録音機能付きのカメラで状況をより正確に!

リアルタイム監視のイメージ

防犯カメラは、日々、高機能化が進む製品分野です。小型化や高画質化はもちろんですが、近ごろは完全な暗闇状態でもカラーの映像が撮影できるなど、ハイテク技術を導入したカメラが話題を集めました。画質と同様、現在大きな注目を集めているのが音声の記録です。現在販売されているカメラにも、この機能を搭載したカメラが増えてきました。今後は、集音マイクを内蔵したカメラが標準となるでしょう。現在の状況を踏まえ、今後の展開を展望してみましょう。

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ネットワーク対応カメラでは、既にマイク搭載が常識に

従来のアナログからデジタルへと進化し、画質が一気に向上した近ごろの監視/防犯カメラ。高画質化し、録画された映像から状況を詳細に分析することができるようになりました。しかし、現時点でも、状況の分析要素として欠けているものがあります。それが、音声の扱いです。デジタル化された最新の監視/防犯カメラでは、たとえば、逃走する犯人グループが使用した自動車のナンバーや色を鮮明に記録することができます。しかし、もし犯人の一人が仲間の名前を思わず口走ったとしても、それを記録することはできません。カメラにマイクが付いていないからです。もし、この音声を録音できていたら、事件の解決に大きな助けとなることは確実です。これは、非常に残念なことです。

カメラへの集音機能は、ネットワークカメラの分野で搭載が進んでいます。これは、ネットワークカメラの利用形態によるところが大きいようです。ネットワークカメラは、インターネットを通じてオフィスのPCやスマートフォンでカメラの映像を確認できるもの。留守宅のペットの状況や、保育園/幼稚園などで子どもの様子を保護者に向けて配信するなどの用途に使われています。このような用途では、映像だけでなく、それに音声が加わることで現場の状況確認が正確に行えるようになります。犯罪状況の記録という従来からの監視/防犯カメラの性格とは異なり、今現在の様子をリアルタイムで把握するには、映像に加えて音声が必要となります。現場の状況をリアルタイムで配信するネットワークカメラにマイクが搭載されているのは、これを考えれば自然なことです。

マイクの搭載で、カメラの利用が多面的に

防犯カメラにマイクが搭載されたことで、様々なケースのお問合せをいただくようになりました。

まずは、法律事務所や買取店舗、病院、薬局など、会話が重要なケースです。

「言った、言わない」と言ったことが、トラブルの要因になっていることが多く、音声を聞き返すことで、トラブルの解決につながった。というお声も多くいただきます。

また、利用者からのクレームを受ける時にも内容がしっかり保存出来ていることで、警察への相談やその後の対応改善にもつながっているようです。

他にも、社内でのハラスメント防止を目的とした設置です。

カメラの映像とマイクによる「音声」が連動していることで、「抑止効果」になっている。というケースも少なくありません。

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