額などによって変わります。同等品の提供や割引購入に限定される制度もあり、現金で購入額の全額が支払われるとは限りません。補償上限と自己負担額を確認し、自転車の価格に見合うか判断しましょう。

集合住宅や駐輪場の自転車盗難対策

明るく見通しのよい駐輪スペースをつくる

集合住宅や事業所の駐輪場では、植栽や物置で死角が生まれていないか確認します。照明を設け、夜間でも利用者の顔や手元が見える明るさを確保します。放置自転車を整理し、管理されていることが外から分かる状態を保つことも重要です。

防犯カメラを設置して録画中であることを知らせる

駐輪場の出入口と駐輪区画を確認できる位置に防犯カメラを設置すると、被害発生時の状況確認に役立ちます。撮影中であることを表示し、録画映像の管理者、保存期間、閲覧ルールを決めておきます。カメラだけに頼らず、照明、施錠設備、出入口管理と組み合わせてください。

出入口の管理と固定設備を整える

入居者以外が自由に出入りできる駐輪場では、扉や入退場設備の導入を検討します。自転車のフレームをつなげるラックや固定物があれば、利用者が適切にツーロックしやすくなります。避難経路や通行を妨げない配置とし、消防・管理上の規定にも配慮してください。

自転車盗難に関するよくある質問

自宅の敷地内でも鍵は必要ですか

必要です。一戸建て住宅の敷地内や集合住宅の駐輪場でも盗難は発生します。短時間でも施錠し、可能であれば補助錠で車体と固定物をつないでください。


鍵を2個かければ盗難を完全に防げますか

ツーロックをしても、盗難を完全に防げるわけではありません。防犯性の高い異なる種類の鍵を使い、明るく管理された駐輪場を選ぶなど、複数の対策を組み合わせましょう。


防犯登録をしていない自転車でも盗難届は出せますか

防犯登録がない場合でも、まずは警察署や交番へ相談してください。ただし、所有者や車体を特定するため、車体番号、購入証明書、写真などを求められる可能性があります。自転車を利用する場合は防犯登録を行い、登録情報を保管しておきましょう。


盗難された自転車を自分で見つけた場合はどうしますか

盗難届を提出した警察署または最寄りの警察へ連絡し、指示に従ってください。使用している人へ直接接触したり、自分の判断だけで持ち帰ったりすると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

まとめ|複数の対策を組み合わせて自転車盗難を防ごう

自転車盗難対策の基本は、場所や時間にかかわらず必ず鍵をかけることです。そのうえで、リング錠とU字ロックなどを組み合わせたツーロック、固定物への施錠、管理された駐輪場の利用を徹底しましょう。防犯登録と車体情報の記録は盗難そのものを防ぐ方法ではありませんが、被害後の届け出や所有者確認に役立ちます。

集合住宅や事業所の管理者は、利用者任せにせず、照明、防犯カメラ、出入口、固定設備を確認してください。個人の施錠と駐輪環境の対策を組み合わせることで、盗まれにくい状態をつくれます。

参考情報

・警察庁 令和7年の犯罪情勢:https://www.npa.go.jp/publications/statistics/crime/situation/r7_hanzaijyousei__.pdf

・警視庁 自転車盗の防犯対策:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/guard/bicycle_bohan.html

・警視庁 自転車防犯登録:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/guard/bicycle.html

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この記事の制作者:アルコム 担当者T

株式会社アルコム:2003年設立の20年以上実績がある防犯カメラ専門店。福岡県内の警察署・交番300ヶ所以上に防犯カメラの設置や美術展示会などへの防犯カメラ提供の実績が多数。

担当のT:防犯カメラ業界に10年在籍しており、販売と提案実績も多数。防犯カメラに関するホワイトペーパー防犯カメラに関する記事などの制作も多数。

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