防犯カメラは雨樋に設置できる?壁に穴を開けない取り付け方と注意点を解説!

アルコム 担当者T 最終更新日:2026-10-22
防犯カメラは雨樋に設置できる?壁に穴を開けない取り付け方と注意点を解説!

玄関先や駐車場を防犯カメラで見守りたいものの、外壁にネジ穴を開ける固定方法には抵抗があります。新築や塗り替えたばかりの外壁なら、なおさら避けたいところです。壁を傷つけたくない場合の有力な候補が、雨樋への取り付けです。

この記事では、雨樋に防犯カメラを設置するメリットと取り付け方、雨樋を壊さないための注意点を解説します。記事を読めば、自宅の雨樋に設置してよいか判断でき、必要な金具と手順も分かります。結論として、専用の取付金具を使えば、壁に穴を開けない設置が可能です。

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防犯カメラは雨樋に設置できる?

防犯カメラは雨樋に設置できる?

防犯カメラは、専用の取付金具を使えば雨樋に設置できます。雨樋とは、屋根に降った雨水を集めて地上や排水口へ流すための筒状の部材です。多くの住宅では、外壁に沿って縦の雨樋が通っています。

取付金具はブラケットとも呼ばれ、防犯カメラを壁や柱に固定するための金具を指します。雨樋用の取付金具は、雨樋を挟み込んでバンドで締める構造です。雨樋にも外壁にも穴を開けずに防犯カメラを固定できます。

ただし、雨樋は雨水を流すための部材で、防犯カメラの重さを支える強度は想定されていません。防犯カメラの重さや固定方法を誤ると、雨樋の破損につながる点に注意が必要です。設置自体は可能なので、防犯カメラ選びと取り付けの注意点をあわせて確認しましょう。

雨樋に防犯カメラを設置するメリット

雨樋に防犯カメラを設置するメリット

雨樋への防犯カメラの設置には、壁にネジで固定する方法にはない利点があります。雨樋に防犯カメラを設置するメリットは、以下の3つです。

  1. 外壁に穴を開けずに設置できる
  2. 高い位置から広い範囲を撮影できる
  3. 配線を軒下に沿わせて目立たせにくい

外壁に穴を開けずに設置できる

雨樋用の防犯カメラ取付金具は、バンドで雨樋を挟み込んで固定する構造のため、外壁への穴開け工事が不要です。ネジ穴を開けた外壁は元に戻せませんが、金具を外せば雨樋も外壁も設置前の状態に戻せます。

外壁の穴は、防水の面でもリスクになります。穴の処理が不十分だと、雨水が壁の内部へ入り込んで雨漏りの原因になるためです。穴を開けない防犯カメラの設置なら、外壁の防水層を傷める心配がありません。防犯カメラの取り付けをやり直したい場合も、金具の位置をずらすだけで済みます。設置場所を後から変えやすい点もメリットの1つです。

高い位置から広い範囲を撮影できる

高い位置から広い範囲を撮影できる

縦の雨樋は、1階の地面近くから2階の軒先まで通っています。防犯カメラを取り付ける高さを自由に選べるので、玄関や駐車場全体を見下ろす位置への設置が可能です。

高い位置への防犯カメラの設置は、いたずらや取り外しの防止にも役立ちます。手が届く高さに設置した防犯カメラは、向きを変えられたり壊されたりする恐れがあります。脚立を使わないと届かない高さを選ぶと安心です。

配線を軒下に沿わせて目立たせにくい

雨樋は、軒先や外壁の角に沿って取り付けられています。有線タイプの防犯カメラでも、電源ケーブルを雨樋や軒下に沿わせて配線できるため、外観を損ねにくい点が利点です。

防犯カメラのケーブルをむき出しにしたくない場合は、配線カバーで覆う方法があります。屋内への引き込みには、エアコンの配管穴や通気口を利用できます。壁に新しい穴を開けなくても、配線まで含めて目立たない設置が可能です。

