通学路の防犯カメラで子どもを守る

図書館の盗難防止には監視カメラ

世の中の犯罪の多くは、人間と人間の衝突によって生じます。意図的に衝突する事によって、何らかの利益を得るのが目的です。利益の形は様々ですが、衝突を引き起こす者は与し易い相手を狙います。なぜなら弱者を相手にして行動した方が、簡単に利益を得る事が出来るからです。その背景があるからこそ、腕力や経験が足りない子どもが狙われ易くなります。

子どもは格好のターゲットになるため、相応の防御の準備が必要なのです。

子どもが狙われるのは通学路

通学路に警備員を配置すれば、犯罪者が行動を起こし難くなります。しかし人員の配置には相応のコストが必要です。仮にボランティアに頼って通学路のセキュリティを高めるとしても、全てのポイントを抑えるのは難しいと言えます。通学路は生徒1人1人が異なるので、警備員の力で全ての通学路をフォローするのは、現実的な考え方ではありません。だから通学路に防犯カメラが設置されるようになりました。防犯カメラは多少の導入コストが必要ですが、維持費は神経質になる金額ではありません。

少なくとも警備員を配置し続けるよりも、コスト面は優れています。そして何より防犯カメラは世間に浸透しているツールです。多くの人が防犯カメラの視界を通した映像が、記憶媒体に保存される事を認識しています。犯罪者の立場で物事を考えるなら、防犯カメラは非常に驚異的です。なぜなら防犯カメラの死角を狙って犯罪行為を行っても、逃走や徘徊している姿が記録される恐れがあります。人目を頼った監視体制とは違って、防犯カメラの記録が残り続けるので見落としはあり得ません。通学路の要所に防犯カメラが設置されていれば、子どもに悪意を持つ者は軽率な行動を控えようとします。つまり通学路で行われる犯罪を未然に防ぐ効果が、防犯カメラには期待出来るのです。

録画映像は参考になる

防犯カメラが設置されていても、子どもに対して犯罪行為を行う者は存在しています。ターゲットにされた子どもにとっては不幸な事ですが、直ぐに確保する事が出来れば、新たな問題へと波及する事はありません。だからこそ少しでも多くの子どもを守るには、事後の対応は非常に重要だと言えます。その際にも効力を発揮するのが防犯カメラの魅力です。防犯カメラに記録されている録画映像から、犯人の特徴や犯行当時の状況が判明する場合があります。

それを参考にすれば不審人物の特徴が明確になるので、子どもや保護者への注意喚起に役立つのは間違いありません。警察にとっても捜査の資料になるので、犯人逮捕のスピードを飛躍的にアップさせる事が出来ます。新たな犯罪行為の防波堤になり得るから、防犯カメラの設置が急がれているのです。防犯カメラが子どもの安全を守っていると言っても過言ではありません。

防犯カメラを設置する事によって、通学路の安全は確実に向上します。しかし最近の防犯カメラシステムは録画映像の保存容量が大きくなっており、問題が発生するまで放置してしまうケースが少なくありません。

機械ものである防犯カメラと関連システムは、経年劣化による故障という宿命が付きまといます。トラブル発生時に故障が発覚したら目も当てられないので、定期的な動作チェックを業務フローに組み込むべきです。

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