ネットカフェに防犯カメラを導入する

ネットカフェのイメージ

街のあらゆる場所にネットカフェが作られるようになりました。ネットカフェはパソコンが備え付けられている設備で、お金を支払うと一定時間の利用が許可されます。現代の生活や仕事ではインターネット回線とパソコンが不可欠であるため、外出先で必要になる事が多いのが実情です。その需要を満たすために存在しているネットカフェは老若男女に親しまれています。

器物破損を防ぐために防犯カメラが設置されている

ネットカフェの利用者の中には、モラルを軽視する人種も存在しています。ネットカフェで使用可能なパソコンや関連アイテムは、利用者にとって借り物だからです。自分の所有物は丁寧に扱っても、他者の物品は乱暴に使用する人は珍しくありません。ネットカフェで特に多いのは、ドリンクをパソコン本体にかけてしまうトラブルです。機械ものであるパソコンは耐水性が低いので、飲食しながらの扱いには気をつけるべきだと言われています。

しかしネットカフェのパソコンが壊れても、自身に損害が無いと考える人は注意を怠るのです。マナーの悪い顧客の行動を諌める意味で、防犯カメラは役に立ちます。防犯カメラのレンズの向こう側には、監視者が存在しているように感じるからです。ネットカフェの要所に防犯カメラを設置しておくだけで、器物破損の被害は確実に減少します。

盗難時の録画データを再生出来る

ネットカフェに防犯カメラを設置する事によって、器物破損に至る軽率な行動を防げるのは前述した通りです。しかし高級品であるパソコンが多いネットカフェは、器物破損よりも気をつけるべき犯罪があります。それはパソコン本体や関連機材の盗難です。

計画的に盗難が実行されると、ネットカフェのスタッフの発覚が遅れてしまう事もあります。リアルタイムの映像をディスプレイに映しているだけでは、トラブル発生後に防犯カメラが役に立ちません。盗難を実行する者は防犯カメラやスタッフの目を盗む様に動いているので、犯行時に発覚し難い事も関係しています。その欠点をフォローするために役立つのは、防犯カメラの専用システムの録画機能です。防犯カメラとディスプレイの間に専用システムを接続すると、録画データの保存が行えるようになります。

防犯カメラのリアルタイム映像を見ているスタッフの目を盗む素早さで動けても、防犯カメラのレンズの視界から完全に逃れる事は出来ません。録画データを再生すれば、怪しい動きをしている顧客は必ず見つかります。録画データは有力な証拠としても認められているので、警察に提出して早期解決を促す事も可能です

支店の映像を本店から見る事も可能

ネットカフェで盗難を働こうとしている者は、スタッフの目の動きを注意しています。他の仕事を進めながら防犯カメラの映像を見るのが難しい事を、犯罪者は知っているからです。パソコンの盗難に慣れている犯罪者は、ネットカフェのスタッフの動きを計算する事など簡単です。だから多数のネットカフェを抱えている会社は、別の拠点から全国の支店を見守るようなりました。インターネットを通じて防犯カメラの映像を見られるようになった結果です。

現代のインターネット回線は強力になっており、動画データを送受信する事も大きな負担ではなくなりました。別の拠点から多数のネットカフェを目視するようにすれば、怪しい動きを見せている顧客を発見し易くなります。盗難を働こうとしている者は、外部から防犯カメラ映像を見ているスタッフの存在が分からないからです。そしてネットカフェの支店に連絡して、スタッフに警戒を促す事が可能です。強力なインターネット回線が前提になるやり方ですが、器物破損や盗難の発覚を早める効果があると認められています。今後も店外の関係者と連携する運用方法が流行するのは間違いありません。

防犯カメラを導入しているだけで、満足しているネットカフェは数多く存在しています。アルバイトとして雇っているスタッフでは、防犯カメラの応用が難しいと考えているからです。しかし製品に付属している説明書を渡すだけでなく、ネットカフェ用のマニュアルを準備する事で、防犯カメラの可能性を引き出す事は可能だと言えます。導入後にトラブル時の事態を想定して入念な準備を行うのが、防犯カメラを有効活用する上では必須です。

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