雨樋への防犯カメラの取り付け方

雨樋への防犯カメラの取り付け方

雨樋への防犯カメラの取り付けに、大がかりな工事は必要ありません。雨樋へ防犯カメラを取り付ける手順は、以下の5つです。

  1. 撮影したい範囲と取付位置を決める
  2. 雨樋の形状に合う取付金具を用意する
  3. 取付金具を雨樋に固定する
  4. 防犯カメラを取り付けて角度を調整する
  5. 電源を確保して動作を確認する

撮影したい範囲と取付位置を決める

最初に決めるのは、防犯カメラで撮影したい範囲です。玄関・駐車場・勝手口など、見守りたい場所を書き出すと、取り付けに適した雨樋の位置を絞り込めます。

防犯カメラの位置を選ぶときは、レンズに直射日光が入らない向きかどうかの確認も必要です。朝日や西日が正面から差し込む向きでは、逆光で映像が白くつぶれる場合があります。手が届きにくい高さに防犯カメラを設置できるかどうかも、確認しておきたいポイントです。

雨樋の形状に合う取付金具を用意する

雨樋の断面には丸型と角型があります。取付金具は雨樋の形状や太さに合わないと防犯カメラを固定できないため、購入前に自宅の雨樋を確認しておきましょう。

取付金具はパソコン周辺機器メーカーや防犯カメラメーカーの直販サイトなどで幅広く販売されており、円柱・角柱の両方に対応した製品や、用途に合わせたさまざまなタイプが展開されています。防犯カメラの固定用のバンドは、雨風にさらされても劣化しにくく錆びにくいステンレス製が定番です。

金具本体にはアルミ製やスチール製などの種類があります。

取付金具を雨樋に固定する

取付金具を雨樋に固定する

取付金具に付属するバンドを雨樋に回し、金具を挟み込んで締め付けます。締め付けが弱いと防犯カメラの重さで金具がずり下がり、強すぎると雨樋の変形につながります。締めたあとに金具を手で軽く揺すり、ぐらつきがないかを確かめてください。

固定の強さは、防犯カメラを載せる前の金具だけの状態で確認しておくと安全です。ぐらつきに気づかないまま防犯カメラを取り付けると、落下につながります。

防犯カメラを取り付けて角度を調整する

固定した金具に防犯カメラを取り付け、撮影したい範囲が映るように角度を調整します。スマートフォンで映像を確認できる防犯カメラなら、実際の画面を見ながらの微調整が可能です。

防犯カメラのレンズの前に雨樋本体や軒先が入り込むと、映したい場所が隠れます。映像で死角を確認しながら、取付位置と角度をセットで調整すると失敗がありません。

       

電源を確保して動作を確認する

防犯カメラの給電方法には、コンセントから給電するタイプ・LANケーブル1本で映像と電源をまかなうPoEタイプ・バッテリーで動くタイプがあります。屋外にコンセントがない住宅では、バッテリータイプを選ぶか、屋内からの電源の引き込みが必要です。

ケーブルの屋内への引き込みには、エアコンの配管穴や通気口を利用できます。コンセントの増設などの電源工事には電気工事士の資格が必要なため、資格のない方は作業しないでください。

防犯カメラ本体の動作は、雨樋へ取り付ける前に地上で確かめておくのが確実です。高所に固定してから初期不良に気づくと、脚立での作業をやり直すことになります。

防犯カメラの取り付けが終わったら、録画と夜間の映像を確認します。夜間の撮影が必要な場所では、赤外線LEDを搭載した機種が有効です。無線タイプの場合は、設置場所までWi-Fiの電波が安定して届くかも確認しましょう。

雨樋に防犯カメラを設置するときの注意点

雨樋に防犯カメラを設置するときの注意点

雨樋に防犯カメラを設置するときの注意点は、以下の5つです。

  1. 防犯カメラの重さで雨樋を破損させない
  2. 防水・防塵性能の高い屋外用モデルを選ぶ
  3. 隣家や道路の映り込みに配慮する
  4. 高所での作業は安全を最優先にする
  5. 賃貸住宅では事前に管理会社へ相談する

