防犯カメラは事故を防ぐ事にも効果的

防犯カメラは事故を防ぐ事にも効果的

防犯カメラが認知されるようになったのは、警備員の代わりに防犯を務める事が出来るからです。そのため守るべき設備を所有する人以外は、防犯カメラに興味関心を抱いていない傾向があります。しかし防犯カメラは使い方を工夫すれば未然に事故を防ぐ可能性も有しているのです。

現代には危険があふれている

現代社会は法律が整備されているおかげで、トラブルの発生件数は激減しています。トラブルを引き起こした被疑者は、最悪の場合には逮捕されてしまうからです。それに加えて防犯カメラによる監視体制が社会を根底から支えています。人間とシステムがタッグを組んでいる事で、優れたセキュリティ性の社会が実現しているのです。

過去の時代と比べれば安全な時代が到来していると言えます。しかし人間が危険に遭遇しない可能性は皆無ではありません。現代社会を便利にするため、機械があらゆる場所で駆動しています。機械が人間に対して意図的に牙を剥く事はありません。

しかし指定された順序で動き続けるだけの機械は、凄い力を人間に対して加える事があります。機械の可動範囲内に人間が立ち入った時に起こるトラブルです。機械が人間を認識する機能を備えていなければ、大事故に至るケースもあります。他にも乳幼児や認知症になったお年寄りが、予測不能な行動を取って事故に至るのもよくある事です。監督する立場の人間が近くにいても、常に目を離さない事は困難だと言えます。以上の様に絶対的な安全を確保する事は果たされていないのです。

危険区域への立ち入りを防ぐ事が可能

機械の動作に人間が巻き込まれる事によるトラブルは、被害者が知らずに危険地帯へ侵入する事で発生します。つまり危険地帯への侵入を即座に感知するシステムがあれば、機械による事故は減らす事が可能です。それに役立つのは前述した防犯カメラだと言えます。

具体的には防犯カメラシステムに搭載されている機能の1つであるモーション録画を応用するのです。モーション録画が設定されている防犯カメラは、常時録画を行わなくなります。その代わり防犯カメラの視界内で動きがあった時だけ、録画を開始する事が可能です。同時にアラーム装置と提携させれば、モーション録画の開始と同時に警報を鳴らす事も実現します。それを聞いた利用者が急いで現場へ向かえば、事故の発生を未然に防ぐ事に繋がるのです。

モーション録画をしている危険地帯の近くにスピーカーを置いておけば、警備室から注意喚起する事も可能です。誤って危険地帯へ近づいた人間は、注意を促されれば離れます。防犯カメラの映像が映っているディスプレイの前からでも、離れる瞬間を監視する事は可能です。それにより警備員が現場へ向かう必要さえなくなります。用途が工夫されている防犯カメラは、開発者の意図以上の性能を発揮する事があるのです。

事故を防ぎ人間を預かる施設のサービスを向上させる

前述した防犯カメラの用途は、少し特殊な危険区域に人を近づけたくない時に役立ちます。そのやり方を少し応用すると乳幼児や老人を預かる施設でも、防犯カメラは十分な性能を発揮するのです。人間の預かりを行う施設において、サービスの利用者を常に目の届く範囲に置いておく事は大切だと言えます。しかしサービスの利用者にとって職員の目で常に見張られているのは大きなストレスです。時には環境に耐え切れず不満が爆発してしまう事があります。

何より預かり施設のサービスは、規則正しいスケジュールが組まれています。他のスケジュールの準備を整えるためには、監視ばかりに力を入れるわけにはいきません。その事も影響して人間の預かり施設の要所には、防犯カメラが設置されています。防犯カメラのモーション録画機能が動作した時、職員に注意を促す仕組みが構築されていれば、作業を進めながら目視確認を行えるからです。職員の負担を軽減するだけでなく、サービスの利用者に不満を与える事はなくなります。防犯カメラの方が人間による監視よりも評価される事もあり得るのです。防犯カメラの導入が利用者の顧客満足度を高めたのであれば、サービスの質が向上したと言えます。

以上の様に防犯カメラの用途は、無限大の可能性を秘めています。ユーザーの利用方法によっては、これまでに存在しなかったサービスを提供する事も可能です。防犯カメラを一方的に無関係な存在だと判断する前に、考えを巡らせる姿勢が大切だと言えます。それにより多大な恩恵を受けられる可能性があるからです。

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