アパートにおける防犯対策とオーナーメリット

更新日:2023-12-01

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マンションイメージ

コンパクトで目立たず、導入コストも手頃な最近の防犯/監視カメラ。賃貸アパートやマンションのオーナーには、物件の資産価値を保つことを目的に、こららの導入を検討する人が増えているようです。

アパートやマンションでは、立地や建物はもちろん、セキュリティも資産価値を左右します。

セキュリティがしっかりした物件には、入居希望者の注目も集まります。

セキュリティ重視でアパートを選ぶ人が急増中

年末から年度末にかけては、転勤や進学などで新居探しが活発化する時期。良い物件はすぐに入居者が決まってしまうので、この時期に部屋を探す人は数多くの物件をチェックし、いろいろと比較をしながら短時間で結論を出さなければなりません。一方、この時期は物件のオーナー側も気が気ではありません。賃貸契約や管理は不動産会社に委託していても、実際に入居者が決まらなければ部屋は利益を生みません。所有する物件が空室のままなら、税金や銀行への返済などでアパート経営が赤字になる危険性もあります。

賃貸住宅の場合、これまでは部屋の壁紙や水回りの設備を新しくするなどのリフォームが入居者へのアピールにつながりました。しかし、新築物件も増えている昨今、このようなリフォームでは家賃を維持することはできても、さらなる収益性を求めるのは難しい面があります。

そこで注目されるのが、セキュリティ面の充実です。構造や立地などの制限でオートロックの玄関が作れないアパートでは、これまではセキュリティ面で敬遠されることがありました。特に、女子大生やOLにはこの傾向が強くあります。しかし、セキュリティ面を充実させることで、これまではアパートを敬遠していた若い女性にも、物件をアピールすることができるようになります。また、保安的に安心な物件であることによって、他の物件よりも高めの賃料を提示することも可能になります。

ここで注目されているのが防犯カメラです。セキュリティの充実、たとえば防犯カメラの設置は賃貸物件を探す人に対して強力なアピールとなります。にもかかわらず、防犯カメラの設置に多くの費用は必要ではありません。設備のコストを抑えて物件価値を高める方策として、防犯カメラの導入は費用対効果が優れたアイテムと言えそうです。

・アパート・マンションの防犯カメラ設置例

安心・安全のアピールが賃貸アパート収益改善のキーワード

アパートの資産価値を上げる方法はいくつか考えられます。その中でも実行がしやすいのは、防犯面での機能を充実させることでしょう。

防犯カメラの設置はその代表ですが、その他にも玄関の鍵を複数取り付けるとかピッキングのしにくいものに交換するなどの施策は、賃貸アパートでも手軽に導入できるものです。また、窓ガラスの内側に防犯フィルムを貼ったり、必要に応じて窓枠に防犯用の面格子を追加するなどのことも比較的簡単にできるはずです。疑問に思うのは、これらの設備や装備を積極的に導入した“防犯対策済”のアパートが意外に少ないことです。

新しい/古いに関係なく、アパートであれば、間取りを大幅に変更するなどのリフォームはまず不可能です。また、たとえば、和室として作られた部屋にフローリングを施しても、部屋の雰囲気を変えるには限界があります。しかし、防犯対策を追加すると、アパートの価値を一気に高めることができます。防犯対策は、一般的な内装のリフォームよりも費用的に安価です。これも防犯対策を施すメリットと考えられます。

インターネットが普及したここ何年かは、高速なインターネット回線が引かれていることが若い人が賃貸のアパートやマンションを探す際の常識となってきました。今後は、これに加えてセキュリティ機能が注目される気配があります。特に都市部では、日本でも外国さながらの大胆な犯罪が発生しています。また、日本人による迷惑行為が多く報道されるなど、セキュリティに対する関心は高まっています。

このようなニーズをしっかりと捉え、その心配を軽減・解消できる物件を提供することがこれからの賃貸アパートのオーナーに期待されています。このような防犯対策は、所有するアパートの価値を高め、最終的にはオーナーのメリットとなって戻ってきます。これらかのアパート経営には、防犯の意識が重要と言えそうです。

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