防犯カメラの重さで雨樋を破損させない

雨樋は雨水を流すための部材で、防犯カメラの重さを支える強度は想定されていません。重い防犯カメラの取り付けは、雨樋のたわみ・割れ・金具ごとの落下の原因です。破損した雨樋は雨水を正しく流せなくなり、あふれた水が外壁の汚れや雨漏りを引き起こします

雨樋に取り付ける防犯カメラは、小型で軽量なモデルが基本です。取付金具には、対応する防犯カメラの重さを5kg以下や2kg以下と案内している製品があります。防犯カメラと金具をあわせた重さが上限に収まるかどうかが、購入前の確認ポイントです。

防水・防塵性能の高い屋外用モデルを選ぶ

雨樋まわりは、雨・風・直射日光に常にさらされる環境です。屋外に設置する防犯カメラは、IP65以上の防水・防塵性能を持つモデルが目安です。IPとは防塵・防水の保護等級を示す規格で、数字が大きいほど保護性能が高くなります。

防犯カメラのケーブルの接続部にも、防水の対策が必要です。接続部をむき出しのまま屋外に置くと、雨水の浸入で故障につながります。市販の防水部材で接続部を覆い、防犯カメラ設置後も劣化がないか定期的に点検しましょう。

隣家や道路の映り込みに配慮する

隣家や道路の映り込みに配慮する

防犯カメラの撮影範囲は、自宅の敷地内が中心になるように設定します。隣家の窓や庭、道路の通行人が常に映る設定は、プライバシーの侵害としてトラブルを招きます。

雨樋への防犯カメラの設置は位置が高くなるぶん、想定より広い範囲が映りやすい点に注意が必要です。防犯カメラによっては、映像の一部を塗りつぶすプライバシーマスク機能があります。映り込みを避けられない場合は、機能の利用を検討しましょう。防犯カメラ設置前に隣家へひと言伝えておくと、誤解によるトラブルの防止にもつながります。

高所での作業は安全を最優先にする

2階に近い高さへの防犯カメラの取り付けは、転落の危険がある作業です。脚立は平らな地面に立て、支える人と2人一組で作業すると転落のリスクを減らせます。

雨の日や風の強い日の作業は、延期してください。濡れた脚立や雨樋は滑りやすく、事故につながります。脚立で安全に届かない高さへの防犯カメラの設置は、無理をせず専門業者への依頼を検討しましょう。

賃貸住宅では事前に管理会社へ相談する

雨樋は建物に付属する設備で、入居者の持ち物ではありません。賃貸住宅で雨樋に防犯カメラを設置する場合は、管理会社や大家へ相談し、許可を得てから取り付けましょう。

       

穴を開けない設置でも、金具の跡や雨樋の変形が起きれば原状回復の問題になります。原状回復とは、退去時に部屋や設備を入居前の状態へ戻すことです。 退去時に防犯カメラを取り外す前提で、跡が残りにくい金具を選ぶと安心です。

雨樋への取り付けが不安な場合は専門業者に相談する

雨樋への取り付けが不安な場合は専門業者に相談する

防犯カメラの取り付け自体に資格は必要ありません。一方で、コンセントの増設などの電源工事には電気工事士の資格が必要です。高所での作業や屋内への配線に不安がある場合は、専門業者への依頼が確実です。

専門業者には、雨樋の状態や撮りたい範囲をふまえた設置位置と防犯カメラの機種の選定から相談できます。雨樋に取り付けるべきか迷っている段階でも、判断材料を得られます。

防犯カメラ専門店のアルコムでは、全国約300件の工事業者と提携しており、北海道から沖縄まで各地の設置工事への対応が可能です。離島や一部地域は対応状況が異なる場合があるため、事前にお問い合わせください。電源工事は有資格者が法令に基づいて行うため、資格が必要な作業もまとめて依頼できます。

