監視カメラ・録画装置の寿命は何年くらい?

寿命のイメージ

監視カメラやそれに接続する録画装置は、長時間の稼働が求められる機器です。種類やモデル、設置場所などによって違いはありますが、機械である以上、寿命は存在します。監視カメラや録画装置の運用は、その寿命を想定した計画的なメンテナンスや更新を行うことで、より確実なものとなります。

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寿命は何年くらい?監視カメラの耐用年数は5年前後要

防犯/監視カメラの税法上の耐用年数は6年とされています。このため、導入から6年間は資産としての減価償却が可能です。しかし、実際の運用では6年を待たずして不具合が発生する場合があります。これは、防犯/監視カメラが機械である以上、避けられないことです。また、現在使用中の機種よりも性能の良い製品が発表されたりで機器の入れ替えが行われることもあります。具体的には、導入から最長でも5年前後で新しい機器に入れ替えるのが一般的な交換スケジュールとなっているようです。

しかしこれは、導入以降、定期的なメンテナンスを行わない場合の例です。1年に1度、あるいは2年に1度程度でも、記録部を含めたシステム全体に定期的なメンテナンスを行うと、機器のトラブルを未然に防げます。そして、より安定した状態で長期間、防犯/監視カメラを運用することが可能になります。防犯/監視カメラで重要なのは、重要な局面で決定的瞬間を逃さず記録できることです。これを実現するには、少しでも不具合が発生したり徴候が見られたら調整や修理を行うことが重要です。また、ハードウェアである限り物理的な劣化は避けられませんから、状況に応じて部品の交換を行うなど、保守作業も必要になります。

設置状況に応じた保守計画の重要性

もちろん、劣化の速度や劣化の箇所は、カメラの設置場所や使用法などによって大きく異なります。たとえば、雨露がかかる場所や温度変化の激しい場所に設置したカメラは、そうでない場所のカメラよりも一般的に劣化が速く進行すると考えられます。また、これとは別に特定の操作、たとえばパンやズームなどを頻繁に繰り返す操作では関連の箇所に負担をかけます。ですから、調整やメンテナンスは、設置場所や使用法など、個々のカメラによって異なる使用環境を考慮して行う必要があります。

特に、環境による影響が考えられる場所に設置したカメラには、定期的なチェックを入れる必要があります。たとえば、ハウジングの劣化は内部への水分やホコリ等の浸入の原因となります。場合によっては小さな虫などが侵入することもあり、このような事態になるとカメラ本体の交換が必要となる危険性が高まります。これは、室内に設置されるレコーダー部についても同様です。特に、カメラからの映像を記録するハードディスクは消耗品です。システムの稼働中は常に電源が入っている部分でもあり、不具合の前兆が見られてから完全に使えなくなるまでは思いの外短時間です。最近のハードディスクは障害の発生率が下がっていますが、それでも2年か3年に1度は交換するのが安心です。

保守契約で途切れのないシステム運用を実現

電子的な部品が多くデータをデジタル処理する防犯/監視カメラは、パソコンやスマホなどと同様に進歩が非常に早い製品です。また、高い性能の製品が安い価格で発表されたりもするので、新しい製品をどんどん使うというムードがあることは否めません。しかし、業務での使用に耐える防犯/監視カメラは、365日24時間の稼働を前提に部品の選択や設計が施されています。また、製造過程においても厳しい検査やテストを経ているので、一般向けの家電などと違って高いレベルの耐障害性や堅牢性が確保されています。これらの製品は、結局のところ交換ではなく、メンテナンスをしながら使うのがコスト的にも優位であることが多いようです

これらの製品を使い続けるために有効なのが、専門家によるメンテナンスです。保守のプロであれば、同様のシステムに関する多くの整備ノウハウを持っています。このため、将来的なトラブルにも事前の対処が可能です。結果的に、途切れのない監視活動が実現できることになります。多くの場合、新しいカメラやレコーダーの保証期間は1年です。しかし、これに加えて設置会社によるメンテナンスの契約を結ぶことができます。このような保守契約をしておけば、防犯/監視カメラを設置しても保守作業から開放され本業に集中することが可能になります。

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