屋外設置の必需品!ハウジングケース

カメラハウジング

雨風や紫外線にさらされる、屋外設置の防犯/監視カメラ。これら自然の影響からカメラ本体をガードするのが、ハウジングケースです。堅牢なハウジングケースの選択は、カメラを長持ちさせ、防犯/監視カメラの信頼性をアップさせるのに役立ちます。

防犯/監視カメラの信頼性を向上させる必須装備

防犯/監視カメラは、いろいろな場所に設置されます。そのため、設置場所に応じた追加装備が必要になる場合があります。ハウジングケースは、カメラを屋外に設置する場合に必須の装備です。ハウジングケースは、カメラ本体をすっぽりカバーするケースです。このケースを装備することで、雨や雪などにさらされる場所でも防犯/監視カメラを安心して設置することが可能になります。旅行などに持っていく一般的なカメラ同様、防犯/監視カメラの本体には過酷なアウトドア環境に設置して使用する機能が備わっていません。また、一部の機種を除きそのような設計はされていないのが普通です。具体的には、防水機能や紫外線などの影響は考慮されていません。屋内への設置であればこれで問題はありあませんが、ちょうど一般的なカメラを水中撮影に使うには専用の防水ケースが必要なように、防犯/監視カメラを屋外に設置するにはハウジングケースが必要になります。

ハウジングケースには、カメラ本体のサイズに合わせていくつかのサイズが用意されています。また、壁や柱に取り付けるためのアームやブラケットが付属するので、全体的にまとまりのある設置感で防犯/監視カメラを設置することが可能になります。

設置場所を選ばないバレット型でコスト削減

防犯/監視カメラには、バレット型と呼ばれる屋外用カメラがあります。これは、カメラ本体にハウジングケースとブラケットが一体化したタイプを指します。このタイプのカメラは全天候型であることが多く、そのまま屋外への設置が可能なのが普通です。また、完全な屋外ではないがホコリや気温差がある倉庫などに設置されることもあるようです。バレット型の防犯/監視カメラの大きな特徴は、このように設置場所の対応幅が広いことです。また、最初から耐候性のハウジングが備えられているので、普通の防犯/監視カメラにハウジングケースを追加するよりもコスト的に安くなる点も魅力となっています。この他、ハウジングケースを使うカメラよりもサイズ的に小さいのも特徴です。サイズが小さいので、あまり目立たせずに防犯/監視カメラを設置できることは大きなメリットでしょう。

一方、バレット型カメラにもデメリットは存在します。最大のデメリットは、外装部が破損すると、カメラそのものの交換が必要になる点です。屋外に設置する防犯/監視カメラは、天候の影響をダイレクトに受けます。そのため、経年変化によってゴムやプラスチックなどがもろくなるのが普通です。このような状態で放置されたバレット型カメラは、場合によっては内部に水分が侵入する場合があります。バレット型カメラの内部に侵入した水分は、ごく少量でも内部の電子回路に不具合をもたらしたり、レンズにカビを発生させたりします。また温度変化によって、映像にくもりを発生させることもあります。

雨や紫外線の影響をダイレクトに受ける屋外用防犯カメラは、ハウジングケースを使うタイプか否かにかかわらず、定期的な確認やメンテナンスが重要になります。ハウジングケースを使うタイプであれば、外装部に不具合が発生してもケースの交換が可能です。しかし、外装ケースとカメラが一体化したバレット型ではケースの補修が難しいのが現状です。コンパクトで設置時の費用も抑えられる傾向が強いバレット型の防犯/監視カメラですが、設置後のメンテナンスはハウジングケースを使うタイプよりも頻繁に行った方が良さそうです。

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