プールの事故防止に役立つ防犯カメラ

プールの事故防止に役立つ防犯カメラ

学校は人材の育成において、大きな役目を担っています。上手く教育を施せれば社会全体に貢献する事にも繋がるので、学校の担当している仕事は責任重大です。しかし学校は他にも大きな責任を抱えています。それは在籍している生徒の安全を守る事です。生徒がトラブルに見舞われる事になれば、学校は責任追及をされてしまいます。生徒の安全確保も学校の重要な業務の一貫だからです。

学校のプールは危険が多い

学校内のトラブルのパターンは様々ですが、特に注意しなければならないタイミングがあります。それは教師が目を離している時間帯です。生徒の本分は学業ですが、学校のカリキュラムは授業だけで構成されているわけではありません。効率よく学習を進めるためには、適度な休憩が必要になります。そのタイミングは教師の休息の時間帯でもあるため、生徒から目を離しているのが基本です。そのため事故の発生し易いポイントを抑えなければ、生徒が危険に晒されるリスクが大きいと言えます。

注意喚起する事によって事故を抑制する効果はありますが、義務教育過程の子供は自由奔放です。教師の言う事を全く聞かないで、危険な遊びをしてしまう生徒は少なからず存在しています。そして最も多くの危険が潜んでいるのはプールです。プールは休憩時間中に限らず、授業中にも事故が起こる可能性があります。多くの生徒が入水している状態のプールは、全ての生徒の動向を見届けるのは困難です。

プールの監視に役立つ防犯カメラ

プールにおける事故防止に努めるなら、トラブルが発生する前に注意喚起するのが理想的です。それにはプール内の要所に防犯カメラを設置するのが効果的になります。防犯カメラを通して映った映像は、接続されているディスプレイへ届けられるからです。ディスプレイの前に監督役の教師を常駐させれば事故防止に繋がります。生徒が危険な行為に及んでいる時には、直ぐに気づいて注意をする事が出来るからです。授業の進行役を勤めている教師とディスプレイの前に居る教師で2重の監視体制を構築する事で、プールの安全確保は万全なものになります。

前述したやり方は授業時のプールの危険を排除するためのものです。休憩時間中のプールの監視は、別の手段を採用する事が出来ます。なぜなら昨今の防犯カメラの映像は、インターネット回線を経由してスマートフォンで閲覧可能だからです。防犯カメラの映像の監視をスマートフォンで行えば、ディスプレイの前まで移動しなくても済みます。二重の監視体制を構築したい場合には、2台のスマートフォンを準備して2人の教師に担当させれば実現出来ます。プールに防犯カメラを設置すれば、工夫次第で様々な監視体制を構築する事が可能です。

夜間のプールの防犯にも役立つ

学校のプールの事故防止は、下校時間が過ぎた後も行わなければなりません。プールのセキュリティが不十分な状態だと、無関係な人間が侵入を試みようとします。そして万が一の事故が発生してしまった場合には、学校の責任追及が行われるのです。防犯カメラは教師が監督していない時間帯でも、事故防止の役に立ちます。それは防犯カメラを通して映った映像は、ハードディスク内に保存されるからです。ハードディスク内に保存されている映像は、新しい映像で上書きされない限り再生する事が出来ます。

定期的に夜間の防犯カメラの映像を再生すれば、プールへの侵入者の有無を確かめる事は容易です。仮にプールに侵入している者が見つかったら、警備を強めるなどの対策を施せます。以上の様に生徒の安全を守るだけでなく、プール所有の責任を全うする意味でも防犯カメラは優秀なツールです。

プールに防犯カメラを導入するのは賢明な判断です。しかし防犯カメラの選定には、注意をする必要があります。夜間に対応していない防犯カメラは、光量が足りないせいで鮮明な映像を残せないからです。導入コストを抑える事も大切ですが、使用する環境をイメージするのも重要だと言えます。

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