ワンケーブル(PoC)防犯カメラと通常の防犯カメラの違い

防犯カメラケーブルの違い

弊社アルコムで取り扱っている同軸防犯カメラの配線のタイプは、大きく分けて2種類ございます。電源と映像を別の配線でやり取りする2ケーブルタイプと、1本のケーブルでその両方をやり取りするワンケーブル(PoC)タイプです。
このページではこれら2種類のタイプについて、それぞれ特徴を説明いたします。既存システムからの入れ替えの場合、既存システムがどちらかによって、機器構成が異なる為、まずは、既存システムの構成をご確認ください。 ※ご不明な場合はお電話でお気軽にお問い合わせください。

表でわかる!1ケーブル(PoC)、2ケーブルの違い

ワンケーブル(PoC) ツーケーブル
価格 高価格 低価格
施工時間 ツーケーブルと比較して短い 通常
カメラの種類 少ない 多様
ケーブル本数 1本 2本

1ケーブル、2ケーブルの違い

防犯カメラケーブルの違い

通常の防犯カメラ(2ケーブルタイプ)

防犯カメラへ電源を供給する役割と映像伝送を行う役割を別々のケーブルで行う機器です。一般家庭、オフィス、店舗など、様々な場所で使用されております。

メリットは、「機器コストを抑えて導入でき、相性に左右されず幅広い機器を接続できる」ということです。

デメリットは、電源と映像のケーブルを別々で配線する必要がある為、配線の工数増加と機器周辺にケーブルが多くなることで、周辺が煩雑になってしまうことです。

※ワンケーブルタイプの場合、適合した電源装置がカメラの他に必要です。


ワンケーブル(PoC)タイプの防犯カメラ

ワンケーブル(PoC)タイプの防犯カメラ

防犯カメラへ電源を供給する役割と映像伝送を行う役割を1本の同軸ケーブルで行う機器です。マンションや工場、ビルなど、配線距離が長い案件でよく使用されます。

メリットは、1本の同軸ケーブルで配線が可能な為、配線周りが非常にスッキリします。

デメリットは「カメラ、レコーダーの他に電源装置が必要な為、機器コストがあがってしまう」という点ですが、マンション、工場、ビルなど配線距離が長い案件の場合、機器代金と工事代金を合算した場合にトータル的には、安価に抑えることができる。という場合もございます。


2ケーブルタイプの場合

防犯カメラ接続イメージ

1ケーブルタイプ(PoC)の場合

ワンケーブル防犯カメラの接続イメージ図

ワンケーブル/PoC専用装置の紹介

電源供給装置・電源ユニット

長距離配線が必要とされる大規模システムの場合、同軸ケーブル1本で映像信号と電源を供給させる下記の電源ユニット(電源供給装置)が使われます。レコーダーや防犯カメラとの相性もあるため、電源ユニットを買う際には組み合わせの注意が必要です。

ワンケーブルにすることで変わること

防犯カメラケーブルの違い

マンションやビルにカメラを付ける際に通常のカメラ時の半数のケーブルで工事が行えます。

右図の例の場合、通常18本必要ですが、1ケーブルカメラだと9本で運用可能に!

逆に、一軒家や一室だけの場合はあまり1ケーブルのメリットを活用できません。

さらに工事費用や施工時間も短縮!

防犯カメラケーブルの違い

ワンケーブルカメラに関連する用語の説明

電源頂上方式

電源重畳(でんげんちょうじょう)方式は、ワンケーブルカメラの別名です。PoC「Power over Coax」とも呼ばれることもあります。同軸ケーブルに電源をのせて伝送することで、ケーブル一本で配線することができる配線方式です。

電源ユニット

電源ユニットは、ワンケーブルカメラの電源を同軸ケーブルに乗せて伝送するための機器になります。通常は電源アダプターがカメラ台数必要ですが、ワンケーブルカメラであれば配線を同軸ケーブル一本にまとめることができるので、配線工事費用を抑えることができます。

PoE(ピーオーイー)との違い

ワンケーブルカメラことPoCは「パワーオブコアキシャル」の略称で同軸ケーブルを使って配線する方法です。
PoEは「パワーオーバーイーサネット(Pewer over Ethernet)」の略で同軸ケーブルではなく、LANケーブルを使って配線致します。ケーブルの違いになりますが、ともにツーケーブルよりも配線が少なくなるため工事費用の削減や施工時間の短縮が可能です。

2WAY方式

ツーケーブルカメラをワンケーブルカメラとして使うことができる場合があります。それに対応したカメラの事を2WAY方式と呼びます。

一部該当商品のご紹介

ここまでの説明で、ツーケーブルとワンケーブルの違いがご理解いただけましたでしょうか?こちらはツーケーブルタイプとワンケーブルタイプの防犯カメラセットのご紹介です。