
DIYでもできる!自宅に防犯カメラを設置
防犯カメラは専門の設置業者に依頼すると、カメラ1台当たり数万円、4台で20万円近い費用がかかります。もちろん防犯カメラの設置場所(屋内・屋外)や種類(ドーム型、特殊型、バレット型など)で値段は変わってきますが、本体のカメラ代に工事費までかかると費用がかさむ……、なら自分で設置できないか?と考えるかもしれません。結論から申し上げますと、防犯カメラを個人で設置することは不可能ではありません。
自宅用に防犯カメラを取り付けてみたい方、DIYで設置してみようという方向けの防犯カメラ設置方法をご紹介します。
前提:防犯カメラは工事業者に依頼を推奨
防犯カメラの設置工事費用は高く、なるべくご自身で取り付けて費用を抑えたいと思うのは当然です。ただ通常、防犯カメラの設置は専門業者の方が様々観点からきちんと施工することを推奨しています。理由は、実は必要な機材が足りてなかった・つなげてみたけど映らない・配線がぐちゃぐちゃになってしまった……などの場合に防犯カメラの工事業者であれば対応可能ですが個人の場合はそこでつまずいてしまう場合があるからです。

防犯カメラのDIY|防犯カメラは自分で設置できるのか?
それでも「1台だけ早く取り付けたい」「特定のところだけ監視したいので設置場所はもう決まっている」といった場合にわざわざ業者を呼んで取り付けることのほどでもないだろうと思うこともあるかもしれません。もちろん設置費用が掛からない分、防犯カメラ本体だけの値段で取り付けることができます。最近ではDIYで防犯カメラを取り付ける方も増えてきています。きちんと機材をそろえれば設置することはできます
DIYとは?
DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、専門業者ではない個人で制作したり修繕したりすることを指す、いわゆる「日曜大工」です。英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で「自身でやろう」という意味があります。
設置工事を業者に頼むと業界最安の工事費用でも1台37,800円~と、かかってしまいます。防犯カメラをご自身で設置することにより費用を浮かせることは可能です。実際にこのページで設置に必要なものから、手順まですべてご紹介いたします。
設置のためにご準備いただくもの
ホームセンターで揃えていただく物はこちらになります。
※下記は一例です。設置場所により必要な部材は変わります。
設置の手順


2.配管の設置
はじめに屋外配線保護用のPF菅にケーブルを通した状態で固定をして行くと以降の設置もスムーズに行うことが可能です。


4.カメラとケーブルの結線
結線は水で濡れないように、ジョイントボックス内で行ってください。水が直接かからない軒下でも万全を期したほうが、より長持ちするでしょう。

5.屋内への引き込み・配線
屋内へ引き込んだ後、モールで配線を保護します。壁にしっかり沿わせましょう。

6.ケーブル・レコーダー・モニターを接続
①の工程と同じくケーブルとレコーダー、レコーダーとモニターを接続します。

7.引き込み口を埋める
しっかりとモニターにカメラの映像が映る事を確認したら屋内へ引き込んだ配線の引き込み口を防水パテで埋めましょう。
家庭用の防犯カメラを取り付けてみよう

さて防犯カメラの設置場所ですが、自宅用であれば不審者が入りやすい箇所に設置するのが基本になります。玄関などに設置して不審者に威圧感を与えるのもよいです が、玄関はもっともセキュリティがきちんとしている箇所でもあります。逆にベランダや庭先から続く窓ガラスなどが侵入を許しやすい箇所になります。そのような箇所に設置する場合には配線を考える必要はあります。防犯カメラの配線を屋内から屋外へと設置するためにはどこからか配線を通す必要があります。そのような場合は一般的に通気口を利用します。通気口に配線ができるだけの穴をあけて配線を通してから通気口をもとの位置に戻します。
そして屋外に配線が出た状態でカメラの設置、配線を行います。また配線もそのままにせずにチューブなどにいれて保護することによって耐久度が上がります。屋内も配線が無造作にならないように壁側に這わすなど工夫をすることによって目立たず設置が可能です。最終的に防犯カメラの角度などを調整することによって設置完了となります。
DIYで防犯カメラを設置する際の注意点

実際にやってみると思っているよりは簡単に設置ができることに驚くかと思います。とはいえ、DIYで防犯カメラを自宅用に設置する場合には注意点があります。まず、DIYですので防犯カメラの設置に必要な機材は自分で用意する必要があります。脚立、防水パテ、絶縁ビニールテープなどは用意しておく必要があります。また設置場所によっては電動ドリルなども必要になってきます。そして配線などはきちんと映るように間違えのないように配線する必要があります。
配線がうまくいかず、まったく映像が映らないなんてことになると四苦八苦してしまいますからね。そして屋内の配線でもケーブルを保護する部材を使って断線などがないように配線場所も加味して 配線していく必要があります。設置する角度などにも十分注意しないとせっかく設置したのに肝心の防犯効果が得られないのであれば 本末転倒ですからね。そうして苦労して自宅用に設置した防犯カメラであれば愛着も十分すぎるほど湧いてきますね。
防犯カメラはただ購入すればそれで終わりのものではありません。それぞれにあった場所に設置してこそ効果が出てくるものです。複数台設置する場合などは業者に頼むほうがよいかもしれません。ただ最初の1台目の防犯カメラを自宅用に設置してみるの場合はDIYはいいかもしれませんよ。防犯カメラがどのようにして監視しているのか、構造はどうなっているかなどいろいろと勉強になることがたくさんあります。防犯カメラを知ることも防犯につながっていきます。愛する家族、大事な思い出がいっぱい詰まったご自宅はまさに宝の山です。ぜひ一度は防犯カメラを自宅用にDIYで設置してみましょう。
アルコムの防犯カメラセットならケーブルも含まれているので初めての防犯カメラ購入にオススメです!