防犯カメラで入居率も変わる!不動産業界での防犯カメラ事情

弊社へのお問い合わせの中でもマンションやビルの管理会社様から「管理されている建物」への防犯カメラ設置のお問い合わせは多く頂いております。
また、「一人暮らしをするとき、家賃以外に重要視するポイント」の4位に防犯面が選ばれています。入居者は防犯面を重要視しています、不動産・管理会社はどう対応していけばいいかを解説します。
不動産価値を上げる防犯カメラ
防犯設備が充実しているマンションやビルの入居率は、防犯対策をしていない物件に比べて大きく差が出ます。
最近では「セキュリティ賃貸マンション」という売り出しやCMなどのメディアでもよく耳にするように、マンションやビルに防犯カメラを設置しておくことは当たり前となりつつあります。
防犯対策が必要とされている分「セキュリティ賃貸ルーム」として募集することで手軽に空室対策・入居率アップを図ることができます。
とくに女性の一人暮らしであれば、入居条件としてオートロックなどの防犯設備があることは今や必須となっています。オートロックと併せて防犯カメラが設置されていることをアピールすれば、さらなる安心感を与えることができます。
見守りとしての防犯カメラ
最近、誘拐殺人事件などが発生した際、以前に比べてニュースで防犯カメラの映像の公開をよく見受けられるようになってきました。近年では事件が発生したとき、まず捜査方法としては防犯カメラを使用して事件の足取りを追っています。
もし管理されているマンションやビル付近で事件が発生したときに近くにカメラを設置されていれば、警察に映像を提出し、その映像がもとで事件解決に導くことができるかもしれません。
防犯カメラを設置することで物件価値を向上するたけでなく、入居者や街の安心・安全に貢献する「社会貢献活動」となるのです。
入居者の意識向上にも
賃貸のマンションの問題点として、ごみの不法投棄や決められた曜日以外にごみを捨てる・駐輪場の違法駐輪などが考えられます。
これらの問題が多発すると住民同士のトラブルにもなりかねません。
防犯カメラをゴミ置き場や駐輪場、エントランスなどに設置しておくことで不法な行為をする様子はカメラに映りますので入居者の意識の向上を図ることが出来ます。
防犯カメラは外部の人を監視するだけでなく、入居者同士のルールやマナーを守る手段としてもお使い頂けます。
運用方法も簡単です
防犯カメラは設置して終わりではありません。
せっかく設置したらからには、24時間365日撮影し続けることをお勧め致します。
ただ、管理人さんが常駐されているマンションやビルであっても同じマンションに入居されていなければ毎日管理人室に来て映像を見る作業は大変です。そこで便利なのが遠隔監視設定です。
一度レコーダーにネットワーク接続の設定を行ってしまえば、どこからでもインターネットを通じてPCやスマートフォン、タブレットで映像を確認することが出来ます。
たとえば管理会社さんが自社ビル・自社マンションの様子を管理されたい場合も建物ごとにすぐに映像確認を行うことができます。大家さんや管理組合さんが管理される際も同様です。
防犯カメラをAIで管理、運用がもっと便利に
管理工数を削減したい。というのはとても大きな問題だと思います。映像をずっと見ていれば、異変にすぐ気づくことが出来ますが、監視し続けるのは現実的ではありません。
事故や事件があって、その瞬間の録画映像を確認したいがまったく見当もつかず、該当の映像を見つけるのに丸1日つかってしまった。というお話も珍しくありません。そんな時にAIの出番です。アルコムで取り扱っているHITOCAシリーズなら、録画した映像から「人間が映っている時間」「車が映っている時間」を抽出して、映像を再生することが出来るため、映像を見つける時間が、三分の一になった。という事例もございます。
マンション・ビルにおすすめの防犯カメラ
①テレビと同じ画質のフルハイビジョンで、より綺麗に。
マンションやビル等の案件でお客様からお問合せいただくのが「現在設置しているカメラを入れ替えたい」という内容です。
既に敷設されているケーブルを流用することが出来るため、コストと工事時間を抑えて設置することが可能です。
フルハイビジョンのシステムがスタンダードになり約5年ほど経過しましたが、まだまだ、ハイビジョン(100万画素)やそれ以下の画質のシステムをご利用されている設備も目にします。画質があがることで、夜間の画質も鮮明になり、不法投棄や駐車場のトラブルもより解決しやすくなります。
②4KやAIなどワンランク上のセキュリティへ
マンションやビルなどの防犯カメラは「同軸ケーブル」で配線するタイプが一般的ですが、LANケーブルで配線するタイプを導入することで、ワンランク上の設備にすることも可能です。
・最高峰4K(800万画素)カメラ
IPカメラならフルハイビジョンの約4倍の4K(800万画素)で映像を確認することも可能です。
4K(800万画素)で録画することで、映像を拡大した時もより綺麗になり、細部までの確認がしやすくなりました。
・運用する時間を大幅カット(HITOCAシリーズ)
録画した映像から「人」「車」が映っている箇所を検索することが可能です。
③運用が簡単なIPネットワークカメラ
運用方法が断然簡単に行えるのがネットワークカメラです。
専用ソフトやアプリへカメラのID・パスワードを入力するだけで簡単に映像を確認することが出来ます。面倒なネットワーク設定が一切不要なのでおすすめです。
録画も録画機を通さず、本体にSDカードを挿入し上書きを繰り返して記録することが出来ますので映像を見るときはSDカードを抜き取るのみです。
特に運用を簡単にされたい管理会社様や管理組合様にはおすすめです。
また、気軽にスマートフォンやタブレット端末で簡単に見ることができますので「セキュリティマンション」として打ち出し、入居者も手軽に映像を確認できるようにするのも効果的かと思います。
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