雨樋に設置した防犯カメラのメンテナンス方法

雨樋に設置した防犯カメラのメンテナンス方法

屋外に置いた防犯カメラは、設置した時点が最も良い状態で、時間とともに汚れや劣化が進みます。雨樋に設置した防犯カメラのメンテナンス方法は、以下の3つです。

  1. レンズや本体の汚れを定期的に取り除く
  2. 金具と配線の状態を点検する
  3. 防犯カメラのソフトウェアを更新する

レンズや本体の汚れを定期的に取り除く

屋外の防犯カメラには、ほこり・雨だれ・鳥のふんなどの汚れが付きます。防犯カメラのレンズが汚れたままでは、映像がぼやけて肝心の場面を確認できません。柔らかい布で防犯カメラのレンズと本体を定期的に拭き、きれいな映像を保ちましょう。

金具と配線の状態を点検する

金具と配線の状態を点検する

防犯カメラの取付金具のバンドは、振動や温度変化で徐々に緩む場合があります。金具のぐらつきと雨樋の変形がないかを、あわせて確認してください。緩んだ金具を放置すると、防犯カメラの落下や雨樋の破損につながります。

防犯カメラの配線も点検の対象です。屋外のケーブルは紫外線や雨で劣化しやすく、断線や接続部の腐食が映像の途切れを招きます。

防犯カメラのソフトウェアを更新する

ネットワーク接続型の防犯カメラには、メーカーから本体ソフトウェアの更新が提供される場合があります。更新には不具合の修正やセキュリティの強化が含まれるため、放置しないことが大切です。

アプリや管理画面で更新の通知を確認すれば、防犯カメラを最新の状態に保てます。

まとめ|雨樋への防犯カメラの設置は専用金具と事前確認で安全に進めましょう

雨樋への防犯カメラの設置は専用金具と事前確認で安全に進めましょう

雨樋は、壁に穴を開けずに防犯カメラを設置できる取付場所です。記事の要点は、以下のとおりです。

  1. 専用の取付金具を使えば雨樋に防犯カメラを設置できる
  2. 取付金具は雨樋の形状・太さ・耐荷重を確認して選ぶ
  3. 防犯カメラは軽量で防塵・防水性能の高い屋外用モデルを選ぶ
  4. 隣家や道路の映り込みと高所作業の安全に配慮する
  5. 賃貸住宅では管理会社の許可を得てから設置する
  6. 設置後は汚れの清掃と金具・配線の点検を定期的に行う

金具選びと防犯カメラの重さの確認さえ押さえれば、雨樋への設置は外壁を傷つけない現実的な選択肢になります。一方で、電源工事や高い場所での作業が必要な場合は、専門業者に任せる判断も大切です。無理な自力での設置は、雨樋の破損やけがにつながるためです。

  

機種選びや設置場所に迷った場合は、防犯カメラ専門店への相談で解決できます。アルコムでは、防犯カメラの導入についての問い合わせを以下のページで受け付けています。

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参考情報

・アルコム「アルコムの設置工事について」
https://www.arucom.ne.jp/security_column/useful_column/set_kouzi.html

・アルコム「防犯カメラの設置はDIYでできる?7ステップの手順とおすすめ機種3選」 https://www.arucom.ne.jp/security_column/useful_column/diy.html

・誰でも簡単にわかる!初心者の為の防犯カメラ講座

・家庭用や簡易型の防犯カメラの選び方

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この記事の制作者:アルコム 担当者T

株式会社アルコム:2003年設立の20年以上実績がある防犯カメラ専門店。福岡県内の警察署・交番300ヶ所以上に防犯カメラの設置や美術展示会などへの防犯カメラ提供の実績が多数。

担当のT:防犯カメラ業界に10年在籍しており、販売と提案実績も多数。防犯カメラに関するホワイトペーパーや防犯カメラに関する記事などの制作も多数。

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